NHKの番組。
番組の最初のほうで、今まで自分が自覚できていなかった疑問に、あっと気づいたのです。
測量は大地が球面であることが前提となっている?
人間はどうやって、地球が丸いと認識し、それを信じることができるのか。
地球儀を見た織田信長は。
伊能忠敬は。
そして、自分は・笑。
私は信じることができない・笑
だって大地の反対側の人はどうやって立っているのか?
このことが腹に落ちないままでは番組の続きを観る気になれなくなってしまいました。
・地球平面説という神話 ( wikipedia )
「中世初期には既に、元々古代ギリシア人たちが示した球体説をほとんど全ての学者が支持していた。教養人たちの間では14世紀までに地球平面説が完全に死滅した。」
・地球平面説 ( wikipedia )
「日本には、16世紀後半まで地球という概念が存在しなかった。宣教師フランシスコ・ザビエルはその報告において、日本人が地球が球体であったという事を知らなかったと報告している。その後マテオ・リッチの坤輿万国全図が伝わり、南蛮図屏風などで円形の地球が描かれるようになった。
「林羅山は、儒教的な秩序論により、この説に反対していた。」
「江戸幕府天文方の渋川春海は、地球球体説を含む西洋の天文学知識を取り入れていた。」
「本居宣長は「その説がよければ取り入れてしかるべし」として、儒学者や仏教者を批判している」
「2018年にアメリカで8215人のアメリカ人を対象に“地球の形をどう考えているか”という調査を行った結果、55歳以上では94%が「地球は丸いと信じている」と回答したが、18〜24歳のミレニアル世代は34%が地球が丸いことに疑問を抱いており、4%が「地球は平らだ」と答えていた。」
・地球球体説 ( wikipedia )
「日本人学者に大地が球形であることが知られるようになったのは、中国人学者・游子六の書いた『天経或問』(1675刊)を読むようになって、この中の西洋の天文学の知識に納得してからである。1700年代に入ると日本人学者による西洋天文学の解説書が出版されるようになり「大地が球形であること」が日本人学者の間に知られるようになった。」
・渋川春海(1639-1715) ( wikipedia )
「改暦の際に「地方時」の存在を主張したように、彼は中国や西洋では地球が球体であるという考えがあることを知っており、地球儀をはじめ、天球儀・渾天儀・百刻環(赤道型日時計)などの天文機器を作成している。」
・世界平面論者
権力者や強力な組織に対する不信感?
自分自身や自分が所属する集団に対する肯定的な見方を維持したいという欲望?
人々は安心感と信頼感を求めている。力は知識から生まれる。
伊能忠敬 延享2年1月11日(1745年2月11日) - 文化15年4月13日(1818年5月17日))(Wikipedia)
伊能はいつ大地が球面であることを学んだのだろう。名主のうちに理解したのなら、同じ頃、測量に長ける名主で同じような知識の人は他にも多くいたのかもしれない。
・1795年、伊能忠敬50歳は、暦局(れききょく)の高橋至時(よしとき)31歳の弟子に。
・1800年、伊能忠敬55歳、蝦夷地測量出発。「南北一度の里数を窮めんと欲す」
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