僕はちょっと書き過ぎたようだ。
日経の2022年8月の「私の履歴書」は、山崎努氏。
今月は俳優・山崎努さん(@yamazaki_do)の「私の履歴書」です。初回の記事はこちら。
— 日経電子版広報部 (@webkanpr) August 1, 2022
連載は新聞紙面でも電子版でもお読みいただけます。楽しみ!https://t.co/nLvfzSnN0j
独特な文章、人生を振り返る鮮やかな描写。
全31回の連続ドラマのように語られる人生を
毎日、息を詰めるような思いで噛み締めるように読んでいる。
(1)
憧れている役はあるが、役は自分では選ばない。
人生と俳優業は似ているという。
(2)
子供の頃の記憶、
匂いと色。
(3)
「記憶とはやっかいなもので、思い出すたびに新しいものがつけ加わる。変質もする。美化されるものもあれば、汚されるものもある。」
(4)
母があえて語らなかったことをあえて調べず、
時の流れに埋もれさせる。
( しかし、NHKのファミリーヒストリーのスタッフが駆けつけるのでは・笑
ウネモト先生の件も含めて )
(5)
実人生の中にも「演技」がある。
名優の演技の原体験。
その行動が「演技」だったとしても、その刹那の背景に前提や蓄積はあると思った。
(14)
「だが、あの若造の憎悪、混乱、恐怖、つまり青臭さはもう今はない。」
(16)
芥川比呂志が昂奮の表情でステージに上がってきたのは、
2手続けて打ったことを素晴らしい芝居だと感じてのことだったのか、どうか。
( テレンス・ナップ )
(24)
(山田太一氏の出演依頼を)「次の役は?と待っている。」
(30)
そうか、そういうことか。受け入れるしかない。
相米慎二さん。思い出すと今でも笑ってしまうくらい初対面の態度が悪かった。
— 山ア努 (@yamazaki_do) February 14, 2023
『あ、春』の撮影に入る前の二人きりの打ち合わせで彼はコーヒーを一口飲み早々に中座、戻ってこない。あっけにとられ怒る気にもならなかった。
あれは何だったんだろう。さっぱり分からない。
「これはどうしてもタイで撮りたい」と言う。バンコクから延々移動して、着いたこところはミャンマー国境の例の魔の三角地帯にある小さな竹藪。「いい絵が作れた」と彼は大満足。しかしそこは日本のどこにでもある竹藪だったのだ。
— 山ア努 (@yamazaki_do) February 14, 2023
何のCMだったか、忘れました。#相米慎二
多くの俳優は、感情を表出することに精を出します。
— 山ア努 (@yamazaki_do) March 26, 2023
けど、人は内面を隠して生きています。
演技がウソッパチに見えるのはそのせいだと思う。
俳優山下智久は表出ではなく隠すことが要点であることを知っています。
ドラマ『正直不動産』が受けている理由の一つは彼のその特性にあるのでしょう。