2021年05月04日

【ドラマ】 透明なゆりかご 2018年



NHKで放送されたドラマ。
素晴らしい作品。

・海のそばに建つ産科病院
・屋内のシーンでも聞こえてくる波の音、海鳥の鳴き声
・柔らかな陽射しが差し込んでいる、分娩室、診察室、待合室、病室

茶化して言うと、
ちょうど10回なので、
これが民放ゴールデンで1クール放送されたなら、
世の中にものすごいセンセーションを巻き起こしたに違いありません。

変な話で、
NHK金曜夜10時ドラマ10だとそうならないんですね。
それが好いと思います。

第9回放送前に発信されたメッセージ、
「まずHPのあらすじをご覧下さい。耐えられないとお感じであれば、視聴を回避して頂いても構いません。」
とは、テレビドラマとして、前代未聞な表明だと思いますが、
スポンサーをつけないNHKだから言えることですし、
プロデューサーが素晴らしいということかもしれません。
(制作統括 - 須崎岳(NHKエンタープライズ)、橋練(NHK))



初主演で、こんなに難しい役柄を
おそらく期待以上にやり遂げたので、
当たり前のように朝ドラヒロインになった
清原果耶の凄さ。

・単に上手いというのではなく、
(見たことあるという感じではない)自然で繊細な表情

・特に目立つ言動や行動をしなくても、
 ドラマの品を生み出す主役としての柄の良さ

( このあと、NHKでは、時代劇をやり、次に戦時中のドラマをやった。
  大河ドラマに向けて、
  NHKには育成計画でもあるのではないか・笑 )


もちろん、周りの俳優さんたちも、素晴らしかった。

・医者の純粋な使命感が伝わる、瀬戸康史
・医師の後ろに控え支えている存在感を醸し出す、原田美枝子
・心に残る引け目を表現する、酒井若菜


お話の内容については、

毎回が、独立したお話である一方、
10回を通じ、主人公の成長を描いているところが好かったです。

最初は分からなかったのですが、
第4回に至り、
各回の重要ないくつかのシーンは、
主人公の想像であるとの思いに至りました。
主人公は人の気持ちがわからないことに悩んでいますが、
それに代わる素晴らしいイメージ力を持っている。

−視聴者の私たちが物語の中で観た重い出来事を浄化してくれるような

心に思い描いているだけで当初は傍観者にすぎなかった主人公ですが、
第9回では、主要人物に重要な働きかけを行うことになり、

最終回では、
主人公は、人の気持ちが分からないことを認めつつ、
自分自身が嬉しかったことを語ることで、
相手の心を動かすことができました。

そして、物語の最後、
主人公が母親に、
「そんなこと、思っていないくせに」と言います。
よく聞く、ありふれた台詞ながら、

相手が思っていることを分かっているわけではないけれど、
そう口に出せる、ということが、
主人公の成長を示している、
とても感慨深い台詞でした。





【各回の感想】

第1回「命のかけら」

初見のときは、
主人公と母の会話の
一枚下のひりひりが分からなかった思い出。
どこか変な母娘だなとしか。

分娩室のシーンで、
本当はマスクをするべきところ、
分娩を初めて目の当たりにして
マスクの紐が片側とれているのに
主人公が気づかない
という演出で
主役の表情を見せるようにしている、

コロナ後の再放送で気づきました。

こちらがマスクに関する演出に
敏くなってしまっているからなのですが。


第2回「母性ってなに」

( はい、一瞬で母性に目覚めた表情を超アップで。 )

それにこたえる10代の初主役俳優・笑

( 加えて、NHKの
  母性に目覚めさせられると説得力ある赤ん坊の調達能力 )


第3回「不機嫌な妊婦」

十二分に見応えのあるお話でありながら、
かつ、
まるごと第4回の伏線になっているエグさ。


第4回 「産科危機」

スローなhappy birsthdayで始まる(「Re-Happy Birthday」)

時間経過が示される。
 12:08 出産
 12:24 出血が多い
 12:43 出血量1500、血圧90
 12:53 出血量2000
 12:56 意識レベルの低下、血圧84/52
 13:03 血圧76、挿管準備、出血量2200超
 13:13 搬送
 14:17 開腹
 15:01 死亡

エンボリ Embolization 塞栓術

母親が、
「あったかもしれないね、死のうとした事」
と言ったので、
主人公は、とあるシーンを想像し、
「きっと(母娘が)ふたりで止めたんだ」
と考える。

主人公のイメージ力が私たちに救いを与える。


冒頭と同じ劇伴で物語が終わる。


第5回 「14歳の妊娠」

一番心に残った回。

私は男なので、
このドラマが表現しようとしているところ、
理解できているのか、
はなはだ怪しいのですが、

この回に登場するお父さん(信太昌之)、

娘の出産に大反対するものの、
産まれた赤ちゃんに大感激し、

決して悪い人には描かれていないのですが、
母と子の絆の物語に、
どこまでいっても直接関わることがない・笑、という、
妊娠・出産に対する男の立ち位置の描かれ方が、
印象深いものでした・笑。
(最後に登場する妊婦の一族にも父が登場しない。
 お父さんは何処の海に!・笑)


第6回 「いつか望んだとき」

人の気持ちが分からないから、
「心から患者さんの気持ちを分かろうとする」


付き添いが必要なのは、一人きりで帰さないようにするため。



第7回「小さな手帳」

へその緒と一緒にいつまでも保管されている小さな手帳

ハードな運命に心がぐらぐらにさせられる登場人物ばかりのこの物語で、
アオイの母(酒井若菜)は、
離婚、難しい子どもの教育、ワーキングマザーとしての自立など
人生の難関をくぐり抜けた強い人だと思います。
主人公はその娘。

( この物語では第5回と同じくアオイと父との関係の描写は省かれている)

注意欠陥多動性障害





20181223記

音楽(清水靖晃)が素晴らしく、
サウンドトラックを購入しました。

物語の最後に流れた「Happy Birthday to You」は、
「Re-Happy Birthday」という曲名になっていました。

それは、
第1回で語られた「透明な命」に向けた言葉なのかも、
と思いました。

慈愛の日々 - 清水靖晃
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2021年05月01日

【ドラマ】 大豆田とわ子と三人の元夫 2021年 (書きかけ)



洒落ていることには
洒落ていること以外の何があるんだろう。




いわゆるトレンディドラマ
私は1クール全話観たことがない。

それらが制作、放送されたころ、
私は、
それらが放送されている時間に家に帰ったことがなかった。

リゲインとかタフマンの時代だ)

たまに断片を目にしても、

このドラマの登場人物たちは、

外目にスマートな仕事ぶりで、
とても家賃の高そうな小綺麗な住処に棲んでいるのが、

自分の生活感からはとても遠くに感じられ、
現実感がなかった。

そして、一番理解できなかったのは、
男女がくっつくにしても、分かれるにしても、
納得感を持てなかったこと。
くっつくことになってるからくっつく、
分かれることになってるから分かれる、
みたいに思えた。


「大豆田とわ子と三人の元夫」には、それと同じ気配を感じる。

・コロナのない世界
・本人の意識はどうあれ、仕事では成功
・都心にあんなお洒落なお店を開店するには資金がどれだけ必要か
・大豆田とわ子の家のリビングは何平米なんだろう。
 加えて少なくとも、とわ子と唄の部屋があって、家全体は何平米なんだ。
 ( 彼らの生活圏は渋谷区内だ。 )

こんなことをドラマでいちいち言うのは不毛だとも分かっていますけれども。







それはともかく、伊藤沙莉のナレーションという発明。




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2021年04月30日

【ドラマ】 朝ドラについて(書きかけ)



