「行きついた場所から振り返ってみて、
はじめて、どんな道を辿ってきたのかがわかる。
そんな当たり前のことをあらためて感じた。
そしてもちろん仲間たちと
何かを成し遂げることのよろこびを」
長い間、小田和正の活動に触れてきて、
本当にそういうことなんだと、
思い知らされた、
「クリスマスの約束2009」の22分50秒(「22'50"」)。
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「歌いたいことはないから、
〜同級生が聞いたら、どう思うだろう」
「詩の無いもので伝わる方法はないんだろうか、
みんながイメージして膨らましてくれるもの
みんなが作っていってくれるもの」
「自分が気に入るかどうかだろうね」
「(音楽は、)少なくとも、文化そのもの」
大学で建築を学んだ人の作った曲が長く、
建物にまつわる番組のテーマソングに使われること。
アマチュアのコンテストで知り合い、
長くつきあってきた友に、
曲を提供すること。
若いミュージシャンと、
その人が生まれる前に作った曲で、競演すること。
「ひとり、またひとり、友は集まるだろう」
「なんか日本をすくえとかテーマがあると〜
「人が集まる理由っていうのが〜
なんだか、最高の引き立て役になってしまった(笑)、
阿部龍二郎プロデューサーですが、
テレビ局に戻って、ビジネスとして、
番組を成立させるのが彼の役目なので、
言いたいことは今の私にはよくわかる。(笑)
(「30組のミュージシャンを集めて歌い倒す」って、
それだけで企画を通すの、大変だもの )
そして、その意見に一歩も引かなかったことが、
重要だったことに考えさせられるものがある。
「誰かの歌をみんなが歌う、それがテーマだから」
(かつては、軟式の高校野球球児で、)
「俺は高校野球とか、
団体戦みたいなことがすごく好きなわけだよ」
「ほとんどギブアップという感じだったのですが、
〜簡単に引き下がってはと考えました」
それでも取り組むものはおざなりレベルではなく、
( コンサートのゲスト競演などは、
どれもさらりとこなしているところ、
プロはみんなすごいなと思うのに、 )
「それでも消化するには
ちょっと時間がかかるかも知れません」
というもの。
「結果はついてくるっていう風に俺は思ってるから」
「見えないとこで始まるっていうのは
それはまあリスク、
リスクが無ければ、なかなか新しいことはできないし」
最初は異論ばかりだった小委員会も、
気持ちや意見がまとまっていき、
「たしかなこと」をユニゾンで唄うアイデアは、
小田さんでなく、いきものがかりの水野氏の発案でした。
「あそこは楽勝だったよな」
「はい」
「あそこは、じゃわかんないんじゃない?
「わかったじゃない
「言われりゃ俺らだってうんと言うよなー
小田さんに言われりゃー
複数の世代によるチームのまとまりも出てくる。
「自分が出てって歌うときにすごく責任を感じるって
つまり、チーム戦になってんだよね。
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ここまでのものを実現して、
次に小田和正はどこへ向かうのでしょうか。
歌を作り、CDを作り、ツアーをする、
そういう図式には飽き足らなくなっていくのかも、
と思いました。
それは映画かも、とも思いましたが、
どんな形にしろ、
今までになかったものを観たいな、と
期待しています。

