2022年12月30日

【TV】 100分de名著 ル・ボン 群集心理



ギュスターヴ・ル・ボン ( wiki )


「群衆」という無名性のある言葉でなく、

結局、人間の話として考えることだと思いました。

ここで語られていることの一部は

ヒトラーだけでなく、

シーザーだって、卑弥呼だって、心得ていたのではないか・笑


一方、

市民革命以降は、

群衆がリーダー(為政者)を意図せず操るという視点は

勉強になりました。


ロベスピエールもナポレオンも伊集院光も

群衆に操られる群衆の中のひとり



第1回

「今われわれが歩み入ろうとしている時代は、群衆の時代である」

群衆とは、
人間の集団は、それを構成する各個人の性質とは非常に異なる新たな性質を具える。
すなわち、意識的な個性が消えうせて、あらゆる個人の感情や観念が、同一の方向に向けられるのである。


最初からなるほどと思い出すものがいくつもある。

フランス革命の民衆、革命家

関東大震災のデマへの対応

「デビルマン」で牧村家を襲う集団


第2回

「群衆」は分かりやすいほうにいく、
というのは違和感を覚えました。
理由は「分かりやすさ」なのか?

「100分」を謳う当番組で、
書籍要約サービスを批判したので、
ヒヤリとした気分になりましたが、
伊集院氏もやばいと思ったのか
フォローみたいなものを入れたが、
少々的外れになりかけていた・笑


第3回

「断言」「反復」「感染」

この3つこそ指導者が群衆を操る手口

Twitterの文字数制限は、結果的に、
簡潔に断言する言い回しなどを多用させる。

「定期刊行物というものは、読者たちに意見をつくってやり、」
「自ら熟慮反省する労をはぶいてしまう」
いっぽう、
「民衆の意見と意見の不断の変化とをもっぱら反映している」
「ただ世論のあらゆる変化に追随する」






大変勉強になりました。


群衆心理とは、

人間(社会)がもともと持っている特徴、

という感想を持ちました。


非常に根本的な論点だと思いましたので、

もっとこのことについて論じたものが

他にもあるのだろうかと興味をもちました。









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