朝ドラという形式、形態そのものが、
「毎日、こつこつやってると好い事あるよ」
ということを体験させてくれる。

長い物語を長い間観てきたがゆえの深い感慨をもたらす。






いつか、大坂なおみをモデルにした朝ドラが作られるだろうか





NHKの朝の連続テレビ小説、朝ドラについてのいろいろの覚書


■朝ドラの制作目的

視聴者が、毎日、毎朝、観て、楽しい、ということが真ん中だと思います。

「ああ、おもろかった、さあ、今日も働こか」みたいな。

観た後、なぜ主人公はあんなことしたんだろうと1日頭に残るようなことがあってはイカン。

語弊がありますが、
そんなに難しいお話でなくてもいいのだと思っています。

しかし、名作と言われるものでは、

明日、どうなるか気になってしまって、
とか、
重要登場人物がいなくなってしまって、

今日の仕事が手につかない、

ということも。

私の経験では、

ちりとてちん 第115回
あまちゃん 第132回
ひよっこ 第105回
など
15年間で3つ挙げられれば、

それはとても幸せな思い出ですが、
いつもいつもそういうことでは疲れてしまう・笑。


毎回、レベルの高いドラマを観たいのだという人もいるでしょう。
望むなら、私もそうです。でも、

おしん
カーネーション
スカーレット
ローテーションで延々続くとしたら、

個々の作品は繰り返して観る価値のある名作ですが、

私は、喜ぶのは最初だけで、全部観終わらないうちに、

ごめんなさい、もうお腹いっぱいです、私が間違えていました、
ここらで、もう少し、気楽に楽しめるやつをお願いします、

って言うと思います・笑。


■朝ドラは大変特殊なドラマ

仮に大駄作だったとしても、視聴を止めずに、物語が終わるまで文句を言い続ける・笑
民放の連続ドラマなら、観なくなって、誰も話題にしなくなるだけなのに。
観なきゃいいじゃんと言われたら、ムキになって言い返す・笑

ドラマに対してでなく、その人の生活に文句をつけているみたいになるのかな、
人によっては、嫌でもなんでも毎日同じ時間に観ることになっている特殊なドラマ。


ただ、ひとつ指摘しておきたいのは、
私も含めて、いわゆる、
Twitterの朝ドラクラスターは、朝ドラの作り手からみて、視聴者層の真ん中ではない。


■AK、BKという分類や系統は存在しない。


長年、朝ドラ作品およびその制作にまつわる情報に親しんでいますが、

東京制作、大阪制作、それぞれが独立していて、
まるで、各々が映画における松竹や日活であるがごとく、
各々の定めた方針あるいは特定の決定権者によって、
コントロールされているというようなことを示す事実に
触れたことがありません。

私が持っているイメージは、

サラリーマンが、ときに東京営業部、ときに大阪営業部へ
異動してお仕事するように、

サラリーマンのテレビ部長、プロデューサー、ディレクターが、
東京へ異動したり、大阪へ異動したりして、
そのときそのときのお仕事をしている、

というものです。

「今は、誰それさんが、ドラマ部長だから、」という
論評は成立するのかもしれませんが、
夕刊〇〇の記事みたいだ・笑。

TBSのドラマとフジテレビのドラマを
放送局単位でひとまとめにして比較するように、

TBSのドラマってこうだけど、
フジテレビのドラマってこうだし、とか、

月9と日曜劇場を比較して、
月9ドラマはこうだけど、日曜劇場ってこうだから、みたいに、

まあ、そんな乱暴な論も寡聞にして見たことがありませんが、

AK朝ドラってこうだから、BK朝ドラってこうだからって、

AK・BKという独立した制作主体があるかのように論じるのは、

前提から的を外しているように私には思えます。


(参考)

  https://otocoto.jp/interview/hiyokko01/

  http://blog.livedoor.jp/p_s_y/archives/51770206.html


■自分の嗜好がわかる

自分はこういうのが苦手なんだなと気づくことがあります。

苦手とは、

明日が楽しみだな、という気持ちにならない展開。

私の場合、

気の荒らそうな岸和田の皆さん(スカーレット)
娘を売るために営業妨害しにくる反社の皆さん(おちょやん)
気が病んでしまいそうなお姑の圧力(おしん)など。

私はそうではないのですが、
いわゆる毒親表現を大変つらく感じる方が多いように思います。

しかしながら、
ひとりひとりにそういう好き嫌いがあり、
作品の良し悪しとは別と考えます。

万人にうけることが求められている、朝ドラや大河は、
大変だなと思います。


■朝ドラとして選択されるテーマ、内容

主人公や内容の選択も時代の流れ、視聴者の変化などとのタイミングがあるはず。

いつか、大坂なおみをモデルにした朝ドラが作られるかもしれない、

私は、いつか、
大坂なおみの小学生時代を子役が演じる朝ドラを観ることを夢想する。

でも、今(2020年)企画しても、皆が楽しめるドラマとしては、時期尚早的な意味で成立しないと思う。


■戦争・敗戦・国防婦人会

・戦争を描くなかでヒロインの不幸が極まっていき、
 敗戦によって底打ちする展開がよくあります。

 しかし、戦争と敗戦を
 物語展開の転換器やカタルシスの道具として使い、
 「お国に騙された」と登場人物の免罪符になったりするのも、
 危うい思いがするところではあります。

 この部分についても、
 「おしん」はよくできていると思います。

・ヒールとしての「国防婦人会」
 「婦人」であることが朝ドラ要素なのでしょう。
 女の敵は女みたいな。

 でも、夫や息子を軍にとられて、
 盲目的に戦争に協力することが生きがいになってしまった、
 とか、
 戦後、どのように変わったのか、とか、

 もう一段、深い描きかたもみてみたい。


■朝ドラ主題歌

朝ドラにおいて、主題歌、オープニング曲は、大変重要な要素です。

「おしん」は、全297回で4455分・74時間15分の大作です。

毎回、冒頭がオープニングタイトルで、テーマ曲が流れます。
約65秒間あります。月曜日は約80秒です。
毎週、405秒で6分45秒。

全体では、74時間のうち、5時間半余りはテーマ曲を聴くことになります。

( 月曜日放送は49回(297÷6=49.5)と仮定して、
80*49+65*(297-49)=20040秒 )


  
・必ず主題歌から始まるオールドスタイル

・パターンが変わってきた最近のパターン

 おちょやん


■ヒロインオーディション

かつては、演技経験のほとんどない人をオーディションで選ぶことがあったようですが、

おちょやん」で杉咲花が、
2種類の関西弁を自然に話すこと、
(関西喜劇人の関西弁が不自然では話にならない)
劇中劇を演じ、しかも、最初は素人からだんだん熟練していく、
などを要求されているのを見て、
要求レベルがとんでもなく高いことを感じます。

経験の浅い俳優を抜擢する場合は、
そのこと自体を活かすような設定など
必然性のある工夫がないと成立しないのでしょうね。


芳根京子「『7月に体調を壊して、8月にマネージャーさんとケンカして、9月に精神が崩壊する』というジンクスがある」
 (20170721 ダウンタウンなう)
まだ、放送が始まる前に精神崩壊しているという・笑


■長い物語、長い撮影期間

そんなに重要なシーン、台詞がなくとも、長く画面に登場していた人物がここぞというところでいいシーン好い台詞を。
観るほうも長く観てきたからこそ深く感じ取れる。

 おちょやん 第98回の石田香里(松本妃代)


