Eテレのアニメ ( wiki )
放送されるたび繰り返し観てます。
簡単には飽きない味を楽しんでいます。
主要人物より、
地獄大夫(じごくだゆう・大堀恵)の人生の顛末が
如何なるものであったのか、とても気になってきました・笑
戦乱で酷い目に遭ったのではないのか、とか。
森女(しんにょ・山下リオ)を登場させる都合でしょうか、
ぷっつりと登場しなくなりますし。
一番好きな登場人物は、
弟子の没倫紹等(もつりんじょうとう・ 鬼頭真也)です。
「我死なば焼くな埋むな野に捨てて 飢えたる犬の腹をこやせよ」と遺し、地獄太夫が亡くなった際には一休宗純が手厚く葬ったそう。さて、地獄太夫という女性は多くの絵師たちの創作意欲を掻き立てました。特に河鍋暁斎は地獄太夫を何枚も描いています。こちらは暁斎の地獄太夫。 pic.twitter.com/yP2WjF9mKO
— 幻想系古本屋 古書ドリス (@info_doris) March 20, 2023
20221117追記
第二十則
(応仁の乱が起きたとき、一休は70歳を超えていた。
平和な70年を過ごしてから、戦乱を経験することもある。)
「歴史は繰り返す」
「きさまらの時代はどうだ。戦はひたひたと忍びよるのだぞ」
「応仁の乱は、南北朝の動乱の終結から、たった75年後に起き、11年も続いた。平和な世の中は束の間のものだったのである」
オトナの一休さん オリジナル・サウンドトラック
VARIOUS ARTISTS
オトナの一休さん
NHKオトナの一休さん制作班
by G-Tools
20221117追記
一休和尚像
絵と賛は誰が描いたか別にして、
没倫が師匠からもらったかのようなものを自ら誂えたのか、
( 彼は師匠からあのような視線を受け続けていたのだろうか )
または、後世の人が没倫がそうしたようにみせて作ったのか。
自賛
華叟の子孫、禅を知らず、狂雲面前、誰か禅を説かん。
三十年来、肩上重し、一人荷担す、松源の禅。
私には、
ちんぷんかんぷんの公案(こうあん)的なものは
どうでも横に置いておいても構わぬことで、
結局、
師匠(華叟)や兄弟子(養叟)への感情、
自らの内に育てた思想の自己評価とそれを外に表明すること、
その弟子がまた、
師匠のあまたある言葉からあるひとつを選び、
師匠から授かったかのようなモノを誂えたかもしれないこと、
( または、弟子は修飾のないナマな師匠の姿を残しておきたかった
とか、勝手な妄想をしてみたり )
誰にでもあるような心模様として理解できるように思える。
(私は自分のひいおじいさんの名前すら知らない、
一方、数百年前の異国の僧の直系の弟子と自負すること)
( 頂相・ちんそう・ちんぞう )
20230924追記
2022年の東京国立博物館の国宝展で、
一休和尚像を直に観ることができました。(当作品は重文)
勝手に思っていたより、ずっと小さな絵だったこと、
その視線はとても弱弱しく、頼りなげにこちらを見ているように見えたこと、
など、
この絵に対する印象が変わりました。
また、いつか、この絵を観て、
自分がどんな風に感じるのか、
この作品に対する、一休宗純に対する、
興味が尽きません。