2006年12月25日

12/25 【TV】 のだめカンタービレ Last Lesson

 
のだめ母、野田洋子に納得(宮崎美子)。
これもまた原作イメージそのままでしたね。

最後の演奏のシーンは、7分ほどもあったでしょうか、
主要な出演者がみんなひととおり、アップで写ったのが
とてもよかったです。
回想シーンの効果もありますが、
物語の終わりに、
こんなに長い演奏シーンを成立させていることが、
この連続ドラマの成功を示していると思います。

しかし、最後のアレは、いかんのじゃないでしょうか。
嘘の演奏になってしまうように思いました。
  
  
【原則、原作どおりに作って、原作どおりでないところ】

今回、ある意味、
愚直なまでに原作尊重の精神で作られたドラマで、
それが立派に成功していましたが、

数少ないながらも、原作どおりでないところが、
原作のままのなかに混じると
かえって目立ったところがありました。

原作では、留学前は、
のだめの音楽に対する姿勢も、
千秋ののだめに対する感情も、
中途半端であったと思います。

それこそが、留学後の重要テーマになっているわけで。

それが、ドラマ最終回では、
のだめが
「のだめも音楽と正面から向かい合う覚悟ができました」と断言し、
千秋が最高に甘い顔でのだめに抱きついていたところ、
違和感がありました。

連続ドラマの終わりの区切りとして、
そういう展開にすること事態、
別に悪いことではないと思うのですが、

前後の重要な台詞が、
原作どおりなのですから、
そういう風には受け取りにくいと思います。

のだめは、
コンクール落選でとことん落ち込みましたが、
実家で少し、落ち着いたところで、
留学話が舞いこんできて元気を取り戻しました。
自分が特に行動を起こすことなく、
さらに、千秋が九州に来ても来なくても、
留学することになってたわけですし、

千秋にしても、
佐々木さんの話に触発されて、
のだめの才能を埋もれさせたくない気持ちと
のだめへの個人的な感情が、
ごちゃまぜのまま、
九州へ向かったわけです。
( このあたりは、原作ではかなり明瞭で、
  留学後、ミルヒィに、
  「そのへん、区別をつけなさい」
  と叱られてますね。 )

だから、
原作とは、異なったニュアンスに
結論を変えたいのであれば、
プロセスも原作から少し変える必要があったでしょうし、
または、
全部を原作どおりにして、
まだ、
ふたりの物語に続きがあるように、
余韻を残す終わり方にしてもよかったのではないでしょうか。

例えば、
のだめが何と言おうが、
シュトレーゼマンに「まだまだ」と言わせたり、
表向きはともかく、
内心はちょっぴり、「これでいいのか?」と
千秋が悩むところを見せておくとか。

また、伏線の張り方にしても、
原作マンガは連載ですから、
後から振り返れば、
伏線が十分効果的でないこともありうるわけで、
もう一度、物語をはじめから、
構築しなおせるドラマの場合、
前にも指摘しましたが、
のだめが嘘をつくときの仕草など、
原作を少し膨らませたりしても、
悪くないと思いました。

( 反対に峰が千秋に留学先に手紙を送ると
  原作どおりに話したのは驚きましたね。
  原作では峰に文通の趣味があるという話が
  あってのあの台詞なのですから。 )

まあ、いずれにせよ、
続編が作られそうな気がしますから、
そちらを楽しみにしてます。

それにしても、
原作でもドラマでも、
ハリセン先生江藤耕造(豊原功補)が好いですねえ。
彼が、ぷりごろ太ニュースと偽ったメールを
のだめに送らなかったら、
彼女はメールを読まなくて、留学できなかったかも。
音楽教師として、立派に務めを果たしていて、
最初に千秋に逃げられてから、
彼こそが物語のなかで最も成長したのかも。(笑)

( ホントは、
  彼がのだめの留学の話を千秋に話しておけば、
  非常に簡単な展開になったと思われますが、
  それではドラマにならない(笑) )
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