また、いい演技、いいやりとりが、長くいっしょに撮影してきた演者同士の関係性から醸し出されているのではと思うことが。









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2021年04月28日

【ドラマ】 おちょやん 2020年 ( 書きかけ )



2020年下期の朝ドラ

千代が、ふたつのことを交互に語る

「ほんま生きるてしんどいな」

「今まで辛いことばっかりやったかもわからへんけど
 大丈夫、だんない
 きっとこれからはええことも仰山ある

 明日もきっと晴やな」


( でも、
  ホームページの番組紹介に、
  「結婚生活は破綻」とか明言しているなど、
  テルヲの件だけでなく、
  相当、しんどい人生のお話。

  千代は、自分の喜劇を
  父にも弟にも見てもらうことがなかった。

  どんな風に着地するのかなあ。 )


しんどい人生のお話を1週間単位で前向きに決着させていく、

わざありのドラマ作り。

■「おしん」を思い出すところ

「うちがあんたらを捨てたんや」という台詞、
千代とテルヲとの関係、
千代と栗子との関係、
などに
おしん」での
俊作がおしんに説いた台詞を思い出しました。


■少年ジャンプの胸熱展開



第28回は、
本番前日に主役に抜擢、
師匠の手遊びと思っていた薙刀を活用した突飛な発声練習、
徹夜の稽古、
本番でのアクシデントをアドリブで大逆転。

同じような展開の少年漫画をたくさん読んだことがあります・笑。

そんな胸熱展開を15分のなかに盛り込んで楽しませてくれます。


1週間単位で、課題に前向きに区切りがつくので、
金曜日のお話がたいてい楽しいです。

また、
朝ドラは毎回の最後はヒロインのアップが多いものですが、
本作では、
次回、次週の敵役のショット(最初は顔を映さず背後のカットから・笑)で終わることがありました。

そういうところも、少年マンガっぽいなと思うことがあります。



第84回で、
家庭劇の面々がそれぞれの事情を述べて去っていきながら、
第85回で、
自分から戻ってくるところなども、
既視感のある展開です。
でも、
それが好いのです・笑。

よくある少年マンガとは違うなと思えるところは、
一平、千代は、周りの大人たちと比べて、
未だ何も成し遂げていない人間として描かれていて、
脈絡なく特別な才能を発揮して課題を乗り越えたりするようなことは
ない点です。


■子・弟子から、父・師匠への愛憎のお話

相互の愛憎ではなく、子どもからの一方的な愛憎のお話(千代・一平・千之助・寛治)

そういえば、
百久利さんの千之助さんへの尊敬もそういうところありましたね。(第68回・69回)


一方、
子の心、親知らずというところが、
テルヲ、初代天海にはありますね。

そこから、どのように「大阪のお母さん」にたどり着くのか、
大変に興味深いことです。


■千代の特性

子役期の千代には、

お父ちゃんを蹴って鶏を売りに行かせる勝気。
「うちはかわいそやない」と反発するプライド。
「明日もきっと晴れやな」と思う前向きな性格。
「おはぎをくれない」ではなく「おはぎ、おおけに」とウソ泣きする才気。

などが、見えました。

口が達者なのは、
お父ちゃんから受け継いでいるもののように思います・笑


■河内弁

よくある大阪弁だと、
「なんで、あれへんねん。」
みたいなところ、
「なんで、あれぃんね。(字幕表記)」

となっています。

今まで、ドラマではあまり見たことがありません。


( 私は河内弁ネイティブなのですが、
  この年まで、
  自分もそう喋っていることを
  自覚していなかったかも
  しれません・笑 )


主役の方言が大変上手であるとの評価は同意しますが、
第1回冒頭の語りだけは違和感を感じました。

それよりも、

ヒロインが、
2種類の関西弁、
河内弁と道頓堀の大阪弁(船場言葉、島之内言葉)を
両方ともに、
場面に応じ使い分けているところが、

過去作品でもあまりないと思われる
特筆すべき素晴らしさです。


■アバンタイトルと主題歌

本作では、前回までの振り返りの短いアバンタイトルが入って、
主題歌が始まるパターンを主に使っているようです。

イントロなしで歌が始まる主題歌が、
振り返りの内容が、
面白くても、
せつなくても、
ともにはまるのが素晴らしいなあと思います。

また、朝ドラは月曜日だけ主題歌が少し長いのが通例ですが、
始めのAメロが繰り返されることにより、
長くするパターンは珍しいなと思います。


■オープニングタイトル

にわとりが運んでいた卵を
竹林で落としてしまい、
その卵が孵化したら、子猫で、
ビー玉のようなお月さんに向かって、
一人きりで笹船を漕ぎ、街にたどり着く。

お話のまんまでした。

そのあと、
綱を渡り、空を泳いでいたのに、
いったん落ちるところがあるのが気になります。

そのあと、ラジオに乗って浮かび上がる。



■サントラ



カチューシャの唄 ~チンドン ver.~ - 青木美香子
[iTunes]カチューシャの唄 ~チンドン ver.~ - 青木美香子


■「岡安」と「福富」

つまり、

ダウンタウン(篠原涼子)対 志村けん(いしのようこ)


■忘れんように書いとこ

・戦争も終わり、亡くなった方もいるなかで、
 千代の紫のバラの人が全然読めない件・笑
 最初、ヨシヲだと思っていましたが、
 一周回って、一平なのかな。
 山村千鳥かな、
 栗子かな・笑。
  Twitter情報で、
 栗子&栗子の子供に賭けたくなりました。
 栗子の子供(または孫)は千代のこの世でただ一人の血縁者。
 しかも、
 その登場は千代がまた独りきりになったときではないでしょうか。

 ここまで引っ張るからにはと期待も高まる・笑(第95回 20210416)




・大山社長の米粒

・高峰ルリ子のカメラ目線

・福富の椿と学生さん

・脈絡なくメタな対応
 (ルリ子だけでなく千代もカメラに向かってうなづいたことがある)


( コロナの影響で放送回数が減って、いろいろ影響を受けているのかもしれない )





■第1回「うちは、かわいそやない」

物語は、大正5年から。

■第5回

脚本も演出も演技もよかった。

子供が奉公に出るということの理解が、
大人と子供で差があることを表現していた。

最後のシーンも毎田暖乃の演技が素晴らしいものだった。

作 八津弘幸 演出 梛川善郎(なぎかわよしろう)



「うちがあんたらを捨てたんや」

後の展開を見て、
言わずに済むなら言わないほうが、
人にぶつけないほうがよい言葉というものがある、
( また、人に言わせるようなことをしてはいけない )
と思うところがありました。


( 
  梛川ディレクターについて私が聞いたことのある話
  芳根京子「梛川さんにぶわーって泣いちゃって」
  夏菜  「私もなぎさんに泣いた」「いつもなぎさんだった、頼るの」
  (20170721 ダウンタウンなう)
 )



■第15回



ちゃんと判って言っているわけではありませんが、
涙ではなく、顔の表情で魅せる。
歌舞伎の見得のような。


■第35回



■第45回

一平の包帯の下がポイントと、
予想できていたので、

顔が腫れてるくらいでは、
千之助は心が動かんから、
顔に落書きがしてあることを予測したのですが、

あとから考えると、
そのくらいで笑ってしまっては面白ないし。

天海との思い出との関連があるとよかった。


高峰ルリ子(明日海りお)のカメラ目線にオチはあるのか?

この週、ずっとカメラ目線のところで笑ってきたので、

「新しい喜劇を一緒に作っていきましょ」
のところで、
思いっきりカメラ目線で同意してくれると、
視聴者の側としても、
「うん、うん」と頷く準備をしていたんですが、

ここだけ、
カメラ目線じゃなかったですね。

ルリ子さんは、喜劇がやりたくないのかな?


