2021年03月16日

【ドラマ】 のだめカンタービレ 2006年 全体の感想



20210316記

2006年にフジテレビで制作されたドラマ。

2020年9月の再放送で10年以上ぶりに観ました。

再放送はかなりシーンがカットされているとの情報がありましたが、
とても楽しめました。
それにしても、初放映からだいぶ時が経ちました。
第9回でレバ刺し食べてた・笑

有望な若手俳優を豊かに起用したキャスティング、
複数回のオーケストラ演奏会シーン、
オーケストラ劇伴、
劇中アニメなど、

いろんなところに贅沢にお金をかけたドラマですね。
今はもう難しいのかも。

有能な俳優をたくさん集めて、
大袈裟な演技のオンパレード・笑

マンガの誇張された描写を
俳優がそのまま演じてぎりぎり成立させて、

馬鹿で、
健気で、
音楽に真面目な人たちの、
面白いドラマにできあがっています。

2020年に観ても、
のだめや千秋の気持ちの描写に心動かされるものがありました。
名作のひとつなんだと思いました。

・マンガ原作の面白さを実写ドラマで再現できている。
 のだめの非常識な面白さ、千秋の王子様ぶり。

・恋愛ものというよりも、音楽家ふたりがお互いに相手を導く天使であるという成長物語

・音楽家を導く師匠の存在

 私は、主人公たちより、先生たちのことが印象に強く残っています。
 のだめ、千秋より、ハリセン江藤耕造先生(豊原功補)に感情移入しました・笑。
  パワハラ指導の過ちに気づき、自由な天才の指導方法の模索に苦悩する。
  のだめが2次予選を通過できたのはハリセン先生が千秋を呼んだから。
  のだめが留学することができたのは(千秋は関係なく)先生の偽装メール作戦のおかげ。
  でも先生本人に手ごたえはなく、何がベストか最後まで自信が持てない。

 「なんも、できへんかった」

  天才が才能を開花させ、世に認められるまで導く、教師に必要なものは、
  主人公たちのような天才性ではない。

  加えて、原作で一番好きなシーンは、
   第24巻で、
   凱旋帰国したのだめが、
   江藤教授の家で、
   江藤先生と谷岡先生に恩返しコンサートをしているところ。


  変態でも、こういうところ、きちんとしてる人たちの物語・笑





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