2021年10月30日

【ドラマ】 おかえりモネ 2021年 (諸々)



全体の感想
 http://inatt.tokyo/article/481549003.html

各回の感想
 http://inatt.tokyo/article/484193751.html





■約束の家、約束の船

このドラマを観た人全員にお勧めしたいドキュメンタリー



亮は「約束の船」を求め、願っていたのだと教わりました。

震災による人々の心のうちについて、

本作ではあくまでも「朝ドラ」の範疇で描いていることを思い知らされた。


私が知らない、数えきれない多くの、新次、亮、未知がいらっしゃる。


この先、もっともっとシリアスに人の奥底を描写するドラマが作られるのかもしれない。


■在宅医療



・田上佑輔医師は、菅波先生というより、中村医師(平山祐介)のモデルなんだと思いました。


■自分の呟きの記録

・20210505



・20210812



・20210913



2021年(現在)を飛ばし、
2022年(以降)の将来を見せるという、

マスクは登場しないのに、

(2020年2月?に気仙沼を訪問したサヤカさんがマスクをしているところだけ。
 冬だからか、感染症を警戒しているのか、明らかでない。)

2020年と2021年の私たちと同じ世界であることを
感じさせる終わり方になっていました。

(2022年7月)



・2022年6月には、マスクのない2022年7月はあるような気がしていましたが、
 現実には、第7波がきているようです(残念)


・20211031



■宇田川さんについて



NHK放送センターの住所は渋谷区神南、
宇田川町はその隣、
NHK関連のオフィスなどが多い。




宇田川さんは書にピンクを多用するけど、このことには意味があるのかしらん。(20210813)

宇田川ヒロ=歌川広重 説は、自分では思いもつかないことでした。(20210917)



歌川広重 汐見阪 (「汐見湯」の名はここから?)




■いろんな方の呟きの記録

・震災の経験





・未知の告白


・作り手の皆さんの素晴らしさ



私自身は音声技術の進歩の内容はよくわからないのですが、
素晴らしいドラマは、
照明、音声、その他のスタッフの皆さんの素晴らしい仕事があってのことだということは、
覚えておきたいと思います。

・作り手のみなさんの発言








■百音の雇用形態問題 20210815



金曜日に、観る人に基本的情報の提示がなく、疑問を残させることが多い本作の特徴。

( 例 上京時の住処や就職活動状況
    百音の雇用形態 )

コサメちゃんと傘イルカくんを毎日の全国ネットに乗せることに貢献した百音は、
社員昇格どころか、すでに年間社長賞表彰ものだと思いますけれども
・笑。

おそらく収益的にもスポーツ気象より貢献している・笑

気仙沼での2〜3年間の基本給支給など大した問題ではない・笑


結果:
月曜日に中継キャスターになれば社員になるかもしれないと説明があり、
金曜日に中継キャスターになると宣言したが社員になるかどうかは説明がなかった。

 ( 画面の外で傘イルカくんを操作していた人が、
   新中継キャスターとして画面に登場、
   こんな可愛い女の子でした、
   というネットニュースを想像した・笑 )
   
社員になったかどうかは次の週に説明されるのだろうと思ったら、
第65回終了後に発生した当問題は、
第80回終了後になっても確定せず・笑
第86回に至っても明言されていないが
新事業プレゼンをしているので、当然のように社員になっているのだろう・笑


本作に特徴的な話の進め方だと思う。

作家は、
一部の視聴者が気にしている、バイトか正社員か、のような
いくつかの論点は
それは重要なことじゃないと、
わざと後順位に置きながら、
話を進めているのかも。

一部の方たちがとても不満に思っている、
説明の順番やお話の整合性よりも、
「伝えたいこと」を語ることを優先している?

「伝えたいこと」は「ヒロインの成長譚」ではないのかもしれませんね。







■取るに足らない、どうでもいい、気になるところを書き留めておくコーナー
(または、三生と悠人は高速バスではなく新幹線で東京に向かったことについて)


・第1回の冒頭で、百音が自転車でサヤカの家から森林組合まで通勤していて、
 それなりに距離があるんだなと認識してしまったので、
 その後の物語で、サヤカの家と森林組合との間で場面が飛ぶたんびに、
 〇〇は、何を使って移動したのか、といちいち気になってしまった。
 ( 実際の地理はともかく、サヤカの家と森林組合は近距離の設定にすればいいだけのような )
 ( 百音が高校生のうちに自動車免許取得済みにしておけばいいだけのような )


