2006年08月16日
20060816 【映画】 THE有頂天ホテル その2
「ホテルの客室係に嫌われる女には
なっちゃダメってこと
だから...
濡れたタオルをソファーに置くな!」
このために映画を作ったといっても過言ではない(三谷幸喜)
「クネクネダンス
どんなにね、辛いことがあっても
これを見ると つい笑っちゃって
悩んでたことなんて
もう、どうでもよくなるの
すいぶん助けられたわ
あたしの宝物!」
クネクネダンス実物、これを見るために
DVDを買ったといっても過言ではない私(笑)
見ないと後悔するかと言うとそれほどのものではありません
未公開シーンから観ることができます。
DVDで2回目を観ました。
コメンタリーで3回目を観ました。
1回目を映画館で観たときに、
2回目はもう面白くなくなるかも、と思っていたのですが、
十分に面白かったです。
いろんな伏線に改めて気づきましたし、
複数回観るに耐える作品でした。
脚本としては最高級なコメディではないかと思います。
1シーン1カットにこだわる必要はよくわかりません。
自分の得意不得意も判断して手法を使っているように思うのですが、
別の監督なら、どういう映画になるかな?とは、
三谷監督のときは、いつも思います。
例えば、新堂副支配人(役所広司)が、
かつての妻(原田美枝子)にバレているのも気づかず、
無理矢理、マンオブザイヤーのスピーチをするところは、
1回目は、嘘が無理矢理すぎて、
観ているこっちがいたたまれない気持ちになっちゃったのですが、
2回目は、原田美枝子や戸田恵子の、
いたたまれない、哀しそうな表情を見て、
これは、笑うシーンじゃなくて、
哀しいシーンなんだと思って、腑に落ちました。
こういうところは、もっとメリハリをつけて、
カット割りしたほうが、作り手の意図が明確化するように思います。
長回しに関係して、
背景にピントが合わずぼやけるところが、(特にロビーのシーン)
映画館では気になったのですが、テレビ画面では気にならなかったですね。
未公開シーンを観ていて思いましたが、
興行面は別にして、
本編2時間30分編集でも十分退屈せず面白いのではないでしょうか。
特別編集版を製作したらどうでしょう。
更にDVDとしても、隅から隅まで面白かったです。
コメンタリートラックに高島彩のお腹の音が収録されてます(笑)
ボーナストラックで三谷監督が自ら長回しを演じるところがありましたが、
ホント、サービス精神が豊かな方です。
(最後に失敗するほうが面白いと思うけど、
あるいは、失敗シーンを未公開シーンに入れる)
1回目の感想
http://inatt.seesaa.net/article/398821405.html
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