ディープインパクトに関するエントリーをひとつにまとめました。
20051023 【競馬】第66回菊花賞
何を好き好んで、
オッズ1倍の馬券を買うかというと、記念だからですね。
普通は馬券の妙味がなさすぎると、
他の馬に流れる人も出るはずなのに、
ディープインパクトのことを本当に文句のつけようもなく強いと
皆が皆思った結果でしょう。
三冠馬に大型馬なし、だそうで興味深いお話です。
岡部さんの解説は、理知的な感じでいいですね。
ディープインパクトは、
武豊をして、不思議な乗り味がある馬だそうです。
オンリーワンな馬にオンリーワンな特徴がある、っていうのが好きです。
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20051106【競馬】ディープインパクト
HDDレコーダーの掃除をかねて、
ディープインパクト関係の録画を見直しました。
○スーパー競馬(皐月賞
・セレクトセールでは、サンデーサイレンス産駒としては、
高くない値段しかつかなかった。7000万。
・ノーザンファームでも、最初は、
併せ馬についていけなかった。
・入厩したときも、お兄さん(ブラックタイド)より、
ふた回り小さい感じで印象はそれほどでもなかった。
・新馬戦の1週間前の調教で、
急にオープン馬でも出せないタイムをだした。
・新馬戦前の調教に乗った武豊はダービーが狙えると思った。
・他の馬よりも蹄鉄が減らない。
・首を低くして、駆ける姿がかっこいい。
・サンデーサイレンス産駒は背中が柔らかい。
・とにかく出走しないと始まらない、無事でこその名馬。
過去の皐月賞のVTRでアグネスタキオンが勝った瞬間、
実況アナが、「まず一冠!」と叫んでいるのが、印象的。
( タキオンは、同じくとても強くて期待されていたが、
皐月賞を圧勝した後、足の故障で引退した。 )
・躓いても、出遅れても、慌てない武豊はすごい。
・始めてステッキを入れた。
「4コーナーで気を抜いたので」(武豊)
・武豊「飛んでるみたいですよ」
・井崎脩五郎が1点で的中(ディープインパクト&シックスセンス)
「映画みたいな馬券」
○スーパー競馬(ダービー)
・体がこんなに柔らかい馬は見たことない(井崎)
・伝統の白地に黒ゼッケン
・パドックで尻っぱねをしたことで皆が心配した。
・吉田勝己(ノーザンファーム)
セリで値が高くなかったのはショックだった(笑)
目玉のつもりだったから。
新馬戦でその実力にびっくりした。
( セレクトセールに生産馬の一番を出すわけではなし )
( しかし、当歳で、その馬が走るかどうかなんて、
誰にもわからないことを証明している )
・尻っぱねの様子は父親のサンデーそっくりなのでは(井崎)
・武豊「この馬の強さに感動してます」
○スーパー競馬(菊花賞)
・支持率78.8%からオッズが1.0になる
・見る度に競馬が上手になっている(岡部幸雄)
・新馬戦のあと、武豊が「お化けや」と言った(杉本清)
・「(ノーザンファーム時代は)こんなに走るとは...」
(吉田勝己)
(馬を売る立場として一押しは他にもいっぱいいたでしょうから)
・武豊は今日、6鞍しか乗っていない。
・武豊「聞いたことない歓声でした」
「皆さん本当によかったですね」
(自分が成し遂げるのではなく、
任されて期待された結果を出す人としての発言ですね)
○NHK特集
(・神戸新聞杯のとき、パドックでフラッシュ、
それも使い捨てカメラ、を焚いていた人がいた。)
・尻っぱねは、走りたくて仕方ないことの表れ。
・調教の前に人間が馬をストレッチしてました。
・調教後も水で足を冷やし、マッサージをする。
・心肺機能の高さと関節の柔らかさが強さの秘密。
・釘を用いない蹄鉄は日本でできるのはひとりだけ。
続けて見ると、市川厩務員や池江調教助手の顔も覚えて、
彼らの緊張や喜びもよく伝わってくるようになります。
競馬は、馬だけでなく、
馬をめぐる多くの人たちの思いやドラマが感動を呼びます。
ディープインパクトについては、
これから、まだまだ、そういうことが語られると思います。
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20060603 【競馬】JRA高橋理事長
(サンケイスポーツ 6/3 18面)
「JRAの高橋政行理事長(66)は2日、栗東トレセンを訪れ、(略)
ディープインパクトを激励した。
高橋理事長は1年に1回はトレセンを視察しているそうで、(略)」
1年に1回だって。(驚)
まさか、美浦と栗東あわせて、年1回じゃないですよね?
貴族が都にずっといて、自分の領地にめったに行かないみたいなもんか?
