空白が生まれても、空白を埋めることはできる
NHKのドラマ(wiki)。
何をみせられるのか、わからないまま、話が進んでいって、怖い。
佐伯が増幅してみせているが、
そうでなくても、
人が生きていること、
人が死ぬこと、
周りの人や自分!が死ぬことを受け止めることの重さを
こんな形で見せるやり方があるのだなと。
第1話
「家族のために働くのは幸せだよ」と思う男が
「好き嫌いに正直になればいいんです」と
会社も上司も親も家族も自分も嫌えばいいと囁く男の首を絞めた。
第2話
佐伯や姑からかなり酷い目にあったとしても、
死んだ人を延々と恨み続けることは難しいかもしれないが、
原因を作った当人が目の前に現れれば、
眠っていた恨みが目覚め立ち昇ってくるようなところを表現する
鈴木杏がすごかった。
第3話
"死は傲慢に人生を染めます。たまたま最後にこぼれたインク壺の色が、全部一色に染めてしまう。そんなこと間違ってます。
— ガラパゴスS (@moumoukunkun586) July 16, 2022
私の死とあなたの死は、私たちの生きている間にした数え切れない行為のたかがひとつじゃないですか"
なるほど。#空白を満たしなさい
「ある人」の死は「別の」人の人生を染める
死の一点と因果応報を結びつける考えの問題点?
「あの人危ない、止めて」
「追い詰められているから、そう思うだけなんだよ、自分の意志じゃない」
第4話
幸せになりたい男が殺そうと思うもの。
( 死んだ人の死んだ理由は、今を生きる人には本当は意味がない。(あるべきではない)
この物語で、私たちと同じく生きているのは、
千佳と璃久。このふたりの話になっていくのか、どうか。 )
第5話
「それは、ビル火災の一室で、熱さから逃れようとして、窓から飛び降りてしまうのに、似ていますよ。他に熱さから逃れるすべがあるなら、本当は生きたかったんです。
「人は死んでも何かがこの世界に残るんだと思ったんですよ」