2024年09月30日

【ドラマ】 虎に翼 2024年



はて?

(言いたいことがあれば、言いたまえ)





「多様性」を私は、

「みんなで幸せになろうよ」と捉えていて、

このドラマが主張していることの背景として、

そのために、

・個人が自分で選べる複数の選択肢があること

・経済社会のもと、個人が処分方法を決められるお金(資産)を持っていること

が描かれていることを確認した。(第110回)




上野の元・カフェー燈台、山田轟法律事務所のセットが大変に印象深い。

一番高いところに入口があって、
部屋はいつも薄暗く、
階段を降り、一番の奥の壁に、憲法第十四条が描かれている。





「人種」「信条」「性別」「社会的身分又は門地」以外の多様性の表現のために、

玉ちゃんに作り手が与えた「運命」。

法律その他社会の仕組みは、

すべて、

玉ちゃんが与えられたような悲劇的な「運命」をいくらかでも救うものであってほしい。

それが私にとっての、

このドラマから得た想いでした。





2024年上期の朝ドラ ( wiki

第1回

寅子の書棚の本が興味ぶかい、

1冊を除き(「裁縫と手芸」)それぞれ、今まで朝ドラで触れられていたり、

作者やその物語が朝ドラになってもいいようなものばかり。


(  仲野太賀は、戦争を生き延びることができるのか、どうか…

  次々と出演作品があるから、長生きできない説・笑 )


18年以上も前、
ドラマ「女王の教室」で、
エンディングで1カット踊っていた女の子が
朝ドラのオープニングで真ん中で踊っている


尾野真千子の語りに不満はないが、

大豆田とわ子と三人の元夫」のナレーションがとても好かったので、

カーネーション」と同じで、

伊藤沙莉の「ヒロインが語り手」を観てみたかった。


第5回

「地獄」という言葉の選択が印象に残った。

( この先、それに見合うような、物語展開があるということだ・怖 )

先の人生という重い話題でも、
母と娘の対話で、普通、そんなには選ばない単語だ。

男だって、よくスンとしてるよ。
夜の居酒屋で、
上司の昔の自慢話を黙って頷きながら拝聴しているときとか・笑


男も女も、小さい頃から、
一人きりでいるとき以外の人生の大半の時間、スン、としてるのかも・笑



女性たちの物語「虎に翼」、制作統括に聞く作品に込めた思い

 https://www.lmaga.jp/news/2024/05/813340/

「第1週は作品のテーマを打ち出す週ですので、チーフ演出の梛川善郎が、かなりこだわって周囲の人物たちを描きました。」


第9回

とてもわくわくする展開だが、

女学生たちだけでなく、

玉ちゃん(羽瀬川なぎ)の心のうちが気になっている。

この役配置も何か考えてのものだと思う。


( 玉ちゃんのこの先の未来に幸あれ )


( 後に、
  脚本家が神様のような冷徹な差配で、
  あることを表現するために、
  当初から玉ちゃんを配置してあるのだと
  気づいた。
  物語としてそれは理解するけれど、
  それとは違うものも観てみたかった。 )



第10回

特別に判決の主旨を説明するという裁判官に、

真っ先に深く頭を下げたのは玉ちゃん。

頭を下げないのはよねさん。


突拍子もないというわけではないのに、

一生忘れないし、

その後の人生に影響を与えるだろう出来事が描かれていた。


第34回



「夫」はさっぱり分からないが、「妻」は分かるという。
このドラマの特徴を示している。

今までにない部分を意図して「突いている」ドラマ。


また、寅の行動や発言に共感できないという感想も
散見されるようになってきたが、

彼女は世の中の平均に位置するキャラクターではない、
ということでもあるし、


( 男女関係なく、スンとしない、ということか、 )


そのために、周りに様々な立ち位置の女性を配置する仕掛けに
なっていると思う。

( 戦後、玉ちゃんが再登場する、
  ということを期待している。 )

( また、物語の中心にいながら、
  視聴者から共感されることを拒否している、
  「女王の教室」の阿久津真矢を思い出した。 )

第43回



( Twitterで、寅の「はて」を集めた動画を観ましたが、

  弁護士を辞めてからはぴたりと言わなくなっていることが

  わかりました。 )


