(言いたいことがあれば、言いたまえ)
「多様性」を私は、
「みんなで幸せになろうよ」と捉えていて、
このドラマが主張していることの背景として、
そのために、
・個人が自分で選べる複数の選択肢があること
・経済社会のもと、個人が処分方法を決められるお金(資産)を持っていること
が描かれていることを確認した。(第110回)
上野の元・カフェー燈台、山田轟法律事務所のセットが大変に印象深い。
一番高いところに入口があって、
部屋はいつも薄暗く、
階段を降り、一番の奥の壁に、憲法第十四条が描かれている。
2024年上期の朝ドラ ( wiki )
第1回
寅子の書棚の本が興味ぶかい、
1冊を除き(「裁縫と手芸」)それぞれ、今まで朝ドラで触れられていたり、
作者やその物語が朝ドラになってもいいようなものばかり。
( 仲野太賀は、戦争を生き延びることができるのか、どうか…
次々と出演作品があるから、長生きできない説・笑 )
18年以上も前、
ドラマ「女王の教室」で、
エンディングで1カット踊っていた女の子が
朝ドラのオープニングで真ん中で踊っている
尾野真千子の語りに不満はないが、
「大豆田とわ子と三人の元夫」のナレーションがとても好かったので、
「カーネーション」と同じで、
伊藤沙莉の「ヒロインが語り手」を観てみたかった。
第5回
「地獄」という言葉の選択が印象に残った。
( この先、それに見合うような、物語展開があるということだ・怖 )
先の人生という重い話題でも、
母と娘の対話で、普通、そんなには選ばない単語だ。
男だって、よくスンとしてるよ。
夜の居酒屋で、
上司の昔の自慢話を黙って頷きながら拝聴しているときとか・笑
男も女も、小さい頃から、
一人きりでいるとき以外の人生の大半の時間、スン、としてるのかも・笑
最後、寅ちゃんと一緒に橋に佇む四人の女性。皆さん今週どこかで出てきてる。その中でも赤い帯の子はいつも荷物を抱えて急いで走ってるんだけど寅ちゃんとすれ違う時に俯いて立ち止まってゆっくり歩く。その後少し早歩きで橋を渡り途中で川を見つめてまた走り出す。彼女も地獄と闘ってる。
— cisco🇯🇵 (@milk1538) April 5, 2024
#虎に翼 pic.twitter.com/30ShOZdxim
女性たちの物語「虎に翼」、制作統括に聞く作品に込めた思い
https://www.lmaga.jp/news/2024/05/813340/
「第1週は作品のテーマを打ち出す週ですので、チーフ演出の梛川善郎が、かなりこだわって周囲の人物たちを描きました。」
第9回
とてもわくわくする展開だが、
女学生たちだけでなく、
玉ちゃん(羽瀬川なぎ)の心のうちが気になっている。
この役配置も何か考えてのものだと思う。
( 玉ちゃんのこの先の未来に幸あれ )
( 後に、
脚本家が神様のような冷徹な差配で、
あることを表現するために、
当初から玉ちゃんを配置してあるのだと
気づいた。
物語としてそれは理解するけれど、
それとは違うものも観てみたかった。 )
第10回
特別に判決の主旨を説明するという裁判官に、
真っ先に深く頭を下げたのは玉ちゃん。
頭を下げないのはよねさん。
突拍子もないというわけではないのに、
一生忘れないし、
その後の人生に影響を与えるだろう出来事が描かれていた。
第34回
「女性弁護士が社会的信用度のために結婚したい」がさっぱり分からないので嫁様に聞いてみた。
— 少年探偵ブラウン (@pxIS8XmsD6UDGoI) May 16, 2024
当面は久保田先輩のように「男女間の民事」を扱うのが近道。となると悪いけど「結婚もしていない未熟な人には頼れない」と女性だって思うでしょ。
とのこと。分かるが描写が足らんとは思う。#虎に翼
「夫」はさっぱり分からないが、「妻」は分かるという。
このドラマの特徴を示している。
今までにない部分を意図して「突いている」ドラマ。