■第50回

「彦一郎さん!」と言うてしもて、ウケをとったルリ子さんが、
落ち着きをとり戻し、
客席にしきりに視線を送っているのが、
カメラ目線のオチだったのかな。

( こちらが勝手にメタなくすぐりと思っていたけど、
  違う狙いのフリで、
  狙いが完遂できなかったのか、
  まだ、先に決着があるのか。 )

■第57回

千代の部屋で、母と幼い自分の写真を見るヨシヲ。
もしかして、
自分が映っているとわかっていないとか。

■第58回

冷え冷えとしたお話の展開。

思えば、千代が大事にしている母とヨシヲの写真も
ずっと千代が持っていたのだから、
ヨシヲには思入れなど感じることはできず、
そもそも、
実の母の顔も覚えていないのではと思うと、

そんなふうに竹井の家を破壊した
テルヲはとんでもないことをしたんだなと思いました。

■第61回



■第65回



■第69回

千之助は、人に頭を下げるときに、
「あれ何や」と、
外連を使ってしまう人。

万太郎と好対照だと思いました。


( 万太郎はおそらく、
  そういう手管はださいと思っているはず )


■第70回

高峰ルリ子のカメラ目線。

大山社長の伝言が、
書き物を読み上げるのではなく、
そのまんまを口移しするのでなく、
熊田さん(西川忠志さん熱演)自身の熱い想いが乗っかって、
劇団員みんなの気持ちが盛り上がる、
活きた気持ちのやりとりになっているところが好かった。

その時、
盛り上がる劇団員のなか、
千代は一番端っこにいます。
このようなヒロインの立ち位置は、
歴代の朝ドラのなかでもとても珍しい。

万太郎と千之助については、
少し気味の悪い、卵の悪戯から、
関係修復のいたずらの応酬に発展し、
最後に両名とも、
「食べるもん、粗末にしたら、罰あたるんや」とお仕置きを受ける、
この落とし前が好かった。
食べ物を粗末にするからとドリフのコントが嫌いなお母さんも納得・笑。




70回で、予定の半分は過ぎているようなのですが、
まだ、「大阪のお母さん」とか片鱗も見せてない、
これからも、
いろいろ大変な予感。

■第72回



■第74回

こないちっちゃいちっちゃい石やったんやわ
それでも激痛やで
人間なんて弱いもんやな

肉親のことについて心に刺さった棘ならなおのこと。



■第75回

どんなに憎んでいる相手でも、
内なる黒い気持ちを押さえつけ、
相手を奮い立たせ励ます、

それは自分自身をも救うことになる。

「許す」「許さない」の二者択一、
または、
憎まれた方から贖罪、

などとは異なる決着が好かった。


同じ長屋に、夫婦と子ども(姉弟)2人の家族がいることを
1週間かけてみせている。

みつえの
「ああ、この人も親なんやなと思てしもてな」という台詞に、
第3週、第11週のシズ・みつえの物語を思い出し、
さらなる趣を感じる。
朝ドラを毎日毎日観る楽しみのひとつです。





ええお弔いのシーンでした。



こういうことがあったという覚書





■第81回

一平「今から俺が何きいても、ええで言うてくれな
一平「こないな時やのに、芝居やっててええねやろか
千代「何でそないなこと
寛治「ええで。ええんですて。
一平「(千代に向かい)せやな、ええねやんな、うん

一平の胸中、
現状にあまり疑問を感じていない千代の態度、
寛治の感受性、

台詞はシンプル、
演者が深く演じる、

好いシーンでした。


■第89回

「私はただ、しようと思うことは是非しなくちゃならないと思っているばかりです」

美しい台詞は千代の内に染みて蓄えられ、
一時的に見失っても無くなることはなく、
ここぞというときにその身のうちから溢れ出て、
自らを奮い立たせる。


■第90回

福富の椿さんの消息も明らかになるとよいのですけれど。
福富がみつえによって料理店として続いていくなら、
またそこで働くとか。


■第95回

一平が老け演技をしているのに対して、
千代が口調の若い未成熟な演技なのは、
それも計算された俳優の演技なのかも。

「お家はんと直どん」の台詞

「親として、この結婚は反対です」
「あんたさんは生娘の初恋を踏みにじるおつもりですか」
「そういうあなたこそ生娘の初恋を踏みにじったドタヌキのくせに」
「あんた、おてるさんかいな、ああ、えらい年季が入ったなあ」
「私は今日まであんたにだまされた、傷物にされたと恨んでました」
「わしはあの時からずっと、あんさんのことを思ってましたんやで」
「ほかの奥さん貰て娘さんまでいてるくせに」
「それとこれとは話が別やがな」
「もう取り返しのつかへんことですけど、あんたの気持ち分かって、うれしいわあ、直どん」 


■第97回





「そういうあなたこそ生娘の初恋を踏みにじったドタヌキのくせに」

( 第95回の千代と千之助のドタヌキの台詞のやりとりをふまえ用意されたものかも)

岡福の調理場には、みつえと福助の祝言か家庭劇か集合写真が掛けられている。


■第99回

ルリ子さん、千之助、大山社長が物語から既に退場済みであることに、
展開上の必要性があるんだなあと思うことなど

寛治の料理が満州で覚えた(ヨシヲから教わったかもしれない)ものであること



■第100回

朝ドラらしからぬエグイ展開なのですが、

・テルヲの件すら中間イベントだった

・親も弟もこの世を去り、
 同じような境遇の片割れ、長年の同士は
 別の家族を作り、
 ひとりぼっちに戻される

・きっぱりと自ら離縁を決断し相手の幸せを願うことを口にしながら、
 「ほんまにそない思てんのか」と自分を疑った。
 現実世界で自分を偽り演じているのではと。

・そのような気持ちでは、今までと異なり、
 舞台のうえで、演じることにより状況を昇華することもできなかった

( 台詞通りもアドリブによる変化もできなくなった千之助は自ら舞台を降りた )

これでも、なお、朝ドラとして成立させるために、
描き方の加減を考え考え、脚本も演出も大変に苦労しているのではないかと思いました。


奉公に出されたときは「うちがあんたらを捨てたんや」と言い放った。
テルヲに対しては恨みを飲み込み励ました。
今度はどうやって乗り越えるのか。

( 第95回と第100回のふたつの劇中劇を続けて撮影しているのなら、
  座席に座っている岡福一家含め、
  俳優のみなさんってすごいですね
  杉咲花と成田凌は、
  初演と再演初日と再演千秋楽と
  3回とおりの演じわけを準備しなければならない。 )

( クランクアップの写真での千代の姿が、
 「お家はんと直どん」の衣装のようでしたが。 )

( 相手にも自分と同じような人生の道程があり、
  尊重し、慈しむということか。20210428 )


・あさイチの受け

華丸「どうしよう、土日手分けして探そう」
 本編でのみつえや香里の態度とも響きあう、素敵な受けでした。

(火曜日に、「これ受けれたら、もうホント「受ける力」っていう本だせる」
 と言った博多華丸師匠。)

■第101回

桜庭君、頑張れ、芸能史に貢献してるぞ。
(桜庭三郎:野村尚平)



