2023年03月31日

【ドラマ】 あまちゃん 2013年



ほんとにさ、あんた、やりたい放題なのよ!しかも、ぜーんぶ中途半端






BSプレミアムの再放送(2015年)を観ながらの覚書

( 2023年4月からの再放送をBS4Kで観て、追記しています。 ) 

( wiki )


・天野春子が、歌手になるため故郷を飛び出し、紅白の舞台に立つまでの物語・笑

・あんべちゃん(安部小百合・あんべさゆり・片桐はいり)が裏主人公だと思います。
  
  「地元 地元 地元に帰ろう」


・物語に決着をつけたのは海女三代ではなく、大スター鈴鹿ひろ美。
  スターの常識離れなところも凄みもカリスマもまとめて演じることのできる薬師丸ひろ子


・名作に違いないのですが、小さなくすぐり台詞は繰り返して観るものでもない。
 しかし、毎日観る長編ドラマである朝ドラとして、
 くだらない、意味のない台詞のやりとりの蓄積から産まれるものはある。

 (それが私たちの日常だから)

 また、
 南部ダイバーなど、
 一度目は口あんぐりでも、二度目・三度目の登場で美味しく楽しめる。





【各回の覚書】

第1週 「おら、この海が好きだ!」

第1回

 第1回を観たときの感想
  http://inatt.tokyo/article/398822472.html

・まめぶを、故郷を象徴するものとして、複雑な思いで見る春子

・このドラマの特徴を述べているような、大吉のまめぶの説明。

 最初はそういう反応だよね、うん、
 甘さとしょっぱさが口の中で緊急会議を開くよね、うん、
 結論としては…
 微妙だよね、うん、
 でも、だんだん好きになる、
 だんだん好きになるぅ、
 ・・・ほら、好きになった。

・軽い危篤


繰り返し観るほどに、趣のある朝ドラ第1回で、

それは小泉今日子の演技が多くを担っています。

そして、

受けの芝居だけで観る人が惹きつけられる天性のヒロイン、

能年玲奈

この人の俳優キャリアを空費させたものは何か、

私にはしかとはわからないが、大変酷いことをしたものだ。



「今、日本で、天野アキをやらせたら、あんたの右に出る女優はいません」(第136回)

  

第2回

物語の発端である、
なぜあんべちゃんが春子のアドレスを知っているのかが、うやむやに・笑。

「お父ちゃん死んだのも知らされてなかったし」「えっ」

第3回

・床にもやしが落ちる音が聞こえたのよ

・蛾みたいな服


第4回

だったら、なんも考えずに、飛び込め

・地味で暗くて向上心も協調性も個性も華もないぱっとしない子

・ジオラマって平成19年から着手して平成27年(2015年)完成予定。

・バックに流れている大相撲中継で、
 琴欧洲と安美錦を呼び上げる行司の声が聞こえるので、
 この日が平成20年名古屋場所初日で平成20年7月13日だと分かる、らしい。
 でも、海開きは、7月1日だからなあ。

・なに、急になまっちゃって

・「あんただって、父ちゃん死んだこと知らせなかったでしょ」「あ?」

・ただいまも言えねえ娘に、おかえりが言えますか


第5回


第2週 「おら、東京さ帰りたくねぇ」

第7回

・里帰りしてから1週間。

第9回

・大吉が間違えてウーロンハイを飲んでいることに、
 勉さんが気づいていたようだという描写はシナリオにはない。
 長丁場のドラマのなかでそういう演出の積み重ねによって、
 台詞のあまりない登場人物にも性格づけがなされていくんですね。

第11回

・勉さん「(ユイは)あの子はいい子だよ」

第12回

・初見ではわかりませんでしたが、磯から鉄橋の列車を見送る夏ばっぱとか、
 とても重要な回だったのですね。
 ( シナリオでは、後のシーンとの関連付けはあまり感じない。
   ドラマは脚本家のみで作られているものではありませんね。 )

第3週 「おら、友だちができた!」

第13回

「今度出て行くときは、泣きながら旗振ってもらいますから」

第4週 「おら、ウニが獲りてぇ」

第22回

・若い頃のことを聞かれてキレた日、春子が作った晩御飯は、ナポリタン
 ( 正確にはミートソース? )

第5週 「おら、先輩が好きだ!」

第25回

・2008年10月4日(土)あんべちゃん、袖が浜を発つ。

第29回



第6週 「おらのじっちゃん、大暴れ」

第36回

・1本目のミサンガ(種市)「死んだ目したおばちゃんたちが漁協で作ってるやつでしょ」


( ここで登場する謎の潮騒のメモリー )



第38回




第7週 「おらのママに歴史あり」

第41回


第42回

「去る者だって、ちゃんと送り出してもらいたいんだよ」


スナックにいる登場人物(潮騒のメモリーを聞く人)が増えるやり方が上手いです。


「それは言っちゃ駄目、効き目が薄れるから」




第9週 「おらの大失恋」

第48回





第51回

・潮騒のメモリーズの看板製作


第10週 「おら、スカウトされる!?」

第60回



第11週 「おら、アイドルになりてぇ!」

第64回

「分かる奴だけ分かればいい」

2009年の夏、スマート勉

「アキ、いいあんばいに温めておいたぞ」
「ありがとう、フレディ」


第12週 「おら、東京さ行くだ!」

第71回

・弥生たちからミサンガ(2本目〜5本目?)

