「お仕事ドラマ」って「尊い」
このドラマを好きになったら、
世の中の辞書制作に携わる人、
皆が「いい人」なんじゃないかと思うでしょう。
人間、皆、好い人なんだから、
ありとあらゆる「お仕事ドラマ」によって、
世の中、みんないい人でできていることを知ることができる。
2024年のNHKのドラマ ( wiki )
原作を読んでいませんが、
とてもハマって観ています。
( 今の私の机の上には辞書はない、
が、「ぬめり感」と聞いて、
どんな感じが想像できるほどには、
辞書を身近に育ってきたことを思い出します。
また、同時に辞書の「匂い」を思い出しました。 )
私は、第8回まで、この物語でいう「中型辞書」とは、
「広辞苑」よりも小さいものを想像していました。
すみません。(平謝り)
「#舟を編む」では『大渡海』は「中型辞書」と説明されます。『広辞苑』『大辞林』『大辞泉』も中型です。「大」という名前なのになぜ中型? それはその上に全13巻の『日本国語大辞典』があり、これを大型と称するからです。私自身は『大渡海』クラスを大型、その上を超大型と言っています。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) February 18, 2024
第1回
冒頭は、2017年7月5日
第5回
ウムン
精一杯からかうだよ
疑いましたか、疑いました、疑ってください、はい、疑います
第8回
印刷した紙で手触りを確認してみたいな、と思いました。(煩い)
第9回
以前観た4つの装幀も素晴らしかったが、
今回のは、瞬間に決まるという説得力を持っていたのが、
凄いなと感心しきり。
第10回
「
私の死後、あなた方が言葉を潤沢に、巧みに使い、私の話をしてくれる。
その時私は、確かにそこに、あなた方と共にあるのです。
言葉は死者とも、そしてまだ生まれていない者とさえ、
つながる力を持っているのだと……
つながるために、人は言葉を生み出したのだと、そう思えてならないのです。
その瞬間、死への恐怖は打ち上がった後の花火の様に散り去って、
消えることのない星の輝きだけが残るのです。
」
#舟を編む
— 『広辞苑 第七版』好評発売中! (@Kojien7) March 31, 2024
紙の辞書の利点を説明するキーワードとして登場した「セレンディピティー」。語釈は『広辞苑』から引いていただいています。この語を掲載したのは1998年刊行の「第五版」で、編集会議ではこの語を知らない人も多く賛否が分かれました。四半世紀を経て日の目を見たようで嬉しいです。 pic.twitter.com/6S4cpXecUm
馬締は社長に〈かつて、雪風巻(しま)く中、あなたを守った本は、今あなたに守られ、やがて冬を越えるでしょう〉。「し」とは風の意で、「しまく」というのは「風がはげしく吹きまくる」の意味。古語ですね。『精選版 日本国語大辞典』で確認しました。#舟を編む
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) March 31, 2024
#舟を編む
— 『広辞苑 第七版』好評発売中! (@Kojien7) April 8, 2024
なんと『広辞苑 第七版』の紙質を上回る本文用紙ができてしまいました! あけぼの製紙さん、さすがです。フィクションとはいえ、なんだか悔しいです。企業秘密であろう酸化チタンに代わる謎物質、教えてほしいです。 https://t.co/rkziWcoIbj
宝物#舟を編む pic.twitter.com/r2coSMXXfR
— Yojiro Noda (@YojiNoda1) April 29, 2024
宮本慎一郎と岸辺みどりの会話。〈「あと、軟らかすぎるとジャムりやすくなりますし」「ジャムる?」「印刷機に詰まることです」〉。これは私も知らなかったかな。三浦しをんさんの原作にも出てきませんでしたね。#舟を編む
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) March 10, 2024
何十年も前から、自分は知っている言葉を飯間先生が知らないとは意外だ。
最近のコンシューマー向けプリンターは滅多にジャムらないのかも。