貴族なもんだから、
自分の感覚がずれていることに気づかず喋ったのかも。
(高橋政行氏は東大法学部卒業後、昭和38年に農林水産省に入り、
食糧庁長官、平成9年農水事務次官を経て、平成10年退職している。
天下りして、
平成11年JRA日本中央競馬会理事長 岐阜県出身 )
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20061001 【競馬】 凱旋門賞
勝つことのなんと難しいことか。
実況では、日本の競馬の歴史を変えるか、
と言ってましたが、実のところ、
世界の競馬の歴史が変わるところだったのですから。
あの冷静な岡部さんが、
まだまだ、まだ、
よしよし、よしよし、
大丈夫、
大丈夫!
頑張れっ!
と、熱くなっていました。
岡部幸雄さんは、レース前に、
余裕があっても先に先頭にたつのはよくない、
と言っていましたが、
武豊は、ディープインパクトが
もう一段いつもどおりに伸びることを
信じたのでしょう。
https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%87%B1%E6%97%8B%E9%96%80%E8%B3%9E+%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88ーーーーーーーー
20071011 【雑誌】 Number 689 日本競馬の逆襲
秋競馬の特集。
その中の記事に、
かねてから知りたいと思っていたことが出ていました。
日本のありとあらゆる名馬に乗ってきた武豊は、
どの馬を一番としているのか、
かつて
サイレンススズカだと明言したことを
知っているのですが、
ディープインパクト以降意見は変わったのかどうか。
武豊のサイレンススズカ評は、今でも、
「理想のサラブレッドです」ということらしい。
( 「競馬は、最後にいい脚を残したいから、前半を抑えて行くことを考えるわけじゃないですか。
でも、本当に理想的な競馬はいきなり先頭に行って、最後もいい脚を使う。
これができる馬が理想のサラブレッドなんです」
( 先に先頭に立てば不利になることもない )
「オーバーペースがマイペース」 )
その理想のサラブレッドも、G1は1勝(宝塚記念)のみ。
そのレースに武豊は騎乗していない。(エアグルーヴに乗った)
だからこそ、武豊の意見はもう変わらないかもしれませんね。
ディープインパクトとサイレンススズカが一緒に走ったら、
最後の直線、先頭のサイレンススズカと遠く後ろのディープ。
ディープインパクトはサイレンススズカを差せるのか、
そんな夢のレースは、
ありえないからこそ、
いつまでも想像を愉しむことができるものなのかもしれません。
( 武豊に聞く。ディープインパクトはサイレンススズカを差せるのか。
https://number.bunshun.jp/articles/-/844022 )
「(直線に入って2頭は)すごく離れているわけですよね(笑)。う―ん、どうでしょう。分からないですね(笑)。どちらが勝つかは分かりませんが、ディープインパクトにとって、最も負かしにくいタイプであるとは言えるでしょうね」
https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9B%9C%E6%97%A5ーーーーー
20150907追記
20150906のみんなのKEIBAでのインタビューで、
もう一度乗りたい馬にディープインパクトをあげていました。
もう一度、凱旋門賞にディープと出たいと。
夢に見るとまで言っていました。
https://news.line.me/list/oa-numberweb/q27i6dxh28lo/jt3yjl31zd8c?utm_source=OA_digest_oa-numberweb&utm_medium=202203151756&utm_campaign=none武豊「最も乗りやすかったのは、断然オグリキャップです」では、“最も難しかった馬”とは?
<初出:Sports Graphic Number 1027号(2021年5月20日発売)、肩書などすべて当時>「それは面白そうですね。やりましょう!」
――最後に、最も乗り難しかった馬と、乗りやすかった馬を教えてください。
「ディープインパクトは大変でした。危ないなというのはデビュー前に感じていて、だからソローッと乗って、ムチも使いませんでした。まあ、使わなくてもいいぐらい強かったのもありました。その難しさが段々解消していったことも印象深いです。
乗りやすかったのは断然オグリキャップです。ボクが騎乗したのは最後の年の2回だけでしたが、1600mでも2500mでも、ポンとスタートを切っていいポジションでジッとできて、追えばシュッと伸びてくれました。いま、そんな馬いないでしょう。マイルでも2500mでも同じ競馬ができるなんて。止めるのも簡単で、ウイニングランをパーッとやったけど、池江(敏郎)厩務員を見つけてピタッと止まる。あんな賢い馬はいませんでした」
( 20230320追記
いい加減な私見ですが、
サイレンススズカにしろ、ディープインパクトにしろ、
サンデーサイレンス産駒の名馬の印象は、
人間に例えると、
走るとき、能力は凄いが、目がいっちゃってる、みたいな・笑
プライベートではお付き合いしにくい、みたいな・笑 (謝) )
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 10/25号 [雑誌]![Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 10/25号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31f5raPuiyL.jpg)