・菅波先生(東成大学卒)の年齢

 百音との年の差問題がよく言及されます。
 個人的には10以上離れていてもそんなに気にならないのですが、
 物語の開始(2014年)時点で外科専門医まで進んでいたのかどうかについては、
 設定の正確性につっこみがはいっているようです。



・第75回
 母からの電話は深夜2時3分。(第74回)
 島の家からかけている。
 亮は船頭に連絡のうえ、船に戻らなかった。
 (土曜日午後には銚子にもどらなければならなかった)
 土曜日お昼に警察から永浦家に新次が暴れていると連絡が入る
 それから耕治と亜哉子が島から気仙沼の仮設住宅に移動するには、
 相応の時間がかかると思うが、
 ふたりが到着しても、新次は暴れており、
 警察官(二人)は彼を抑えることができない。
 その後、夜まで耕治と亜哉子は気仙沼の警察に。
 (ただ、暴れるだけでは警察に留め置かれないような気もするが)
 (亮が警察から連絡を受けたのは土曜日の何時ごろか?)
 そこで亮が船に戻っていない(正確には戻らないと船頭に連絡した?)ことを知る。

 百音からの電話に出た亮は、海の近くらしきところにいる?
 ( 銚子? 東京? 深夜2時、そこから新宿の喫茶店にどのように移動した? )

・第76回

 未知が百音に服をなげつけたのは深夜2時半頃?
 百音が明日美に事情を説明する。
 明日美は、三生と悠人に連絡。

 朝になってから、亜哉子から百音へ電話
  亮は朝になってあちこち連絡した
   「これから新宿行って高速バスでこっちへ戻るって」

 亮が明日美に「親方こええからソッコー帰る」と返信したのは7時30分。

 ( 深夜2時から朝7時半まで、5時間超、
   ひとり頭の中がぐるぐるし続けたみーちゃん・哀 )

 ( 明日美は、百音が新宿に向かったあと、
   百音が亮を連れ帰ることや
   未知の精神状態を念頭に、
   あらためて、
   三生と悠人ときめ細かく連携したのではないか?
   東京に来れないか、と頼んだ?(「何?ホントに来たの?」(第77回))
   三生と悠人は、亮が行方知らずのままでは
   仙台に留まるか東京へ移動するかという判断ができない。 )

 耕治と亜哉子の服が前日とは異なるので、
 二人は早朝、島から気仙沼の警察へ新次を迎えに行った? 

 喫茶アバンドーネ
  ( abbandone 意味は「自由に」「拘束されずに」 ?  )
  「昔ながらの味、ナポリタン700円」が看板メニュー

  ( 新宿南口近辺で日曜日の朝やっているチェーン店じゃない喫茶店といえば、
    珈琲西武 新宿本店とか )   

・第77回、菅波先生は、10時約束のところ、
 何時に汐見湯(最寄り駅築地と想定・笑)に現れたのか。

 百音は8時20分までにはバスタ新宿・笑に着くつもりなので、
(この日は2016年11月27日、日曜日。バスタ新宿の開業は2016年4月4日)
 7時半過ぎには出発したと思います。
 百音と亮が新宿の喫茶店にいたのは、
 ( 百音が電話か何かで亮がバスに乗るのを止めさせ、
   喫茶店で待ち合わせることにした? )
 8時20分のバス出発後、次の10時台のバスの出発前であると考えられます。

 百音と亮が新宿の喫茶店から築地へ移動し、

 ( 百音は、
   新宿から築地へ地下鉄に乗っているあたりで、
   気持ちが落ち着き、
   菅波先生との約束を思い出すのではないか・笑)

 百音と亮、そして三生(みつお)と悠人が相次いで汐見湯に到着したのは、

 ( 30秒差くらいなので、彼らは汐見湯の前でお互いが見えていたのではないのか?・笑)

 10時から10時半くらいではないでしょうか。

 三生と悠人は、
 7時半過ぎに明日美と話してから、
 高速バスで10時半に築地に到着するのは難しいと思います・笑
 彼らは、明日美と情報連携しながら、
 口ではお金を使わず高速バスと言いながら、
 ( 高速バスなら片道4〜5千円で、新幹線なら1万2千円くらい? )
 亮のために、強い気持ちで、新幹線で急いだのでしょう。
 それなら、仙台駅を8時に出発し10時半に築地に着くことは可能。
 キオスクでずんだ餅も買える?・笑。

 ということで、
 菅波先生の到着は、8時〜10時の間、
 9時というところでしょうか。
 背負ったリュックを下ろすことなく・笑、明日美の事情説明を受けた。

 ( それから未知は帰り支度 )