直言(なおこと)さんを見ていると、

あんなふうに心に秘密を抱え込んでいくことが、

自分の心臓を傷めていく、と思いました。

そういう生き方をしてきた人が、

その代わりか、

娘を一身にかわいがり、応援してきたのだ。


第69回

正反対の意見が双方沢山出ていることが大変印象的。

( 次回、金曜日の結論次第だが、)

そうなるように作っているなら、稀有な脚本だと思う。







・私がどう思ったかの覚書

寅子と完全には和解していない、
よねやヒャンスクが無駄な雫だとは今後のお話では描かれないのでは。


第105回



ーーーー







・法律とは

 私たちが守らなければならない規則

 自分なりの解釈を得ていくもの

 法廷に正解というものはない(第9回)

 裁判官の自由なる心証

 法は悪い人を殴る武器(第10回)

 法は弱い人を守るもの

 盾みたいな弁護士になるの

 法律は道具のように使うものじゃなくて、
 何というか、法律自体が、守るものというか、
 例えるならば、きれいなお水が湧き出ている場所、というか(第25回)

 法律っちゅうもんはな、
 縛られて死ぬためにあるんじゃない
 人が幸せになるためにあるんだよ。(第55回)

 法とは船のようなものなのかなと思っています
 人が人らしくあるための尊厳や権利を運ぶ船
 社会という激流に飲みこまれないための船
 船の使い方は乗り手次第
 人らしさを失い沈むことも、誰かを沈めることも、間違うこともある
 人生という船旅を快適に幸せに終えるために、
 乗り手の私たちは、船を改造したり、修繕したりしながら進む
 (第129回)





・男たちの家族

穂高重親(ほだか しげちか・小林薫)、
桂場等一郎(かつらば とういちろう・松山ケンイチ)、
久藤頼安(くどう よりやす・沢村一樹)たちの
妻の有無や家族の状況は描かれない。
多岐川幸四郎(たきがわ こうしろう・滝藤賢一)が独身と明言されているのは、
汐見圭(しおみ けい・平埜生成)の家に同居させる都合。

一方、
多岐川(愛を語る人に家族がいない)よりも、
汐見裁判官の、
私生活も職業上も朝ドラ主人公さながらの劇的な背景(*)を持ちながらも、
派手さがない人生に
深く興味を誘われた。

(*)
・植民地での司法行政
・国際結婚と子育て
・家庭裁判所設立
・原爆を論点とした裁判
・戦争被害者支援活動





■寅よね轟の法律事件簿



私は、寅、よね、轟の3人のシーンを観ると、
この3人で、
大正でも、戦前昭和、戦後の昭和、高度経済成長期の昭和でも、
いろんな時代での、
探偵もの、犯罪ものの、
魅力的なドラマを作ることができるように思った。







玉ちゃんもいるよ。。。

「人種」「信条」「性別」「社会的身分又は門地」以外の多様性の表現のために、

玉ちゃんに与えられた「運命」...

法律その他社会の仕組みは、

すべて、

玉ちゃんに与えられたような悲劇的な「運命」を救うものであってほしい。

それが私にとっての、

このドラマから得た想いでした。




ラベル:#朝ドラ
posted by inatt at 23:42| Comment(0) | ・感想など・TV・NHK総合 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年7月から9月までの呟きの記録










・実際にはいつから存在しているのか分からないが、個人的には初めて、山手線の女性運転士を見た。(20240725)



・オリンピックに人々の注目が集まるのは、
 そこに人生の歓喜や絶望や希望やいろんなものが凝縮して現れるからだろうか。





このような事態になってから、「円安バブル」という言葉を目にした、
バブルとは弾けて初めて理解できるもの、
ということを実体験したような思いがした。



第2次世界大戦の戦勝国の枠組み、
このような歴史的な国際社会理解を
勉強不足で判っていなかった。



年をとってきて、毎日、テレビ朝日のじゅん散歩を観て、
昔は軽薄な感じが好きではなかったのに、
あんな軽みのあるじいさんに憧れる気持ちになってきている・笑 (20240817)



20240815・NHKで放送された「時論公論・記録が語る戦犯裁判」には、心が揺さぶられました。(頴川幸生(えがわ・さちお)元海軍上等兵曹 原爆で妻子と父母を失い、自身は捕虜虐待の罪で有罪に。)





