「ウルトラマン」というお話が好きな理由の半分以上は、
イデ隊員でできていることをいつか文字にしようと思いながらものぐさしていたら、
二瓶正也(にへいまさなり)氏がお亡くなりになりました(悔)。
ご冥福をお祈りいたします。(2021年8月21日逝去)
イデ隊員は、
一言で言えば、コミックリリーフ要員だけど、
面白いだけでなく、
スマートでクレバーで、繊細な面も併せ持っていて、
絵空事で構わないSF子供向け物語のなかで、
ひと際、人間性豊かな人物として描かれている。
加えて、
「故郷は地球」(脚本・佐々木守、監督・実相寺昭雄、特技監督・高野宏一)などのお話で、
イデ隊員から、
「正義や真実は一面的なものではない」
ことを教わりました。
(ジャミラの生没年が1960-1993なので、)
「ウルトラマン」の舞台設定が1990年代前半だとしたら、
イデ隊員は、2021年に60歳くらいになっていて、
コロナ禍を報じるテレビを観ながら、
「犠牲者はいつもこうだ。
絆だ、復興だと、文句だけは美しいけれど」
などと呟いていたのか、どうか。
つまり、1960年代にウルトラマンを観ていた子供たちは、
1990年代に科特隊に所属していたイデ隊員とは同世代であり、
大人になった1990年代にはウルトラマンの世界のような
科学が進歩した未来があると思っていた?
2021年の今、何を感じ、何を考える?
(「故郷は地球」のラストシーンのロケ地は国立代々木競技場?)
■ジャミラの墓碑銘
A JAMILA
(1960-1993)
ICI DORT
CE GUERRIER QUI S'EST
SACRIFIE EN QUETE D'IDEAL
POUR L'HUMANITE AINSI QUE
POUR LE PROGRES
SCIENTIFIQUE
(1960-1993)
ICI DORT
CE GUERRIER QUI S'EST
SACRIFIE EN QUETE D'IDEAL
POUR L'HUMANITE AINSI QUE
POUR LE PROGRES
SCIENTIFIQUE
科特隊よ、永遠に、、、 pic.twitter.com/bLDf0YTpED
— 桜井浩子 (@roko_sakurai) August 29, 2021
二瓶正也さんのご冥福をお祈りいたします。
— inatt (@inatt) August 24, 2021
子供のころ、#ウルトラマン #イデ隊員 から
「正義や真実は一面的ではない」
ことを教わりました。
イデ隊員は2021年に
「犠牲者はいつもこうだ。文句だけは美しいけれど」
と呟いていたかもしれない。
(「故郷は地球」のラストシーンは国立代々木競技場?) https://t.co/Fjdc8hAvWZ
「ハヤタ、君は何も感じないか
「我々科学特捜隊が、どんなにがんばっても
結局敵を倒すのはいつもウルトラマンだ
( 相談する相手を間違えたイデ隊員 )
ウルトラマン 第34話 空の贈り物 の感想
http://inatt.tokyo/article/398821761.html
私の「ウルトラマン」が好きなところ ( 書きかけ )
モダン(モダニズム)な近未来表現
・大人になる未来が楽しみになる、健全に進歩していく技術、社会
・装飾的でなく、シンプル。雑然としたものを排除
・直線的でコンクリートな建築物
( 中銀(なかぎん)カプセルタワービル )
( 住吉の長屋 )
・一方、ビートルなど飛行体やベーターカプセルは流線形
・カタカナの隊員名(ハヤタ、イデ、ムラマツ)
・ブルーのジャケット
20220325記
「ふたりのウルトラマン」というドラマを観た。
・ちゃぶ台をはさみ、胡坐で向かい合うふたりの男
・何かの鳴き声のような進軍ラッパの音
かつて観たシーンがすぐに呼び起こされるのが印象的でした。
ウルトラマンとは、ニライカナイ(楽園・理想郷)からのマレビト(客人)