 菅波先生は、家に戻り、
 10時5分には、資料を持って、ウェザーエキスパーツへ。
 ( 百音との電話のとき、ウェザーエキスパーツ社の時計が10時5分)
 ( データのメール送信では駄目なのか?・笑)


( 汐見湯の外観は、雪谷にある「明神湯」とのこと )


・第80回 サヤカさんのFAX送付

龍己さん宛のFAXの差出人名から、
「サヤカ」の漢字は「清花」みたいです。

ちょっと変なFAX送付状、
現実でFAXを使ったことがない人が作った感じがある・笑

でも、物語では、2016年11月で、ついこの間だから。


・第80回 残っていたずんだ餅

第77回の最後で、
悠人が持ってきた定禅寺亭ずんだ餅(ずんだ餅饅頭?)は10個入り。
月曜日には3個残っていて、
そのひとつを菅波先生に渡した。
日曜日に「若きものたち」6人と菜津さんで1個ずつ食べたとすると、
残りを菜津さんのおじいさんおばあさんと宇田川さんに配ると
計10個なんだけどな・笑
百音は残り3個をコインランドリーで全部食べるつもりだったのか・笑

( 座った対話から、百音が立ち上がるきっかけの小道具です・笑)


・第83回 スーちゃんの仕事

百音、内田氏は、平日朝の番組担当なので、
内田さんが服を買いにでかけたのは、
土曜日か日曜日の朝と思われますが、
明日美は仕事ではないのでしょうか。

アパレルショップ勤めという設定は破綻していると思う・笑。


ーーー

実際に書きつけてみると、
こういうことは、
作品を味わうことの役には立たない・笑。

証拠はないけど、画面に出てないけど、
すーちゃんの見えないところでの働きと、
三生と悠人は亮のために
必死で急いで新幹線に乗って東京へ向かったと想像できるようになった

ぐらいかな・笑





■#モネ文学倶楽部

このようなタグが第6週あたりに生まれたのは、

・物語の核となるテーマが未だ不明
・主役のモネの性格に特筆すべき特徴がみえない
・百音、菅波のクラシックな関係

など、余白が多いところが、文学調の創作を促しているのかも。
(この作品を揶揄したい人たちにこういう気取った人が多いという特徴、という点も・失礼)





第29回の、百音を泣かせて反省する菅波先生です・笑

菅波先生の造形は庄司薫を思い出させるくらい古典的なところもあるわけですが、

庄司薫くんは、18〜19才なので、
アラサーの菅波先生に対して、ちょっと気持ち悪いという意見がでてきてしまうのも
多少、いたしかたないところです・笑

「小学校までの幼馴染のガールフレンド由美は「舌かんで死んじゃいたい」が口癖である」(wikiより)



モネ文学倶楽部 Togetter まとめ
 https://togetter.com/li/1736952





【気象の話】

森田正光さんは、第1週の時点で、
百音の誕生日を平成7年、1995年9月17日と特定し、
「災害は繰り返す」というメッセージを感じたことから、
1995年台風12号と同じ台風特異日に襲来し、
進路が似ている、
カスリーン台風をとりあげ、
新田サヤカの誕生は、カスリーン台風の襲来時で、
昭和22年、1947年9月17日ではないかと述べています。
新田サヤカの誕生日が明らかにされたのは、
第33回、流石。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/moritamasamitsu/20210521-00238873/






【林業の話】

林野庁 「おかえりモネ」解説ページ

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/kouhousitu/okaeri_mone.html

(第35回) 国づくりは樹木で山を埋めること


江戸時代には全ての建築物が木造でしたので、木造家屋が密集する江戸等の大都市では大火が頻発し、これに伴い建築用の木材需要も増大しました。木材を運び出すため、森林伐採が全国的規模で拡大し、その結果山地災害が多発することになりました。
この頃から、森林を有効に利用しつつも同時に保全することが必要であるとの認識が広まり、17世紀後半頃には森林資源の維持を目的に特定の地域の森林の伐採を禁じる留山(とめやま)制度や「木曽の五木(ごぼく)」のように特定の樹種の伐採を禁止又は制限する留木(とめき)制度が各地で定められました。
 また、産業としての造林活動が本格的に開始されるようになったのもこの時期です。河川に沿って植林し、その氾濫に備えるためのものや上流の土砂流出の防止のための植林、強風や砂がもたらす害を抑える海岸防砂林の造成等が各地で行われました。


人間は大昔から、

自然を使い、そのことにより自然のバランスを壊し、それに気づいて修復しようとする、

ということを、

ずっと繰り返しているのですね。










posted by inatt at 14:50| Comment(0) | ・感想など・TVドラマ・NHK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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