また、寅の行動や発言に共感できないという感想も
散見されるようになってきたが、
彼女は世の中の平均に位置するキャラクターではない、
ということでもあるし、
( 男女関係なく、スンとしない、ということか、 )
そのために、周りに様々な立ち位置の女性を配置する仕掛けに
なっていると思う。
( 戦後、玉ちゃんが再登場する、
ということを期待している。 )
( また、物語の中心にいながら、
視聴者から共感されることを拒否している、
「女王の教室」の阿久津真矢を思い出した。 )
第43回
#虎に翼 伊藤沙莉さんここまでの44回分の「はて?」が30秒で摂取できるすばらしい動画です。 pic.twitter.com/XiOQ5gReq9
— 藤井セイラ (@cobta) May 25, 2024
( Twitterで、寅の「はて」を集めた動画を観ましたが、
弁護士を辞めてからはぴたりと言わなくなっていることが
わかりました。 )
直言(なおこと)さんを見ていると、
あんなふうに心に秘密を抱え込んでいくことが、
自分の心臓を傷めていく、と思いました。
そういう生き方をしてきた人が、
その代わりか、
娘を一身にかわいがり、応援してきたのだ。
第69回
正反対の意見が双方沢山出ていることが大変印象的。
( 次回、金曜日の結論次第だが、)
そうなるように作っているなら、稀有な脚本だと思う。
「私、何話か見逃した???」ってくらい寅子の怒りが理解できなくて唖然としてしまった。穂高先生が可哀想としか思えなかった。いくらなんでも酷すぎるのではないか。#虎に翼
— 深爪 (@fukazume_taro) July 3, 2024
穂高先生は確かに寅ちゃんの身を案じて寄り添ってくれてはいたんだよ。
— ともぞー@江水の亡霊 祝玖寿音曲祭 大阪公演で井伊直弼様に会いたい‼️💦 (@scratch_0125) August 29, 2024
でも『選択肢』は与えてくれなかった。
寅ちゃんが『お母さん』になる事だけを伝えて、勝手に雲野先生達に話して仕事から離れるように仕向けた。
寅ちゃんが穂高先生に反発したのはそこだったんだよね。
#虎に翼
#虎に翼 なーるほど〜。ここは絶対にカットしちゃいけないところだったんじゃないだろか。穂高先生の先進的であり同時に古くもあるキャラ設定は絶妙だと思ってたけど、さすがにあの流れはわかりにくかったので。いまやっとつながった😅 https://t.co/PmDW3hoDzj pic.twitter.com/hq49RxGKBC
— ハラユキ@コミックジャーナリズム研究はじめました。 (@yukky_kk) September 25, 2024
・私がどう思ったかの覚書
寅子と完全には和解していない、
よねやヒャンスクが無駄な雫だとは今後のお話では描かれないのでは。
第105回
「名前が変わることによって自分が薄くなっていく辛さ」をヒャンちゃんが言い、「苗字が同じであることが家族の絆を必ずしも保証しない」 ことを梅子さんが言い、「この関係性は法律によって保障されたものではないがここに誓う」ことを轟が言う。寅子の結婚の話だけどみんなの話だ……#虎に翼
— 櫻井水都 (@sakuraiminato) August 22, 2024
ーーーー
未婚の女は半人前で既婚の女は無能力者だという話からスタートしているので、今は何者でもない優未が「私は何にだってなれるしどこへだって行ける」と思えることこそが寅子達が積み上げ勝ち取ってきた「当然の権利」であり翼なのだ #虎に翼
— こはろさん (@kohalogical84) September 25, 2024
・法律とは
私たちが守らなければならない規則
自分なりの解釈を得ていくもの
法廷に正解というものはない(第9回)
裁判官の自由なる心証
法は悪い人を殴る武器(第10回)
法は弱い人を守るもの
盾みたいな弁護士になるの
法律は道具のように使うものじゃなくて、