近頃、インターネット広告のバナーなどの画像で、
これはAIツールで作ったな、と思うものを、
ナショナルクライアントの広告でも目にすることがある。







とても好い話ばかりでした。

・私はパラリンピックにそれほど興味があるわけではありませんが、
パラオリンピックがあるから、
ブラインドサッカーや点字のエピソードが作られるし、
戦争や紛争が終わる気配を見せないから、
2012年に亡くなった人のお昼が紹介される。





20240914にNHKで放送された、
メンデルスゾーン作曲、ピアノ三重奏曲第1番のロケ先が
ドイツ、ライプチヒで、
川辺のコンクリートの壁に、
ストリートペインティングというか、
グラフィティというか、ストリートアートというか、
渋谷で見るのと同じようなものがあったのが、個人的には新鮮だった。
あれは欧米に起源があるのだな、といまさらながら学んだ。




タシブさんに結構感動した・笑。
『大科学実験』でいろんな仕掛けを制作していた田染(タシブ)さん、という情報を見た。
https://tashibutofukushima.com/






posted by inatt at 23:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月28日

人間や人間社会は進歩するという幻想? ( 書きかけ )



1980年代には、

人間や人間社会は更に進歩していくという考えをよく見かけ、

自分も内心肯定していたように思う。


今、

人間は5000年くらい変わってないし、

これからもしばらく変わらないような気がしている。


そんな観点で、1980年代に目にしていたものの覚書


・バブル( 継続的な右肩あがりの経済発展、みんな豊かになる )

・ガンダムでいう、ニュータイプ ( 環境が変わると良い方に?進化する )

・星と時計のLiddell / 草迷宮・草空間 ( 内田善美

・柔らかい個人主義の誕生 ( 山崎正和 )





別に、1970年代の滅亡感覚も思い出しました。

日本沈没とか、ノストラダムスの大予言とか。

そういうものを面白がっている気持ちと、

もう一方の終末観。





結局、社会の常識や考え方は、5年10年単位で変化するものなのだから、という見方も。

・セクハラというものの認知





posted by inatt at 07:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月22日

デジタル機器の記憶 (書きかけ)



■OASYS 30AFIII 

たぶん、1989年に、夏のボーナスを使って、
生まれて初めてワープロというものを買った。

長い時間、電車に乗って、秋葉原で買った。

富士通オアシスのワープロ30AF、親指シフト

https://museum.ipsj.or.jp/computer/word/0009.html

1200bpsのモデムも買って、

ニフティサーブ(NIFTY-Serve)に入って、パソコン通信をした。

パソコンでなくワープロを選んだのは、

この機種ならば、以上のことがパソコンを買うより

安価かつ省スペースで実現できるから。

これを使って、会社に提出する小論文を作成した。

親指シフトでなければ、締め切りが守れなかったかも・笑

印刷物の提出が認められていなかったので、

印刷したものを手書きで書き写して提出した・笑



■Excelerator

今となっては、1989年(平成元年)から1992年(平成4年)あたり、
いつだったか正確には思い出せないのだが、

ExceleratorといういわゆるCASEツールに触れた。
( エクセルレイターと呼んでいた。その時点ではMSEXCELにはまだ触れたことがなかったはず。)

SEWB3 HLL/WB) 

PS/55で、DOSで動かした。
IBMのDOS J4.0(J-DOS)だったか、どうか。DOS/Vではなかったと思う。

グラフィックで、DFD図が書けることに、驚き、感動した。

これからは、このような、
テキストベースではなく、グラフィックで入出力するソフトが重要だと感じ、

パソコンおよびその上で動作するソフトの将来の発展に着目するようになった。


Rupo JW-90B

1989年?に発売された東芝ルポのノート型。

1991年とか1992年(平成4年)頃、周りでよく使われていたワープロ。

持ち運べる、定価15万未満というところがよかったのだと思う。

自腹でワープロを買って、会社の仕事をする、

ノート型だから、会社でも自宅でも仕事ができる、

プリンターはついてないが、

仕事だから、印刷は会社のプリンターを使う・笑。

( 職場には、この用途専用に、端末につながないプリンターがあった・笑 )

