2021年12月31日

【ドラマ】 青天を衝け 2021年



作者の大森美香がドラマ「おしん」について語った言葉、

「一生懸命生きるということが、
一生懸命生きるという生き方ということが、
あったことを思い出させてくれる作品のような気がしていて、
あしたが今日より良くなる、
なってほしいと願って、
とりあえず前に一歩進んで頑張ってみるみたいな気持ちになれる、
今、なりにくくて、
明日が今日より良いのかどうかわからない感じがあると
私は思っているんですね。
 〜
それぐらいの覚悟を持って、
やっぱり、書きたい、
作りたいなという気持ちはすごくあるから。」

(ETV特集 「橋田壽賀子のラストメッセージ」)





今、日の本(ひのもと)はどうなってる。

それが、恥ずかしくてとても言えません。

ははは、何言ってんだい。まだまだ励むべえ。





この世を去るときに、

「快なり」と言えたら、好いなあ





子どもの頃、大河ドラマに親しみ始めた頃から、
学校で勉強として日本史を習ったときを経て、
今に至るまで、
幕末の歴史について、
腹に落ちた思いをしたことがないのですが、
この大河ドラマは、
いろんなことを改めて考えさせてくれるところがあります。

・尊王攘夷という呪い
・侍以外から兵を集める
・幕府用人や志士たちの忠義
・幕府官僚組織の老朽化
・志士の熱狂と幕府内、各藩内での権力闘争
・平九郎の死に様と同時に、
 ぱたぱたと死んでいく、
 幕府軍、薩長軍の無名兵士にも
 ひとりひとり同じような物語があることを思う。

また、
幕末とは、動きの激しい、
たくさんの人々の運命を翻弄しながら、
進んでいく時代だと
どの幕末大河でも感じることですが、

渋沢栄一とその周りの人たちの
生活や働きぶりを思うと、

たとえば、
現在のコロナ禍に翻弄され、
ハードワークする人たち、
仕事に急ブレーキがかかる人たち、
環境が変わりながらも粛々と前からの仕事をする人たち

そんなに違いはないのかもとも思い始めてきました。

幕末のお役人と
今の国や東京都や大阪府の公務員と
一所懸命な人も自分なりな人も
働くということは変わらないのかも。


つまり、歴史の転換点に立っていても、
リアルタイムではそんなことを
感じるとることがない点、
幕末も今も同じなのではないか。

今を生きる自分のことを考えました。





また、
(物語には登場していませんが、)薩摩琉球国勲章とか、
錦の御旗
あらかじめ準備して製作する、
知識や知恵を持ち実行できる人材と経済力を保有し、
そして、
それらを行使する強い動機をもつものが
最終的に勝利したと
なんとなく感じています。

現代の状況に照らすと、
日本はITが弱いなどと言われることがあることも、
あながち、的外れともいえないとも感じ、

−幕府があわててデジタル庁みたいなものを作っても、
 そこに大変有能な人材がいくらか集まっても
 もはや手遅れ、とか。

また、
じゃあ、何が足りないのか、どうやって補い育てればよいのか、
背景となる様々な要素にも思いを馳せます。











この一見、センスのなさは、先々心配・笑。


■第14回 栄一と運命の主君

物語として大変爽快でした。

ただ、
為政者や経営者が近視眼的に
「快なり」とやるのは正しくはないのかも。

また、
幕末は、
大名や君主でなく、
大久保、西郷、平岡たちの
権謀術数と裏の荒事(テロや暗殺)での争い
であるように思えました。


■第18回 一橋の懐

篤太夫が、
自分のやり方がかつての岡部藩の代官と同じことになっていることに、
自分で気が付くところ、
爽快感がありました。

また、
伝蔵(須永虎之助)という役柄も脚本として重要なのだなと感心しました。
( しかし、もう少し和久井映見に寄せて喋ったらよかったに・笑 )


■第24回 パリの御一新

篤太夫が、千代からの手紙を読むところ、
大森美香さんらしいと思う、感じ入るシーンでした。

長い道程を経て、
物理的にも思想的にもあまりにも遠くへ来てしまっている。
その顛末に悔いは一切ない。
しかし、
遠い異国で待ちわびた愛する妻からの文で、
「あまりにあさましく、見るのもつらきこと」
とまで言われてしまうことで、
自分が今、立っているところの
とてつもない孤独を深く感じさせられる。


( 一方、後に、
  千代が、実の弟、平九郎に幕臣としての忠義を語ったことを
  深く悔やむことになる、
  時代の激しさの恐ろしさ )


■第25回 篤太夫、帰国する

渋沢栄一の生涯を描く幕末のドラマに、
徳川家康を登場させ、
あのような背景であのように語らせることを思いつくことに感嘆します。

平九郎を手当した老農民に字幕では役名がありました。
ここも史実なのでしょうか。
( 山口常左衛門 、 山口たへ )

前回から、
パリでも、江戸でも、函館でも、
誰もが運命の荒波に揉まれている時節なのですが、
そんな中でも、
「まことの戦はこれからざんすよ」
と手ぐすね引いている人も確かにいた。

栄一も、具体的な台詞は一切ないけれども、
ずっと何かを考えているようにも見えます。

当たり前のことですが、
同じ作家(大森美香)が同じ幕末を舞台にして、
朝ドラ(あさが来た)と大河ドラマでは、
こんなにも描きざまが違うとは。
(土方歳三のカッコ良さは同じ・笑)
(五代友厚の美しさは同じ・笑)


それでも、
根っこには同じものがあるということでしょうか。



■第26回 篤太夫、再会する


銃や剣を手に戦をするんじゃねえ
畑を耕し、藍を売り、歌を詠み
皆で働いて励むことこそが
俺の戦い方だったんだぃ

この恥を胸に刻んで
いま一度、前に進みたい
生きている限り


■第39回 栄一と戦争





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2021年12月19日

20211218 【TV】 ETV特集 「空蝉(うつせみ)の家」



父親が長年つけていた日記があったから、
私たちが知ることがある、
ということが心に残った

一戸建ての家のなかに、
飼っていた犬のお墓がちゃんとある家庭

死ぬ1年前のNHK英語テキスト





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