2011年05月18日

20110517 【演劇】 レ・ミゼラブル 帝国劇場 スペシャルキャスト


 
これが最後と、スペシャルキャストと謳った回を観に行きました。

キャストは、以下の皆さん。

ジャン・バルジャン 別所哲也
ジャベール :鹿賀 丈史
エポニーヌ :島田 歌穂
ファンテーヌ :岩崎 宏美
コゼット:神田沙也加
マリウス:石川 禅
テナルディエ:斎藤 晴彦
テナルディエの妻:鳳 蘭
アンジョルラス :岡 幸二郎
司教 : 林 アキラ

今までも、どんなキャストであっても
満足しなかったことなどありませんでしたが、
流石、
スペシャルキャストは一味違いました。

いつもはないところで拍手が起きたりしました。

なかでも、岩崎宏美のファンテーヌを初めて観たのですが、
これまでのすべてのファンテーヌのなかで、
一番好かったと思いました。
めぐり合わせで、今まで観ることができなかったのですが、
間に合って良かった。 

他のスペシャルキャストのみなさんも久しぶりに拝見しましたが、
斎藤晴彦のテナルディエは、
この人は悪人なんだ、と観る人に伝わるところが、
他のキャストと違うと思いました。
だから、
地面の下では我こそが主人公だと主張する、
下水道のシーンで拍手が起こる。

他のキャストの皆さんは、
「この家の主」や最後の「結婚式」を見せ場に演じているので、
うっかりすると「ホントは善人かも」って感じになる。

理想としては、
怖さを感じる悪意と、憎み切れない魅力、
その両方を同時に体現しなければならないのが、
テナルディエなんでしょうね。
だから、バルジャンと同じく、とても難しい役柄なのでしょう。

島田歌穂は落ち着いていて、
これが正調エポニーヌ、教科書のお手本って感じで、
まさしく彼女がエポニーヌの基準なんだ、と思いました。
ただ、無我夢中に必死に演じているように感じた姿が、
エポニーヌの生き様と重なって見えた、
初演のころを懐かしく思い出しもしました。

マリウスは、若々しいおぼっちゃん成分が足りないとおもいました。
ごめんなさい・笑

まだまだ、何度でも観たいと思いましたが、
これが見納めとは、不思議な感じがしました。

6/12、千穐楽(千秋楽)のカーテンコールはどのようになるのでしょうか。
これに立ち会うことのできる人を羨ましく思います。

奇しくもか、図ったのか、
NHKBSの25周年コンサートの放送を観ながら、
帝国劇場に思いを馳せます・笑



posted by inatt at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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