2022年02月20日
「コンピュータがプロ棋士を負かす日は?来るとしたらいつ」 【将棋】 平成8年版 将棋年鑑
2020年11月に神保町のアカシヤ書店で購入しました。
http://www.akasiya-shoten.com/
平成8年(1996年)版棋士名鑑の棋士アンケートの
「コンピューターがプロ棋士を負かす日は?来るとしたらいつ」
という質問に、
羽生善治「2015年」
森内俊之「2010年」
と回答したことが載っています。
( 2013年3月30日、第2回将棋電王戦でponanzaが佐藤慎一 四段に勝利
2017年5月20日、第2期電王戦でponanzaが佐藤天彦名人に2連勝 )
羽生さんの「伝説」のひとつと言えます。
棋士の皆さんの回答はさまざまで、
・ありえない、あってはならない、きてほしくない
米長邦雄「永遠になし」
加藤一二三「来ないでしょう」
村山聖「来ない」
行方尚史「たぶんこないと思うけど、みなさん頑張って下さい」
深浦康市「来ない」
畠山鎮「こない」
佐藤秀司「そういうことになったらプロは要らなくなるので来ないよう祈るしかない」
杉本昌隆「こない日を祈る」
武市三郎「来たら困る。から、来ない」
勝又清和「否定」
田村康介「自分は負けない」
( こんな短い回答にも、棋士の人柄や性格が見えるような・笑 )
一方、羽生さんより、早い時期を答えた棋士もいらっしゃいます。
内藤國雄「10年以内に来るような気がする」(2006年)
田中魁秀「10年ぐらい先」
前田祐司「思う。20年以内」
森雞二、桐山清澄「20年後」(2016年)
羽生さんの回答も、
単純に、
何が起こるか想像ができない未来としての20年先、
が2015年だったのかも、
とも思います。
世の中、何が起こるか予測することはできない、
けど、
今の状況の維持に執着したり、
何も考えずにいるわけにもいかない。
ということを自分が忘れないために、
このエントリーを作ることにしました。
20230415放送、NHKスペシャル 羽生善治 52歳の格闘 藤井聡太との七番勝負
で、
「羽生ひとりが2015年と回答した」とナレーションがありました。
2022年02月19日
カーリングに関する記事
15年以上かけて、
世の中の競技を観る目が成熟していき、
スイープに光があたるようになりまで、
個人的な体験としても、
見ることができている。
#北京冬季オリンピック #カーリング女子
— G-Cancer (@Cancer59814962) February 18, 2022
決勝進出!!
正確なショットと他チームが恐れるクレイジースイーパーズ…
予選で敗れた強豪スイスを撃破#がんばれニッポン pic.twitter.com/tr8HviCVqy
Crazy Sweepersの言い出しっぺは吉田知那美。体格的にスイープが弱いことが明らかなチームメイトをフォローするために,外国メディアにそう言ったという話が「外国勢からそうニックネームをつけられている」という日本人が喜ぶ話に書き換えられた。https://t.co/pDhlMtR31Q pic.twitter.com/OAOpviLNxq
— Spica (@Kelangdbn) February 16, 2022
体重がものをいうスイープで平均149cm/46kgの吉田夕梨花+鈴木夕湖のスイープ力が強力な訳もなく国内でさえ弱い水準。日本人は「小さい人が努力で奮闘する」という物語を好むため「クレージースイーパーズ」伝説が一人歩きした。ロコソラーレの弱スイープ力が足枷になっている瞬間は今大会も多々ある。
— Spica (@Kelangdbn) February 16, 2022
20100224 バンクーバーオリンピック 女子カーリング
長野オリンピックから観ていますが、
やっと今回にして、
「氷上のチェス」と言われる所以を理解できました。(笑)
また、
「出た、目黒のスーパーショット!」とか言いますが、
実際は、スキップの作戦、スロー、スイープ、
4人全員の共同作業で産み出されるものなんですねえ。
NHKのコメンテーター、ベッキーさん、コメントが上手ですよね。
毎日感心しております。
「まあ、予選突破はなりませんでしたが、
日本中が熱くなりましたし、
カーリングの面白さを教えてもらいましたよね、
私、やりたいですもん、カーリング。」
20061217 世界女子カーリング選手権日本代表選考会
NHKのBS1で放送されてました。
カーリングの試合を
1試合分全体を通して観たのは初めてです。
よいショットをしても、
簡単にどかされるので、
よいショットを何度でも続けなければならない。
勝負を決めるとき、肝心なときにこそ、
一番よいショットを打たねばならない。
根気とギャンブル、
たいへんに精神力が必要な競技ですね。
年齢が若いチーム青森の方が、
勝負がつくまで、
競技の間、ずっと、
良いときも悪いときも、
感情を表に出さないことが、
印象的でした。
オリンピック後も、いろいろあったでしょうに。
たいしたものですね。
競技場も、選手も、非常に静かで、