何というか、法律自体が、守るものというか、
例えるならば、きれいなお水が湧き出ている場所、というか(第25回)
法律っちゅうもんはな、
縛られて死ぬためにあるんじゃない
人が幸せになるためにあるんだよ。(第55回)
法とは船のようなものなのかなと思っています
人が人らしくあるための尊厳や権利を運ぶ船
社会という激流に飲みこまれないための船
船の使い方は乗り手次第
人らしさを失い沈むことも、誰かを沈めることも、間違うこともある
人生という船旅を快適に幸せに終えるために、
乗り手の私たちは、船を改造したり、修繕したりしながら進む
(第129回)
何かがぐっとこみ上げてきたので描いておかねばと思いました#虎に翼 pic.twitter.com/1rEyMIpESs
— もぐ (@mog_yoi) July 2, 2024
#虎に翼 長い裁判官人生を経て、寅子は「法は船」の考えに辿り着く。船だからこそ、誰も取りこぼしてはいけない。第1話冒頭で新憲法に涙する寅子のもとに漂着した「笹舟」は、法の精神を象徴していたんだな。 pic.twitter.com/6RXtyiLGF1
— 小野マトペ (@ono_matope) September 26, 2024
・男たちの家族
穂高重親(ほだか しげちか・小林薫)、
桂場等一郎(かつらば とういちろう・松山ケンイチ)、
久藤頼安(くどう よりやす・沢村一樹)たちの
妻の有無や家族の状況は描かれない。
多岐川幸四郎(たきがわ こうしろう・滝藤賢一)が独身と明言されているのは、
汐見圭(しおみ けい・平埜生成)の家に同居させる都合。
一方、
多岐川(愛を語る人に家族がいない)よりも、
汐見裁判官の、
私生活も職業上も朝ドラ主人公さながらの劇的な背景(*)を持ちながらも、
派手さがない人生に
深く興味を誘われた。
(*)
・植民地での司法行政
・国際結婚と子育て
・家庭裁判所設立
・原爆を論点とした裁判
・戦争被害者支援活動
■寅よね轟の法律事件簿
よねと轟が法を武器に悪と戦うバディものが見たい(唐突に) pic.twitter.com/uNucwwPxiH
— 青木俊直:Toshinao Aoki🟦 5/26コミティア148「さ08b」ゆるゆるブックス (@aoki818) May 18, 2024
私は、寅、よね、轟の3人のシーンを観ると、
この3人で、
大正でも、戦前昭和、戦後の昭和、高度経済成長期の昭和でも、
いろんな時代での、
探偵もの、犯罪ものの、
魅力的なドラマを作ることができるように思った。
三淵嘉子よりも9歳年上の女性で、女学校を卒業と同時に結婚も、8年で離婚。そこから法曹を志し、嘉子と同じ明治大学を経て、1945年に司法試験に合格、1949年には日本で初めての女性裁判官になる石渡満子が『#虎に翼』にも登場するならば、いや…まさか…でも…もしかして…の展開、ある? pic.twitter.com/NHoXaVckOz
— 本町文化堂📖(2024/3/16開店) (@BTCC_wakayama) May 22, 2024
独身主義だったけど、戦略的に結婚した。夫に恋愛感情はなかったけど、惹かれて妊娠した。それを隠してたけど、知られて業務を減らされた。
— 瀧波ユカリ (@takinamiyukari) May 23, 2024
寅子には全力の結果。よねから見れば覚悟がない。
働く女の道は全て悪路。女同士は分断され、「どうすれば」の答えもない。これが地獄の正体。#虎に翼
優三さんが新憲法だとするといなくなった女子部の四人の仲間ってもしかして
— ちぃ (@chii_barimama) May 30, 2024
「人種」「信条」「性別」「社会的身分又は門地」...?!#虎に翼 https://t.co/51NewcLO5D
玉ちゃんもいるよ。。。
「人種」「信条」「性別」「社会的身分又は門地」以外の多様性の表現のために、
玉ちゃんに与えられた「運命」...