作者の聖日出夫氏が、2016年3月にお亡くなりなったそうで、
2016年6月に出版されたワイド版ムックをコンビニで手に取り、
ひさしぶりにこのマンガを読みました。
また、
この連載の元となった読み切り作品「多少難アリ」が
掲載されていて、初めて読むことができました。
1982年から連載されたそうですが、
通勤電車は国電、
ひとつの課は、机を並べてできた島、
机の上にパソコンはなく、書類と黒い電話だけ。
顧客へ提出する資料作成で徹夜、
カリカリと鉛筆と電卓で作成する。
( 電話しか連絡ツールがなかったころ、
複数拠点の人が集まる会議の
日程および出席者調整は1日かかる「仕事」でした)
奥さんは社内結婚、
先輩OLは、経験や能力を十二分に持ちながら職場の「花園」
( ただ、有能な先輩OLは、世の中の女性進出の流れにあわせ、順調に出世していった )
そんな今とは全然異なる職場の環境ながら、
中身の物語には、
今でも通用する内容があるということを確認しました。
一方、この物語で深くは描かれなかったこともあるでしょう。
モーレツサラリーマンの家族の生活とか、
シングルキャリアウーマンの私生活や老後とか。
さて、
大原笑介や、高山係長や花園さんたちは、
2016年に、どんな生活をしているのか。
なぜか笑介 第1集 (My First Big SPECIAL)
聖 日出夫

関連商品
なぜか笑介 第2集 (My First Big SPECIAL)
なぜか笑介 3 (My First Big SPECIAL)