■第102回

「箕輪悦子」という言葉が出るたびに、
挿まれる天海祐希さんが写る村川茂監督作品映画のポスター、
折角作ったんやからできる限り使わな・笑


第101回最後の急ぎでかける人、
今回冒頭の千代の家を覗き伺う酒井・桜庭に吃驚する子ども、
本作は、後景の役者さんに小芝居させる演出が多いと思います。



■第103回

温かく笑えて何回も見たくなる回でした。




千代は四つ葉のクローバーも持っていた。

栗子は、
三味線ひとつ、と春子。

ひとつのおはぎを奪い合うのでなく、

相手の大事なものも
自分のものと同じく慈しむこと。


また、
深刻な心の痛みの問題を
「ま、そんなこともあるわな」と柔らこうに受けて、
阿呆な話でほぐすやりかたもあるのだなあ。


■第104回

後悔しないため、足を運び直に「力を貸してください」頭を下げるが、
無理強いはしない。

本当に「あないな思いは二度としたない」のは
(舞台での腹下しでなく)
戦中の慰問団のこと。

長澤誠と花車当郎、大人な二人ですね。


■第105回

(第100回の「お家はんと直どん」の舞台の最後のカット
 ー遠方の座席から舞台を映した
 は、栗子の視点でしたね。)





■背中合わせのけんか音頭





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2021年04月26日

【ドラマ】 おしん 1983年



橋田壽賀子さんが2021年4月4日に逝去されました。ご冥福をお祈りいたします。



おしん総集編(3時間30分)を観ましたが、
あらためて、
本編(74時間15分)を1年間通して観たことが、
素晴らしい経験だったと
実感しました。

長台詞や本当に叩かれて痛かったことの話だけでなく、
もっと内容について
語り継いでいく必要を感じます。

また、いつか、
田中裕子さんが、
撮影当時、その後、そして、今、
思っていたこと、
考えていることを
語っていただけたらと思います。




 
・たとえ日本が戦争するようなことがあっても、おしんだけは反対するんだ。

・決して人を恨んだり憎んだり傷つけたりしてはいけないぞ。
 人を恨んだり憎んだりすれば、
 結局、自分もつらい思いをするだけなんだ。
 人を傷つければそれは必ず自分も傷ついて苦しむことになる。
 みんな自分に返ってくるんだ。

・ひとを許せる人間になってほしいんだ。
 ひとを愛することが出来たら、
 きっとひとにも愛される人間になれる、
 そうすれば、心豊かに生きていけるはずなんだ。




誰かにとっての、たか、健、ひさ、でありたい。

効率や実利だけを考えていればよいなら、

彼らは、おしんを援けなかったはずだ。





2019年4月、朝ドラが100作目を迎えたからか、
BSで再放送が始まりました。

私は今まで観たことがなかったこのドラマを
毎日楽しみに観ました。

毎日1年間観続けなければならない大長編(74時間15分)で、
正直、
毎日観るにはしんどい展開(佐賀編)、
ちょっとつまらない展開(スーパー設立のあたり)もありましたが、
大変満足しました。

長い長い物語を経て、
第1回の時点に戻ったとき(第288回)、
1年間毎日観てきたことからこその、
深い感慨を得て、
理屈抜きの説得力を感じる、
など、
得難い経験をしました。

それにつけても、
#おしんチャレンジ って
絶巧な名づけだと思います。
(作った方に感謝)



【朝ドラオブ朝ドラ】

文句なく、本作が朝ドラのなかの朝ドラ。

どんな朝ドラにも、
「こんな凄い、素晴らしい××があったよ」と
言えるところがあると思いますが、
そういう要素を有り余るほどに備えている作品。

Twitterの #心に残るおしん名場面 タグをみて、
さらに意を強くしました。


また、
大正から高度経済成長期までの日本のことを知る、
素晴らしいテキストとなっており、

知名度ほどには、
ドラマを実際に観た人は、
今となっては、
それほど多くないと思われ、
もっと頻繁に再放送されてもいいと思います。


昭和という時代の振り返り、
太平洋戦争の評価、
戦争反対の是非、
など、
今後も、いつまでも、
調査、振り返り、議論をし、
様々な研究、ドキュメンタリー、フィクションが
作られるべきだと思いますが、

雄の最後の手記を見れば、

それは脚本家が戦後に造ったフィクションなんだけど、

もう、結論は出ているような想いを持ちます。



【大正・昭和の女性のなりわい】

大正・昭和の女性の様々な生業が登場します。

年季奉公、
製紙工場の工女、
温泉場の酌婦、
女丁持(ちょうもち)、
髪結、
カフェの女給
住込女中、
露店屋台
魚行商
売春宿
パンパン
etc

おしんだけでなく、
ふじ、加代、佐和、初子などの人生を通じて、
当時の女性の大変な生きざまを描いています。


「売春宿」「赤子」「骨壺」とか、朝ドラと思えないもの凄い筋立て。


【男性の登場人物】

朝ドラなので、女性が主人公ですが、

主な男性登場人物の描き方も興味深いものがあります。

・日露戦争に従軍し、戦争の悲惨さから軍を脱走した男
・戦前に農民運動に携わるも転向、運動に虚しさを覚え戦後は食料品店経営に専心する男
・軍に積極的に協力し、終戦とともに自らを清算した男
・学徒出陣し、南方で餓死した男
・特攻隊で死にぞこない、経済的成功に邁進する男

そして、

・自分の先祖の物語を知り、志を持つに至った男


【方言】

現代の伊勢では、皆、標準語を喋っている。

おしんが上京したとき、
東京では、江戸弁、山形弁、佐賀弁が飛び交い、
日本の各地方の人たちが集う状況を示すとともに、
最初山形弁を話していたおしんは、
しだいに標準語になっていく。

佐賀ではおしんはひとり標準語を喋っており、
佐賀になじむつもりがなく、孤立していることを表している。

伊勢では、おしんとおしんの子供たちは、
(山形生まれである初子も、あるいは浩太も江戸弁でなく、)
標準語しか話さない。
(おひさが標準語でないのは、
 おしんの家族たちとは異なる位置づけだからだと思います)

標準語を話すことで、
特定の場所の人でなく、
日本のどこにでもいる人たちの物語であることを
示しているのだと思う。


【庶民の戦争責任を問う】

本作では、軍服がほとんど登場しない太平洋戦争を描いており、

軍人が加害者で庶民は犠牲者、のような話は出てこない。

庶民の戦争との関わりについては、竜三のビジネスの変遷が大変興味深い。

・佐賀から東京に出て羅紗問屋を開業し、大戦景気のもと、派手にカフェ遊ぶするほどに繁盛する。
・第一次世界大戦後の1920年(大正9年)の戦後不況(綿糸や生糸の相場暴落)の影響で危機に陥る。
・大衆向け子供服の製造・販売で盛り返すが、関東大震災(1923年・大正12年)で多額の借金で投資した工場を失い、東京を引き払う。
・伊勢で魚屋を始める。(1927年・昭和2年?)
・世界恐慌から波及した昭和恐慌(1930年・昭和5年〜)の影響で加賀屋も潰れ、不景気は続き、景気をよくするには小さな戦争も必要と考える。
・満州事変勃発(1931年・昭和6年)、これからは軍人の世の中だと考える。
・1938年(昭和13年)軍の納入業者になる。鮮魚から食料加工品や衣料品へ事業を拡大していく。事業以外にも軍に対して様々な協力を行う。
・敗戦により、事業を終了。

竜三の最後の身の処し方は、庶民にも戦争責任があることを表現していると思う。


同じく、
戦後の高度成長の負の面についても
庶民にも責任があると主張しているのではないか。


【戦後のおしん】

戦後のおしんには、
家族以外の、
おひささんやたかや健のような
助けてくれる人がいなくなっている。

浩太とも、戦後は専らお金の話しかしていない。

(おひささんたちは、直接的な金銭支援はしていない。)


