2014年09月28日

20140928 【マンガ】 小さな恋のものがたり 第43集 みつはしちかこ ( と、その後の感想)



20140928記
 
73歳の作者が52年続けた物語を終わらせた。

本当に凄いことだと思う。


何十年もこのお話に親しんできた読者なら、
作者の選んだこの結末のことを、
深く考えずにはいられない。


この本の題名で、twitterを検索して、
他のかたたちの感想を見ていたら、
はからずも
ひとつの短歌がみつかった。

恋という自己完結のものがたり君を小さな悪党にして
(俵万智 歌集「かぜのてのひら」)


50年以上語り続けるもの

31文字で一気に示すもの

ーーーーーー

1年前に作者が
「ひとりぼっちの幸せ」と題した本を出版しているのも、
いろいろ考えさせられます。

でも、これを読んで、
小さな恋のものがたりの登場人物も、
物語が終わったあと、
それぞれの人生をそれぞれらしく生きたのではないか、
と何か納得するものがありました。

ーーーーーー

20150828に、NHKの特報首都圏で放送された、
「初めて語る“小さな恋” 漫画家・みつはしちかこのメッセージ」
を観ました。

片思いというテーマでチッチとサリーを語られると、
アンバランスな二人の交際を楽しんできた読者には、
違和感のある人も多いと思いますが、

チッチは片思いだった、と作者が意思表明している、
貴重な映像記録になったと思います。
(小田和正まで登場)

病から復帰し、代表作を完結させ、大きな賞をもらい、
自作を語る映像を残し、
ここまできたら、
「ハーイあっこです」で幸せな老後を描いていただけたら・笑。
お姑さんも旦那さんも先立ってしまったが、
幸せにすごしているあっこを。
  

ひとりぼっちの幸せ チッチ、年をとるほど、片思いは深くなるね
みつはしちかこ

ひとりぼっちの幸せ チッチ、年をとるほど、片思いは深くなるね
小さな恋のものがたり第43集 小さな恋のものがたり第42集 チッチとサリー ポストカードブック あなたにめぐりあえてほんとうによかった (絆シリーズ特別編) 小さな恋のものがたり 復刻版1
by G-Tools

http://mogumogunews.com/2014/09/topic_8641/

http://matome.naver.jp/odai/2141213625392555601?&page=1


ーーーーー

20151014追記

ちょっと気づいた余計な話

ハーイあっこです
は、1980年7月より朝日新聞日曜版に2002年3月まで連載

一方、毎日かあさん 西原理恵子は、
そのあと、2002年10月から毎日新聞で連載開始。

映画毎日かあさんの感想
http://inatt.seesaa.net/article/398822416.html




20201216追記

2018年に第44集が発表され、

その後も物語が続いています。

それを知ったとき、

正直、すーっと頭の中が醒める思いもしましたが、

作者の周りの人たちのビジネス上の思惑もあるのかな、

あるいは、

作者に描き続けさせることが、
作者に必要なことと、
周りの人たちが考えているのかな、

などいろいろ考えてしまいましたが、


「チッチは片思いだった」と作者が言っていることをふまえると、

第1集の前半と第44集以降こそが、

作者が真に描きたかったものを描いているということなのかも、

というのが、今の私の考えです。


ただ、読み手側に立つと、

チッチとサリーの高校生としての交際が延々と続くこと、

フラれたチッチの毎日がいつまでも続くこと、

どちらとも、何か地獄めいた状況と感じる人もいるでしょう。

だからこそ、

いったん物語を終わらせた作者に心から感嘆した、

という第43集の感想に思いが戻ります。


( または、チッチとは別に、

  老境のあっこさんに会ってみたい、という気持ち )





posted by inatt at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想など・マンガ・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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