もう少し、派手でもいいのかもしれませんけど、
これが良いのでしょう。
( 2022年の北京オリンピックでは、
日本代表は、The smiling assassinsの異名を持った。 )
The smiling assassins strike again! Japan take control in the second half and Fujisawa Satsuki 🇯🇵 effectively puts the game in the books with a double take-out and steal in the ninth end.#OQE2021 #curling #Roadto2022
— World Curling (@worldcurling) December 12, 2021
Watch live on Recast at https://t.co/fy3vfdBx89 pic.twitter.com/ylRQDzqZ1A
2022年02月08日
【ドラマ】今ここにある危機とぼくの好感度について 2021年
2021年の春に放送されたドラマ。
勝手に想像していたよりは、ドラマの反響があまり聞こえず、そのことが今ここにある危機
「『半径5メートル』『ここぼく』勝田夏子CPに聞く “いま”を切り取る2作が生まれた背景」
https://realsound.jp/movie/2021/05/post-764490_2.html
・(2020年)10月期の放送予定で、(2020年)4月頃に撮影する予定だったんですが、コロナ禍の関係で撮れなくなり、リスケジュールした
・渡辺あやさんと前々から「最近、言葉が破壊されているよね」「日本語が壊れていっているよね」という話をしていたんです。つまり、何か言っているようで何も言っていないような言葉や、はぐらかして何も答えないみたいなことが世の中で罷り通っていると。20年くらい前だったら許されない振る舞いだったことが、今は政治や行政の世界でも企業社会でもたくさんあって、それで逃げ切ったもん勝ちみたいな世の中になってしまっている現状に、私も渡辺あやさんも非常に強い危機感を持っていたんです。そういった状況をテーマにドラマを作れないかというところから始まりました。
・当初、大学の施設からウイルスが漏れるという展開を予定していたんですが、こういう事態になってしまったので、アレンジした
#今ここにある危機とぼくの好感度について 第1話、#バイプレーヤーズ の劇中ドラマがNHKで始まってた・笑。
— inatt (@inatt) April 29, 2021
「正論にだけは気をつけろ。正しさなんぞ何の腹の足しになる。」
「セイロン、ダメ、ゼッタイ。分かったか」
ドラマ内ドラマのようにしないと現実が描けないとか。#ここぼく
#今ここにある危機とぼくの好感度について 第3話
— inatt (@inatt) May 8, 2021
お話がどこへ向かうのか楽しみ。
言論の自由は言わずもがな、
第2話のデータの改竄も、
学問にとって猛毒で、
考古学の教授ならよくわかっているはずだけど。
#今ここにある危機とぼくの好感度について
— inatt (@inatt) May 22, 2021
第4話、
ここまで戯画化しないと
成立しないと計算している
作り手の現状認識を考える。
または、
自分の命がかかってから
深刻になった主人公と
現実の私たちを比較してみる。
#今ここにある危機とぼくの好感度について #今ここにある危機とぼくの支持率について
— inatt (@inatt) May 28, 2021
#今ここにある危機とぼくの好感度について
— inatt (@inatt) May 29, 2021
最終話、
7月23日まで何度でも再放送して、
脚本は活字にして
いつでも読めるようにすればいいと思う。
#今ここにある危機とぼくの好感度について
— inatt (@inatt) May 29, 2021
寓話的なドラマだった。「愛」は問題を解決しなかったし、帝都大はノーベル賞候補と目されるスター教授の論文不正をまだ抱えている。
#今ここにある危機とぼくの好感度について
— inatt (@inatt) February 7, 2022
再放送を観た。
総長席の後ろには
老子の「名とすべき名は常の名に非ず」の額と
孔子の
「名正しからざれば則ち言順わず」
「言順わざれば則ち事成らず」
の掛け軸があり、
総長が「必ずや名を正す」という結論を出すことが
最初から示されていた。
・「問題には正しい名を付けなければ、それを克服することはできない」
・物語で起こっていることは現実でも起こっていること
・主人公の成長物語ではない
・勧善懲悪ものではない
・現実にあるやばいことに気づくためのお話
・「エルピス」との関連
#今ここにある危機とぼくの好感度について
— inatt (@inatt) December 27, 2022
「問題には正しい名を付けなければ、それを克服することはできない」#エルピス
「病人は自分の病名を知らなければ、正しい治療なんてできない」