頻繁に
(主に初子が、おしんに対して言う、)
世の中が変わった、
人の考えが変わった、
という話がでてくるが、
何が何故どのように変わったのかは
はっきりとは示されない。


ひとつは、
プラグマティックに実利選好を第一に考える、
ということかもしれない。

( 2020年8月9日 NHKスペシャル 「渡辺恒雄 戦争と政治〜戦後日本の自画像〜」
http://inatt.tokyo/article/476954142.html


【大団円感のない結末】

私にとっては、
ずっと浩太に感情移入できなかったので、
このドラマの終わり方に、
大団円を感じないのですが、

初放映時は浩太は人気があったと聞いたことがあるので、
それぞれがどう感じるのかはわかりません。

作り手は、
おしんの人生を
すべて肯定的にとらえているわけではないと
感じているので、
大団円にまとまっても
私自身は違和感を感じたと思うので、
結末に不満はありません。

バブルや平成不況を経て、
スーパーたのくらがどうなっていったか、
やや悲観的な思いを持ちますが、

ひとつ言えることは、

おしんとの旅により、
圭が抱えることとなった夢が
叶うことを願っています。


【忘れられない登場人物】

少ししか登場していない人物でも、
その後、どんな人生を歩んだのだろうと
思いをはせる人たちがたくさんいました。

材木問屋女中頭のつね(丸山裕子)
 彼女も立派なプロフェッショナルだと思う
 (演じるにあたってスタッフから「鬼になれ」と言われたとか)

松田先生
 教育がとても大事なことであり、それを担う人の素晴らしさ

恒子
 恒子の場合は、
 その後どんな人生を送ったんだろう、と思うよりは、
 見ていないのに、
 どんな人生だったか、
 もう、知っているような気持ちになっている・笑

 ( それとも、自分自身も怖いお姑になったのか・笑 )


アテネの女給たち
 彼女たちも「おしん」であり「加代」でもある。
 震災や恐慌や空襲を潜り抜けたのか、どうか。

おしんの弟、妹たち(正助・こう・すみ)はどうなったのか・笑
 惣領の庄治は農地改革があったからよかったけど。

 ( 谷村ふじ(泉ピン子)が産んだ子供は、
   庄治、はる、みつ、しん、正助、こう、すみ、の7人。
   死ぬ間際にふじが思いうかべる夕餉の場面には、
   子どもが6人しかいないようだ。
   つまり、末娘でおしんが奉公にでるきっかけとなったすみが
   ふじの頭から抜けてしまっているようだ。)

川村清一
 戦後のおしんの成功のもととなる重要人物。
 天国で、土地は初子に譲るべきだったと悔いてはいないか・笑
 雄の代わりにおしんに親孝行したと考えた場合、
 そのお金は、
 終戦直後、
 ヤミペニシリン、メチルアルコール、高利貸などで、
 遮二無二に荒稼ぎしたもの。
 ( 仁がスーパーたのくらの再建をあきらめた際、
   申し訳ないと思う人として、
   川村の名を挙げていました。)


【主要登場人物】

竜三
 クズなところもありながら・笑、
 嫁の母に会うなり、爽やかに
 「お母さんよく来てくださいました、私が田倉竜三です」
 と言える人。

お清
 高森和子さんの名演。
 おしんをはじめ、台詞を噛んでもそのまま放送しているところが、
 まま見受けられるところ、
 お清にはない、
 あってはならない、
 怖いお姑でなくなる、
 観る人が醒めてしまう。

 台詞回しだけでなく、
 第219回、
 おしんの言葉を聞いているときの表情も凄かった。


【おしんのテーマ】

この物語のテーマは何か、脚本家が明確に記しています。

「ひろく明治、大正、昭和と激動の時代を生き抜いてこられたかたたちの人生史を知り、そのかたたちの生きざまを通じて、私たちが見失ったものをみつめ直したかったからである。それはまた、日本が明治から昭和へと近代国家に急成長する過程で、そぎおとしてきたものでもある。」

「“おしん”という名もない女性の一生を描くことで、今、私たちが生きるための指標を探れたらと願っている」

(橋田壽賀子が『母たちへの鎮魂歌』と題して「ドラマ・ガイド」の巻頭に載せた文として、
 おしん・シナリオ(一)奉公篇の序にあるものを引用)


また、第16回、第17回の俊作の台詞や
第219回のおしんの台詞もテーマのひとつでしょう。


戦争が終わったら、
戦争中は自分も黙っていたくせに、
自分ひとりは戦争に反対してきたみたいに、
馬鹿な戦争だったとか、
間違った戦争だったとか、
偉そうなことを言って。
私もそうでした。
暮らしが豊かになるためだったらって、
竜三の仕事に目をつぶってきました。
戦争のおかげで自分だってぬくぬく暮してきたくせに、
今になって戦争を憎んでいるんです。
雄や仁を奪った戦争を恨んでるんです。
そんな人間に比べたら、
竜三はどんなに立派か。
自分の信念を通して生きて、
それが崩れたときに
節を曲げないで自分の生き方にけじめをつけました。


また、
おしんの次世代の女性を描かなかったところも、
この脚本家の他の作品の特徴も含めて興味ぶかい。


【田中裕子】

田中裕子の演技を抜きにして、このドラマは成立していないこと、
誰の目にも明らかですが、

20190524の日経私の履歴書で
橋田壽賀子は、
「これまで秘密にしていたのだが、大人になってのおしん役、田中裕子さんは、私とは言葉を交わさなかった。目も合わさなかった。多分、脚本ができる前に仕事を受け、いざ始まってみると役柄が気に入らなかったのだろう。なのに田中さんは見事にというか、スタッフの期待以上のおしんを演じてくれた。それでこそ本当の名優だ。」
と言っている。
田中裕子は、おしんのどんなところが嫌いだったのだろう。

自身はおしんの世代の生き方に興味がなかったのかもしれない。


【誰かにとっての、たか、健、ひさ、でありたい】

このドラマを観て、感じたことのうち、
とても大事なことと思ったひとつは、

ビジネスや身の回りの賄いなどに関してはとても有能であるが、
家族の気持ちを慮る点には少し欠陥があるような・笑、

( おしんの師である、くには、
  まさしくそういうふうにおしんを仕込んだと思う。 )

そんな、おしんではなく、

見返りを求めず、おしんを折々で援けた、
たか、健、ひさのような人を見習わなければならない、

ということです。


【「おしん」を知らず、平成を通り過ぎた。そして、】

おしんが放送されたとき、
私は大学生でした。

世の中では大変な話題でしたが、
私自身は、
朝ドラ、しかも、一見古臭くみえる筋立てのドラマには、
まったく興味がありませんでした。

そして、平成の間も
おしんというドラマの内容を知ることなく通り過ぎました。

世の中は、作者の思い
(「私たちが見失ったもの」
 「今、私たちが生きるための指標」)
に関わらず、
バブルを経て、
失われたxx年を経由し、
今に至っています。

私自身は、
令和になって、はじめてこのドラマを観て、
いろんな感想を持ちました。

もし、
1983年に私がおしんを観て、
今と同じような感想を持ったら、

私自身の人生は何か変わっただろうか、

そして、おしんを観終わったこれからの私の人生は何か変わるのか、

そんな大袈裟な感慨を持ちました。


【各回覚書】(作成途中)


おしんは、昭和天皇と同じ明治34年(1901年)生まれ。

物語は、明治40年春から。(おしん数え7歳)。
なか60歳。作造37歳。ふじ32歳。
谷村家は、五反の小作と二反の畑。
( 1反は30メートル四方のイメージ )


