NHKのプレミアムドラマ。
20220606
地味なお話だが、
同じときに放送されている、ドラマ作りとして新奇な「17才の帝国」より、
見入っている自分がいる。
5年先くらいに、高齢者をヒロインにした、
こんな朝ドラが始まったりするのだろうか。
( 一方、
本作に比べると、
朝ドラがいかに視聴者の気持ちを惹き続けることを意識しているか、
感じさせられた。 )
(1)
夫婦はそれぞれの趣味で飾られたそれぞれの個室で寝ているようである。
近所の人には、料理教室と偽り、お金には困っていないがパートへ出かける。
70歳とはいえ、とても健康で元気だ、という前提があるように思う。
#今度生まれたら (1)、
— inatt (@inatt) May 9, 2022
何も起こらないのに、
見入ってしまいました。#朝ドラ で観てみたいと思いました。
15分全部、法事の後席とか。
現在と過去と2セットの座組で。
( そういうことを考えるのは、
#芋たこなんきん を観てるから。) https://t.co/TXkcMMvC9u
(5)
日常と変わらない、会話/行動が延々と続くのが、
本作の特徴かと思っていたら、
ついに、ドラマ的なふるまいが現れた(ミキ・須藤理彩)。
お話はこれからが本番なのかもしれない。
(6)
えぐいお話だと顕わになってきました・笑。
昔の歌謡曲の劇伴、
笑わせようとしてるのかと思ったけど、
70男が家出(もどき)するときに、
頭の中で鳴っているのなら、
怖い怖い。
( 「涙のかわくまで」西田佐知子 1967年の藤圭子カバー(1973年)? )
本回は、
この曲の歌詞含め、
よく耳にするのに印象に残る台詞が沢山。
父母が醸すプレッシャーがストレスでえずく長男。
団塊世代が、孫世代に責められてたけど、
彼らもきっと50年後に、
また責められている予感・笑
やはりこれを朝ドラにして、
阿鼻叫喚なTLを見たい・笑
次男のロッジでの対話を延々1週間とか・笑
(7)
次男は背が伸びて台所で頭を打つようになってから、
家を出ることを考え始めた。
誰もいない一軒家、
らっきょを漬けた瓶が残った。
長期間のローンで手に入れた家なんて、
大事なことではないということか、どうか。
また、
社会的なつながりはほぼ描写されず、
( 住民運動への関わりはそういうことか? )
姉妹の二家族が
ばらばらであるようで、
繋がりをお互い絶たない関係も印象的でした。
次男はそういうところから、
距離を置いているともいえる