第72回

ユイの
「すぐ行くからね!」
という台詞は、第157回で回収された。

第13週 「おら、奈落に落ちる」

第73回

ナレーションを海女三代でリレーしていく、秀逸な仕組み


第77回

・あんべちゃんとアキの会話がとても好い。

 ( あんべちゃんはおらの落ち武者(影武者だけどね) )

 ( うどんとまめぶのハーフ&ハーフ )


 東京に出てから落ち込む一方のアキを元気づけたのは、
 あんべちゃんでした。

 あんべちゃんこそ、この物語の裏主人公なのかも。


第78回

・博多華丸さんに言われて(福岡出身詐欺)



・いつか一緒にお芝居しましょうね


第14週 「おら、大女優の付き人になる」


第83回

ほら、あばずれの食いもんだよ

今だよ、慰めてやんなよ

チーズ、かける?





( 実のところ、アキが東京に行って、

  2か月足らずなので、

  ぐれると言ったって、他愛ないんですけど、

  脚本と演出と演技で、

  そうはならない。

  夜に、リアスに来たときには、

  目の表情が変わっているユイ )


第84回

腫れ物はスナックで再生すんのよ



第15週 「おらの仁義なき戦い」

第87回

・ミサンガが切れる。(残り4本)

第16週 「おらのママに歴史あり2」

第94回

・ユイからアキへ数珠のミサンガが渡される。
・ここで「影武者」という言葉のこの物語のなかでの意味がすべて明かされる。


第95回

・ミサンガを鈴鹿ひろ美に渡すアキの左手にはミサンガ4つと数珠がひとつ



第18週 「おら、地元に帰ろう!?」

第103回

小泉今日子対薬師丸ひろ子、15分ほぼ長回しの回、

叫びたくなるアキの気持ちに共感する説得力・笑

( セットの外で15分近く待機する太巻・笑 )


「そんな中で、磨いて光るのは、たった1個なんです」


第104回

「漫画の酔っ払いみたいになってるじゃないですか」

(生まれたての小鹿の演出アイデアがここから・嘘)


第19週 「おらのハート、再点火」


第110回

「切れたのは、種市先輩がくれたミサンガだったか」



第20週 「おらのばっぱ、恋の珍道中」

第115回


「今日のあさイチは収録でお送りします(朝ドラの"受け"はありません)」のテロップ


第120回

「知っててだまされたふりを続けてるんだよ、25年も。たち悪いよ」

「罪滅ぼしなんかしなくていいんだよ、悪いのは全部俺なんだからさ」

「「悪いようにはしないから」って、悪い奴のセリフだよね」


( 原宿の喫茶店「アイドル」、どこら辺りかなあ。竹下通りを一本入るとか、らしい。

  今のブラームスの小径あたりか
  街のあちらこちらの一本通りを入ったところに、
  甲斐さんのような人が幾人も居るのが、
  東京だと思う。 )


第21週 「おらたちの大逆転」

「おらたち」という言い方が、観ている自分も含んでるように思えて、じんとする。


第126回

・ミサンガが2本に




第22週 「おらとママの潮騒のメモリー」

第131回



・鈴鹿ひろ美が春子に、「いい娘さんね」というところがありますが、
 そこは、「親孝行な」ではないかと思って、
 完全シナリオ集を確認すると、「親孝行」でした。
 あえて、普通の台詞になったのはなぜだろう。

第132回

「おとといなんか、えらい揺れた」
「おらが作ったジオラマは無事でしたよ」

「ユイちゃんが本当に帰ってくるつもりだったのか、
 それとも東京で暮らす覚悟だったのか、
 それは誰にも分かりません」

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2013047931SA000/



20130901 日経新聞・春秋

・あす月曜日の朝、おそらく多くの人たちが「あの瞬間」の自分を思い起こすことになるだろう。
・架空の登場人物への心配が、現実の東北に改めて目を向けさせた。物語の持つ力といえる。

第133回

Ghostbusters...

切れたミサンガ


第135回

ライターとクレジットされている、滝藤賢一


第136回

ほんとにさ、あんた、やりたい放題なのよ!

監督とクレジットされている、古舘寛治

おら、日本一の天野アキになります

ごつごつぶかぶかの宇宙服を着て、ぶかっこうに歩くのは何かの隠喩か


第138回

K3RKDNSP
北三陸を今度こそ何とかすっぺ



第153回







・讃美歌のような潮騒のメモリーを歌いたいと思ったんですね
 もういない人に「ねえ、千円返してよ」というか、
 届かない思いを唄っている





・正宗さんと忠兵衛さんが、海女カフェに行かないのには、意味があるんですね。

 ( 第157回でNHKホールに入らせてもらえないのは悲しい・笑
   正宗さんは、春子の紅白舞台を観ることができたのか?   )




第157回

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2014055286SA000/




本物の紅白の舞台で具現化された、なんとも幸福なエピソード。

「天野春子」のテロップに感動。

お遊びの適当さはなく、大真面目に作られていて、
録画でないから演者たちにとって難易度がすごく高いのに、
舞台慣れした俳優たちがなんでもないようにこなして、
ちゃんと15分にまとまっていて、オチもある・笑







 
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