第3週

16回

「たとえ日本が戦争するようなことがあっても、おしんだけは反対するんだ」

17回

「決して人を恨んだり憎んだり傷つけたりしてはいけないぞ。
 人を恨んだり憎んだりすれば、
 結局、自分もつらい思いをするだけなんだ。
 人を傷つければそれは必ず自分も傷ついて苦しむことになる。
 みんな自分に返ってくるんだ。」

「ひとを許せる人間になってほしいんだ。
 ひとを愛することが出来たら、
 きっとひとにも愛される人間になれる、
 そうすれば、心豊かに生きていけるはずなんだ。」


223回

母さん、人間、水さえあったら生きられるって本当ですね。
ここのところ、谷川に沿って歩いているので、ありがたい事に水には不自由しません。
雑草と水だけで、もう何日が過ぎたか。
これ以上、もう痩せる肉も無くなりました。
母さんのライスカレーが食べたい。
子どもの頃、今夜はカレーだって時は、ズボンのベルトを緩めて食卓に座りました。
あれが本当の幸せってものだったんだと、今になって気が付きました。
もうあんな時は、二度と帰ってはこないのだろうか。
その時は何とも思わなかった事がどんなに幸せだったか。
それが分かった時には、もう手の届かない世界になってしまいました。
今なら、あの1杯のライスカレーのありがたさを心から味わう事ができるのに。
何もかも遅すぎました。

母さん。
母さんがお釜のご飯のおこげにしょうゆをまぶして握ってくれたおむすびは、本当においしかった。
お魚やレンコンやゴボウのササガキや、枝豆やニンジンや、いろんな色どりが楽しかった母さんの五目ずし。
あずきをつぶすのを手伝いながら、生つばを飲み込み、母さんの手から魔法のように現れるのを待っていたおはぎ。
母さんが作ってくれたものはどれもおいしかった。

僕はとても女々しい男です。
でも、時々どうして僕がこんな異国で灼熱に焼かれ飢えに苦しみながら、当てもなくさまよい歩かなければならないのか分からなくなります。
誰のために、何のために。
母さん、教えて下さい。
僕はお国のためよりも、天皇陛下のためよりも、母さんのために生きなければならなかったのに。
母さん、ごめんなさい。

290回

父さん、僕ね、
いつか加賀屋ののれんを再興してみせる、
そう決めたんだ。
僕は、加賀屋の大奥様やそれにお加代様のことが
大好きになっちまった。
僕のこの体の中には、その人たちの血が流れてんだ、
すごいじゃないか、父さん。
父さんのやれなかったことを、俺やってみるよ、
やってみせる、できるさ。









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2021年04月25日

【ドラマ】 コントが始まる 2021年



#02までの感想


■キャスティング

もっと無名の俳優たちだったら、

これからどうなるんだろうと

とてもどきどきしそうなお話なんですが、


今のところ、

これだけの俳優さんたちを集めてながらも、

それぞれ以前に見たことのあるようなキャラの

こういうお話は、

なんだかもったいないような気持ちがしています。



■脚本

#02

すでに解散を宣言したトリオの残り数少ない舞台を

あんなに熱心な中浜さんは何故観にいってないのか、

それは今回のお話のキメを最後にもっていくため。

( 「いつもと台詞が変わってましたね」と
  中浜さんに言わせる筋が好みです )


posted by inatt at 12:37| Comment(0) | 感想など・TVドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ドラマ】 黄金の日日 1978年 (書きかけ)



1978年の大河ドラマ。 ( Wikipedia )

2021年4月より再放送されています。

以前から、NHKオンデマンドでいつでも観ることができるのですが、
 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012036283SA000/

再放送は、
毎週、毎日、定期的に観るという、
大河ドラマや朝ドラの正しい鑑賞方法を提供してくれる、
貴重な機会と感じています。





■助左と戦後のビジネスマン

生真面目で勤勉な助左に、
プロジェクトXの登場人物たちを思い出します。

彼らは何を生きがいに頑張ったのか。

戦後の戦争のない世界で、
夢、金、自由、豊かさを求めた。

フィレンツェもヴェネツィアも堺も
その繁栄は永続するものではなかった。


■親・親族でなく、町に育てられた登場人物たち





■第一話 信長軍包囲

 冒頭、

 「堺は未だ破壊せらるることなく、黄金のうちに日日を過ごせり」
 と言いながら、背景は炎に包まれた町。 
 安土桃山時代を描く、黄金と名乗る歴史ドラマのオープニング、
 朝日かと思えば、盛り上がる曲の進行につれて、沈む夕日。
 
 炎、黄金、夕陽が示すもの。


ーーー


・最初のシーンの善住坊の真っ直ぐでない目つき、令和の世には見ないものかも。
・「南へ行って生きる場所を探そうと思っている」
・銭二万貫は、4〜5万石、現在の価値で、18億〜20億円のイメージでとらえています。

ガスパル・ヴィレラ


■第二話 岐路



・いきなりおとりにされ捨て駒扱いでも再会した際は人懐っこく駆け寄る善住坊
・枝を咥えて、かっこつけているようにも見える五右衛門
・信長の取り立てより自分の夢を優先する助左。

・美緒と兼久との会話、しまと宗久の間柄、連れ去られる五右衛門の母親など、重要かつやや生臭い描写がありますが、子どもでも二万貫相撲の爽快な描写で十分に楽しめるし、茶の間が気まずくなることはない日曜夜8時の番組。
千駄櫃(せんだびつ)、字幕がないと私には聞き取れない


■第三話 羅針盤

「幾らで売られて、幾らで買われたんだろう」

・助左19歳、1569年に数え19歳で1550年生まれだとすると、
  歴史的事件の西暦から年齢を計算しやすい。


■第四話 北征前夜

そこに住む人々はみんな誇り高く
若い人たちは戦乱も知らず飢えも知らず
自由にやりたいことをやって生きることができた
フィレンツェの若きロレンツォは詩(うた)った
今を楽しめよ
明日の日の定かならねば

それらの町々は今も栄えてありますか


大河内城の戦い) 


■第五話 総退却

いたいけに、目を潤ませて、必死に訴えかける、二代目松本白鸚

商いの信用を守ることだけがとりえの若者。

実行力は、傭兵の斎藤十郎(坂部丈昭)や五右衛門が担っている。





呟きの記録

■オープニング・テーマ音楽







黄金の日日 - 尾高忠明
[iTunes]黄金の日日 - 尾高忠明

大河ドラマ「秀吉」のオープニングは、
トランペットの主旋律が、
金色の広間や実る稲穂とむすびつき、
あぜ道の泥水でさえ輝き、
煌びやかに奏でられる。

秀吉 - 大友直人
[iTunes]秀吉 - 大友直人


黄金の日日は、黄金、炎、夕陽
秀吉は、黄金の広間、稲穂、流れ星

( 黄金の日日 で動画検索 )

( 大河ドラマ 秀吉 オープニング で動画検索 )


■フロイス





麒麟がくる との比較



「麒麟がくる」で松永久秀は古天明平蜘蛛の茶釜について
「それを持つ者は誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」と
光秀に言い残した。
信長は一万貫で売ると言った。

利休と助左はそれをなんと見る?