皆と同じ機種を買うと何かと便利なのだが、

この頃、自分の興味は、スタンドアローンのワープロ専用機でなく、

パソコンやパソコンをネットワークでつなぐことの可能性、発展性に向かっていた。


■DynaBook J-3100 GS001

1990年?に、生まれて初めて買ったパソコン、

初代ダイナブックであるSS001の後継機。

定価20万円未満だが、

Hard-RAMなどのために、RAMカードも買うので、

上記Rupoよりも結果、高価になる。

持ち歩けるので、自宅でも会社でも出張先でも仕事ができる、

スケジュール管理やアドレスや電話番号管理ができるので、

手帳を使わなくなった。

( 便利なソフトを使い始めるとまたたくまに頭が退化した経験をいつか書き残したい
  J-STAFF?というDOS常駐のスケジュール管理ソフトを使ったときの経験 )

キーボードを親指シフトにシミュレーションするフリーソフトを使う。

( このソフト名を忘れているのが、我ながら恩知らずだと思う)

ルポのフロッピーディスクを読み込んで、
文書(テキスト)をコピーできるソフトも使っていたと思う。


( そのころ使っていたソフトの覚書

  FD(ファイラー、フリーフェア)
  FILMTN
  卓駆★






ラベル:#昔の記憶
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2024年09月15日

19930515 【サッカー】 ヴェルディ川崎対横浜マリノス



「これが世界に羽ばたく第一歩に、私たち期待しているんですけども」
「はい、これはもう絶対になりますね。世界のトップクラスに行くことは間違いないと確信しております」




1993年5月15日に生中継された、Jリーグ開幕試合。

NHKで20240901にノーカット放送されたもので
30年ぶりに観た。

自分が子供の頃は、
野球やラグビーに比べればサッカーの試合観戦はあまり興味を感じなかった。
90分テレビで試合を観て、点数が入るのは1回か2回、
0回のときだってある!
(2020年代の言葉で言えば、「タイパが悪い」・笑)

それでも、1993年(平成5年)、盛んに宣伝がなされて、
ゴールデンタイムに生中継でテレビ放送されたJリーグ開幕試合を観た。

ハーフタイムに、
NHK秋山浩志アナウンサーが川淵三郎チェアマンにインタビュー、

「さあ、これが、世界に羽ばたくね、第一歩に、私たち期待しているんですけども、どうでしょう」
「はい、これはもう絶対になりますね。選手がこれだけ頑張ってくれてれば、私はもう、何年か先にはね、世界のトップクラスに行くことは間違いない、というふうに、確信しております」

・ボランチという言葉は出ない。山本浩アナウンサーが「ダブルワイパー」とかディフェンシブハーフの説明をして「日本では森保という選手が代表でこのポジションをしています」


その時代の、何かバブルの色をまとった出来事のひとつかもしれない。
そのゲーム鑑賞で、子どもの頃のイメージが覆されたわけではないが、
ここが、単なるバブルの出来事には収まらず、
そのあとの沢山の物語の出発点のひとつとなり、
それをリアルタイムでテレビ鑑賞していたことは、
個人的に感慨深い思い出のひとつ。



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2024年09月04日

英語の勉強覚書 (ホントに書きかけ)



なんぼ英会話学校行っても、
英語の本読んでも、
聞き流し教材使ても、
何しても、
全然英語がしゃべれるようにならへんのです

(「カムカムエヴリバディ」第97回 
  https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2022119066SA000/ )




半世紀かかっても英語がものにならない私ですが・笑、

今の私が英語を勉強する1日目の私に伝えたいこと。


■英語は語順が変わると意味が変わるというルールがあり、日本語のルールとは別物

それぞれの言語で理屈が違うことを意識する。


■ヒアリングは歌を聞き覚えするように。

リズムや音程、強弱、音がつながっているまたは間が空いている、を意識して歌マネするように
シャドウイングやオーバーラッピングをする

a book to read

books to read
とでは、

定冠詞aや複数のsが聞き取れなくとも、
リズムや語の間が空くタイミングが違う。


■町のどこでもオーバーラッピング

山手線のホームでも、〜でも


(書き始め 20240904)



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