「手前は、
このただ同然の代物を大名たちに高値で売り付け、
その金でおのれの商い船を手に入れました。
これが手前のいくさでございます。
この呂宋助左衛門、
あらゆる弱き者たちの守り神でござる」
(「真田丸」第28回)










( 穿った見方とは思わないが、
  本作の最終回に出演している、
  −歌舞伎座初舞台よりもこちらが先らしい−
  十代目松本幸四郎
  大河ドラマ登板が準備されているのかもしれない 20210211 )



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2021年04月17日

レンタルなんもしない人


 
この人のことを最初に知ったのは、
NHKのドキュメント72時間。
だから、毎日Twitterを見ている割には、
知るのが遅かったのだと思う。

世の中がこの人を必要としているみたいだ、
ということから感じる何かが怖いと感じたようだ。

それからTwitterをフォローしていた。
彼のことを羨ましく思う自分もいるのだろう。


妻子と別居となり、
ザ・ノンフィクションでは、
「嫌なことを避けて逃げて生きていたらどうなるかっていう、
 これも実験の一つかもしれない
「スティーブ・ジョブズはあまり育児に参加しなかったって聞きますし、
 もしもスティーブ・ジョブズが育児参加を頑張っていて
 iPhoneが生まれなかったら僕は残念なんですよ
「新しい価値を生み出そうとしている人が
 育児とか家事とかを優先してしまっているとしたら、
 残念な世の中だと思いますし、
(目指しているのはその新しい価値の創造みたいな?)
「かっこよく言うとそうかもしれない
「世間で言われていることの圧力を常に感じていて、
 その圧力が今回も息苦しく感じたから家を出た
と語っていた。
(後に本人が編集に異を唱えていた)




このおなら恐怖症の方の依頼は、
Twitterで見たとき、とても印象深く
記憶に残っていたが、
ザ・ノンフィクションで、
依頼者が顔出しで登場したのに驚いた。

「ちゃんと何かを匂おうとすると、もしかしたらこれかなというような(匂いがある)
「まあ、やり過ごすような程度のものではありますけどね
と匂いを肯定したのにまた驚いて、
依頼者は頷いていたが、
テレビカメラに映りながらの反応だから、
内心どんな心持ちなのだろうと思った。

匂いがあるかないかは、
依頼者の第一の問題ではなかったのではないか?

依頼者は、匂いのことだけでなく、
彼に実際に会い、尋ね、確認したいことが確かにあったのだと思った。


(20190916)


(20200409)ドラマ版


(20200603)


(20200927)
ふと思いましたが、
レンタルさんが、スマホを落としたり、盗まれたり、
twitterのアカウントを乗っ取られたりしたら、
大変だなと。

(20201001)



ドラマの最終回の内容にあわせて、放送終了後に表明したのかな。

(20210421)


自分がしたくないことを避けて、ここに至っていることは素晴らしい結果だと思う。



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2021年04月12日

【ドラマ】 青天を衝け 2021年 ( 書きかけ )










この一見、センスのなさは、先々心配・笑。


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2021年04月10日

【テレビ】 タモリ倶楽部 FOR THE SOPHISTICATED PEOPLE


 
タモリ倶楽部って、毎週毎週、題材が面白くって、
よくもみつけてくるなあ、と感心しています。

一番好きなバラエティ番組はタモリクラブ、って
口にしちゃうと、
この番組は下ネタも多いし、
人によっては、
問題発言ということか、
ちょっと引かれることがある。
でも、本気でそう言ってます・笑。

ゲストが告知とか一切しないのも、
今となっては少数派。


■20160603放送 メンマの由来

メンマ(麺麻・麺碼)とは、麺にのせる麻竹(まちくという竹の種類)を
乳酸発酵させたものだから、
日本の輸入元だった丸松物産社長松村秋水氏が名付けた、

という説が紹介されてました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%9E
  
 
  
■20170915放送 地下鉄路線図(都営版)

2000年に都営大江戸線開業の際に大幅にリニューアルされた路線図
これはフリーデザイナー大西幹治さんがてがけた。
・大江戸線を楕円に
・駅名を白枠に入れる
・枠で乗換可能を表現
・丸の内線の赤色は、イギリスの煙草ベンソンアンドヘッジスの缶の色
・東西線の水色は、たばこのハイライトのブルー
・新宿駅の真ん中に点線が入っているのは、
 大江戸線と丸ノ内線が乗換できないことを示している
地下鉄路線図都営201704.JPG




■20170929放送 船底塗料

船の底が赤いのは、
塗られている船底塗料の色。

船底塗料の目的は、
フジツボなどの付着防止。

赤いのは、
生き物を寄せ付けないよう、
主成分に亜酸化銅が含まれているから。


■20180921放送

クリーニング屋さんに〇〇舎という名前が多いのは、
明治40年に日本で初めてドライクリーニングを導入、
全国に展開した最大手の白洋舎に倣っているから。
白洋舎は、創業者五十嵐健治が、
明治39年操業時に会社組織でなかったので、
社でなく、小屋の意味の舎をつけた。

ところが、白洋舎の「しゃ」は、
正式には、
白洋で旧字体を用いている。
ドライクリーニングとは、石油などが原料の有機溶剤を使用した洗濯方法


■20181116放送

空耳アワー

在庫8万枚 を誇る、
1981年創業、神保町のCDレンタルショップ「ジャニス本店」が2018年11月に閉店とのこと。
音源確認のために、25年以上毎回80枚~100枚を借り続けていた。


■20200515放送

中学入試に出る、鉄道問題に挑戦。

開成中学校、2005年の入試問題。

上野御徒町駅で大江戸線に乗るときに、
都庁前駅に行くためには、1番線、2番線どちらに乗るか。(三択)

答え どちらに乗ってもよい。

このような首都圏に住んでいない小学生には無理筋と思われる出題は、
腕試しで受け、合格しても入学手続きをしない、
例えば関西の子供を落とすためのご当地問題であると、
森上教育研究所の早川明夫先生が解説していました。

なるほど。


■20200710放送 みうらじゅんの絶対くるブーム

法枠工(のりわくこう)をワッフルと言い張るみうら。
( 法面・のりめん=斜面 )

「あおのりのせたりするからワッフルというんですか?」
というみうらのボケに、
「そういうことですね」
とのっかる堀本興行(和歌山県)の社長・笑
「社長はやっぱりワッフルとか好きですね」に、
「ワッフル好きが嵩じてのりわくですね」
あくまでものっかっていく社長・笑。

https://www.google.com/search?q=%E6%B3%95%E6%9E%A0%E5%B7%A5&sxsrf=ALeKk00i4eIiWUmorN-fGKIqhjZvlqg9Dw:1594419368211&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwimq8KA28PqAhUjw4sBHVHmCV0Q_AUoAXoECAwQAw&biw=960&bih=936


■20201009放送 異業種テイクアウトカレー相談室





■コロナのせいで、冒頭の挨拶が変わってしまいました。

「毎度おなじみ、最近流浪していない、タモリ俱楽部でございます」(20201023)

「毎度おなじみ、普通の番組、タモリ俱楽部でございます」(20201113)

「毎度おなじみ、テレ朝ばっかりでやってる普通の番組です」(20201120)

「毎度おなじみ、ここんとこ流浪しない、タモリ俱楽部でございます」(20210115)


■20210115放送 オンライン鉄道旅行大試乗会

タイ・メークロン線のメークロン市場

ロシア・シベリア鉄道・ウラジオストク

とても楽しめた。

今までと同じことができなくても面白いことはいくらでもあるんだな。


■20210409放送 小鼓とヴィブラスラップ(キハーダ)

めっちゃ笑ったけど、

楽器の正しい使い方を真面目に説明していて、

伝統的な部分もきちんと押さえてあるところが好い。

小鼓方幸流(こつづみがたこうりゅう)大村華由先生、

ちょっとキャラ入れてますよね・笑






posted by inatt at 04:52| Comment(0) | 感想など・TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする