2018年06月10日

【TV】 あの人に会いたい 大神楽曲芸師 海老一染之助 (1934〜2017) 海老一染太郎 (1932〜2002) NHK映像ファイル #535

 
この番組で、
二人一組なのは、
自分が観たなかでは、
他には、きんさんぎんさんだけだと思います。

( 双方ともにWikipediaもひとつです・笑 )


wikiでは、
ふたりの役割分担を、
メインの曲芸担当/盛り立て役、と表記していますが、
太神楽では、
曲芸をする人を「太夫」、
芸の手伝いや説明をする人を「後見」
というそうです。



 平成14年、染太郎さんが病死、
 その棺を染之助さんは、
 おめでとうございます、
 の決め台詞で送りました。



実際には、

「決め」たのではなく、
泣き叫ぶように呼びかけていたような記憶があります。


( wikipedia  )



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2016年08月14日

20160814 【雑誌】 Number908 甲子園最強打者伝説。


 
これは、後々まで残したい号だと思いました。


覚醒剤取締法違反で有罪となった人物を、

甲子園での最強打者と認め、

彼と真剣勝負した投手たちの記憶とその後の人生を取材し、

記事にするのは、何のためか。


清原氏へ、
清原氏と対戦した人たちへ
清原氏と同時代を生きた人たちへ
もしかしたら、
今、リオや甲子園で戦っているアスリートたちへ、
何かを伝えること。


p106の
「拝啓 清原和博さま」から始まる、
「編集長から」を全文引用して書き残したいのだけれど。


清原氏を励ますために雑誌を1号使ったというような
単純な話ではないと思います。
また事件の何十年後でなく、
今、雑誌の記事にするという意味。


スポーツで戦うこと、
スポーツで戦う人を見まもり、応援すること、
スポーツを報道すること
の意味について想いを馳せるところがありますし、


「売れなきゃはじまらない」
「読者が求めているから書く」
と言い訳しながらのゴシップ記事じゃなく、
別の何かのために雑誌を作る。

ジャーナリズムとは何かということを考えさせられました。


( ナンバー編集長は、松井一晃氏
  「13本のホームラン物語」を担当したのは、鈴木忠平氏 )





20200614追記

NHKのBSで、桑田・清原の最後の甲子園の決勝戦を久しぶりに観ました。

NHKのほうですから、
「甲子園は清原のためにあるのか」
はありませんけれども、

当時、
自分より年下なのに、この人たち、どんだけ凄いのだ、一生敵わないだろう、
などと
生まれて初めての感慨を持ったことを思い出しました。





Number(ナンバー)908・909・910号[雑誌] Number
Number編集部・編

Number(ナンバー)908・909・910号[雑誌] Number
Number(ナンバー)907号[雑誌] Number Number(ナンバー)905号[雑誌] Number Number(ナンバー)906号[雑誌] Number Number(ナンバー)904号[雑誌] Number Number(ナンバー)903号[雑誌] Number

  
清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実 (Sports Graphic Number Books)
鈴木 忠平

清原和博への告白 甲子園13本塁打の真実 (Sports Graphic Number Books)
永遠のPL学園: 六〇年目のゲームセット Number(ナンバー)908・909・910号 甲子園最強打者伝説。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) 密売 Number(ナンバー)923号 怪物たちのセンバツ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) Number(ナンバー)924号 侍ジャパン、激闘の記憶。 WBC2017 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) 勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇 大学野球 2017春季 リーグ展望号 2017年 4/18 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 別冊 熊本工業野球部-高校野球名門校シリーズ17/社会で生きる人材育成 (B.B MOOK 1368 高校野球名門校シリーズ 17) 根本陸夫伝 プロ野球のすべてを知っていた男 オレたちのプロ野球ニュース: 野球報道に革命を起こした者たち (TOKYO NEWS BOOKS)





20230319追記

Numberを創刊から読んでいて、
( 最近はあまり読んでいないのですが、 )
「知的滋養」という言葉が目を引いたので覚書






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20160814 【雑誌】 Number903 イチロー未踏の地へ

 
2016年6月に発売された当号では、
初めてイチローに代打の代打を送られたことが、
センセーショナルな出来事のように
記事になっていますが、

3000本安打を達成した今、
そんなことは大したことではないと、
世の中の人は思っていると思います・笑。

ーーーーーーーーー

今までにいくつかイチロー関するエントリーを書きました。

Number 674 イチロー「7年目の境地」
http://inatt.seesaa.net/article/398821854.html

「いつか、
 選手としての黄昏のとき、
 現役を引退したのち、
 彼がどのようなことを語るのか、楽しみにしたいです。」

 と書いたけど、
 まだまだ、これから先に、
 変わり続けるだろう彼の発言を楽しみにしている。



プロロフェッショナル 仕事の流儀 file:073 メジャーリーガー イチロー (34) 職業:野球選手
http://inatt.seesaa.net/article/398822172.html

NHKの番組で、

プロフェッショナルとは?の問いに

ファンを圧倒し、選手を圧倒し、圧倒的な結果を残す。

と答えた彼は、今は、なんと答えるのだろう。


ーーーーーーーーーーー

Number(ナンバー)903号 MLB 2016 イチロー未踏の地へ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

Number(ナンバー)903号 MLB 2016 イチロー未踏の地へ。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
Number(ナンバー)臨時増刊 ICHIRO MLB 3000 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィックナンバー)) Number(ナンバー)907号 Rio 2016 Preview 黄金の魂を。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) イチロー3000安打の軌跡 2016年 09 月号 [雑誌]: スラッガー Number(ナンバー)904号 EURO 2016 FRANCE 日本代表が語る優勝国予想。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) Number(ナンバー)908・909・910号 甲子園最強打者伝説。 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))

  
 
 
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2016年05月01日

ALL TIME BEST

 
今まで観てきたなかで、一番好いと思うもの。


【テレビドラマ】

夢千代日記 

・ちりとてちん
 http://inatt.seesaa.net/article/398822366.html 

ザ・ホワイトハウス

ハゲタカ 

平清盛 

・タイガー&ドラゴン
 http://inatt.seesaa.net/article/398821148.html
 
・ニコニコ日記
  http://inatt.seesaa.net/article/398821536.html

・ER緊急救命室
 http://inattwestwingtww.seesaa.net/article/400533230.html

・女王の教室
 http://inatt.seesaa.net/article/398821248.html

( 最近では、2013年12月31日放送、
  「あまちゃん」第157回「おら、紅白出るど」が印象深い・笑 )

( 好いドラマの特徴のひとつに、
  観る人になにかしら小さい幸せ感を与えてくれるところ、と
  王様のレストラン第7話を久しぶりに観ているときに感じました。 )


【映画】

・ハウス HOUSE
  http://inatt.seesaa.net/article/398821810.html


【マンガ】

・空の色ににている 内田好美


漫画の原画・生原稿を直接見て、

印刷物では感じ取れない迫力を受け取った経験が何度かありますが、

( たとえば、みつはしちかこ。
  線が綺麗で活き活きとしていて、
  印刷では全然再現できていないと感じたことがあります )

一度は原画を目にしてみたいのは、

内田善美と紡木たく

勝手に

美術品芸術品的な価値があるように思っています。


生原稿は、もちろん、作者本人のもの。

でも、

ご本人から見れば、とてもとても余計なお話ですが、

個人的には、

美術館などで、

何百年も後世に伝えていく価値のあるものだと思っています。


また、

いつか、将来に、

生原稿を直接使用して、

最新の印刷技術を使用して、

発表時には再現できなかった版が発表されることがあるのではないかと

夢想しているのです。


【舞台】
  
・レ・ミゼラブル  
  http://inatt.seesaa.net/article/398822439.html


【小説】

・坂の上の雲
  http://inatt.seesaa.net/article/398822346.html 
  
 

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2015年09月22日

20150922 山一證券の破綻 覚書 「会社」という共同幻想


 
・大きな秘密の中心は、書物に書かれることはない。
 書き残されたものだけを見るのではなく、
 書き残されたものから、
 書かれなかったことを考察し続けることが、重要な思考作業。
 歴史から学ぶときには、そういう考え方が重要かもしれない。

 



2015年の9月の連休、ふとしたことから、過去に一度読んだものも含めて、
山一証券の破綻に関した書物を複数読む。

きっかけは、東芝の不正会計第三者委員会の調査報告書を読んで、
かつて読んだ山一證券破綻に関する書物を思い出したこと。
山一の破綻で語られていることは、特定の事件の特定の事象ではなく、
その根っこに会社人に共通の論点があるような気がしたこと。
「しんがり」という未読の書物があり、それがドラマ化されると知ったこと。

100年で歴史を閉じたひとつの企業について、
様々な視点からの複数の著作があり、
企業や企業で働く人たちについて、
多様な気づきを与えてくれる。


■以下は、作者が異なる複数の書物を読んだ感想の覚書

・それぞれの書物は異なる立場の人物を主たる視点に据えて書かれている。

・それら(経営企画室、総務部、業務監理本部)はほとんど交わらない。
 交わったことを記述していない。
 だからそれぞれが山一の記録であるが山一の総てとはいえない。

・書籍の主たる視点の人物は、
 簿外債務の発生や秘匿に直接に係わっていないと思われる。
 したがって、どの書籍も、
 破綻の前後の事柄を語りながらも、
 簿外債務のことを直接的には語っていない。

・簿外債務の原因を作った法人営業部門の立場からの発言は
 書物にはほとんど現れない。

・いくつかの登場人物に共通する行動原理は、
 山一という会社への帰属意識から生じていると思われる
 その行動原理は、
 破綻後に奮闘した人だけでなく、
 簿外債務の原因を作った人、簿外債務を作り、管理し、秘匿した人にも、
 共通しているのではないかと想像させられる。

・簿外債務発生の原因として、
 「事法(事業法人部門)の暴走」という言い方があるが、
 太平洋戦争における「軍部の暴走」という言葉を思い出す。
 そこに共通しているのは、
 特定の個人が悪いとはいえないという雰囲気につながる無名性。
 その無名性が、誰がやったのかという事実だけでなく、
 なぜ起こったのかという原因まであやふやなものにする。

・簿外債務は破綻の最も重要な原因かもしれないが、
 たらればだけれど、簿外債務という大きな不正がなくとも、
 三洋証券や拓銀と同じように、いずれ山一は破綻したのかもしれない。
 簿外債務は、それ以外の山一の過ちを見つめにくくしている。

・一方、書物になるときは、
 独裁経営者やそのとりまきのエリート社員がいて、
 それに対峙する物語の筋の中心となる人物が、
 ヒーロー的な属性を帯びて行動するような構造になりがちな面がある。

・「会社の不正に物分かりの良い人間になってたまるか。」
 ( ドラマしんがりでの梶井常務の台詞 )
 と、すべての会社員が言えば、山一や東芝のようなことは起こらないのか?
 それは単純すぎる物言いだと思う。

・破綻後に活躍した人たちの強さに感嘆しながらも、
 そのような状況に追い込まれれば、数%の確率で、
 結果はともかく自分も頑張れるかもしれないと思いつつ、
 ( 物語の登場人物に選ばれなかった、
   同じくらい頑張った人がたくさんいたはずだと確信している。 )
 簿外債務が表に出れば会社が潰れて自分の地位もなくなってしまうから、
 これを隠す手法を考えて、管理してくれ、君にしかできない、
 と言われたとき、どんな行動をとればいいのか、
 自分には答えがまだない。

・書籍「しんがり」で描かれた人たちは、
 そこから、テレビドラマが創作され、「山一證券最後の聖戦」と謳うものになり、
 かなり複雑な思いを持っているのではないでしょうか。
  ( 嘉本常務はいつか大星由良之助になるかもしれない。
     http://inatt.seesaa.net/article/428538173.html )
    
 
・サラリーマンとして業務に生活のすべてを捧げるような記述の裏には、
 個々の生活の事情も当然に存在する
   生活費のために早く転職
   親の介護

・書籍「しんがり」のなかで、最も印象深いのは、複数回登場する、
 「わしは(人の話を)菊野じゃ」という言葉でしたが、
 ドラマ「しんがり」の中で、花瀬という人物が登場することを知り、
 笑ってしまいました。
 「聞く」と「話せ」では、少し、ニュアンスが異なりますね・笑。
 内部監査部門という仕事柄からは、
 「聞く」という動作のほうが似合っているように思いますし、
 その内部監査部門の「聞くの」さんが、
 実は、最後の最後に非常に能動的な行動をとった、というところ、
 大変に心に残るものがありました。


・東芝不正会計事件との違い
「(損失隠しで経営破綻した)山一證券の当時の社長は、「社員は悪くない」と号泣しました。ですが、東芝のトップの対応から見えるのは、全く違う行動様式です。陰謀論や権力闘争だけで片付けたくはないのですが、自己保身や出世欲だけで不正をしていたように見えるのは、非常に残念です。」(日経ビジネス)
という意見を見たが、自己保身や出世欲で不正が発生しているところは、
山一の場合でも同じと思われる。
東芝が山一と異なる点は、
複数の部門で、
様々なレベルの多様な手法が使われて、利益操作が行われた点であり、
係わっていた社員は相当な数であると思われるところ。
また、東芝の場合は、その秘密が漏らされたところから、事件が顕在化した。
それでも、経営陣や社員たちの行動原理は、東芝も山一も同じものではないかと感じる。




ーーーーーーーー
20161029追記

2016年10月19日BSプレミアムのアナザーストーリーズ
山一破たん たった1つの記事から始まった
を観ました。

東洋経済の記事の発端となった、木村秀哉記者へのタレコミ。
山一證券側ではなく、
補てんされた企業側からの情報流出だったようです。

興味深いのは、
藤橋忍元常務の、
「まさか破たんするなんて思ってないですから」
「最後の最後まで思ってないんですから、当事者である私がね」
という述懐。

また、
長野厖士大蔵省証券局長が
「感情を交えずに淡々と言います。自主廃業を選択してもらいたい」と
言ったとき、
双方とも立って話したという藤橋氏の証言から、
打ち合わせや話し合いではなく、
まさしく通告という臨場感を感じた。






20230119・古賀信行・私の履歴書(18)

・大蔵省証券局業務課長水谷英明氏は古賀氏を「古賀ちゃん」と呼んでいた。
・「あの時代の行政と証券業界との密なやりとりの詳細」を知る水谷氏は1990年7月に交通事故死
( 不慮の事故で亡くなられたかたのことをこういう形で持ち出すのはいかがなものか )
・田淵義久社長(当時)が1991年6月27日の株主総会で、損失補塡について「大蔵省にもお届けしており、その処理についてもご承認をちょうだいしている」と言ったかどうか、「大蔵省に赴き、総会の録音を証券局の役人と何度も聞き直した。「ご承認」は「ご処分」とも聞こえた。処分ならば発言の意味は違ってくる。」
(個人的には株主総会で「ご処分」という悪いことをしたことに対応する単語を使うとは思えない。悪いことかもしれないけど監督官庁も承知のことだということを伝える「ご承認」だろう。嘘は書かずにこのように記録を残すやり方...)
・1991年8月29日に田淵節也さんが証券不祥事に関して国会の衆院証券・金融問題特別委員会に証人喚問された際、「特別委の部屋に入ると、見知った与党の先生方は1人も目を合わせようとしなかった。野党議員が2人だけ寄ってきて「ご苦労さま」と声をかけたそうだ。」とは営業特金損失補填に政治家も関わっているのだと暗に示すことを記録に残したいのかどうか。それとも、かえって、与党政治家と野村に強い結びつきがあったことを示しているのか、どうか。

( 私の履歴書が、政治家、経済人のアリバイ表明に使われていると感じることがある )

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK286EM0Y2A221C2000000/





20220202・水・日経夕刊12面こころの玉手箱・浅田俊一

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD26BED0W2A120C2000000/


勧角証券

・リストラ計画づくりに難渋し、初めて会社で徹夜した97年11月。土曜早朝に帰宅途中の北千住駅で手にした日本経済新聞の衝撃は今も鮮明だ。四大証券の一角である山一証券の自主廃業が報じられていた。

・山一の次は勧角かという連想が広がる中、問題の「飛ばし」行為がなかったか国会への報告を求められた。正直にありと答えれば破綻という状況だ。

・大蔵省(現金融庁)は「他社は飛ばしはない。よく考えて報告を」の一点張りだった。一方、第一勧銀首脳はのちに明るみに出る総会屋事件の予兆もあってか、「事実に基づいた報告を」と譲らない。

・飛ばしはあったが、それに関わる処分を過去に終えている――。刑法の一事不再理の考えを応用した発想が使えるのではという弁護士の助言を得たのは、報告期限の直前だ。まさに薄氷を踏む思いだった。

・98年に社員3千人のうち1千人を離職させるという大リストラに踏み切り、勧角はなんとか延命した。銀行に戻った後も申し訳ない気持ちが消えず、勧角を訪れることができなかった。


ーーーーー

読んだ本の一部の一覧

・誰が会社を潰したか 山一首脳の罪と罰 北澤千秋
  破たん後一年余り後の出版ですが、
  序章の「山一破綻とは何だったのか」は30ページ余ながら、
  主要な論点がわかりやすく提示されているように思います。
 
誰が会社を潰したか誰が会社を潰したか
北沢 千秋

by G-Tools


・滅びの遺伝子 山一證券興亡百年史 鈴木隆
  実体を持たない企業にも、
  遺伝子のように、積み重なり受け継がれるものがあるという、
  興味深い考えが語られている。

滅びの遺伝子―山一證券興亡百年史 (文春文庫)
鈴木 隆
4167753197

 
・会社葬送 山一證券 最後の株主総会 江波戸哲夫
会社葬送―山一證券 最後の株主総会 (角川文庫)
江波戸 哲夫
4043801033

  

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)
清武英利

しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)
週刊ダイヤモンド 2015年9/19号 [雑誌] ハゲタカ外伝 スパイラル 富士山噴火 (集英社文芸単行本) 下町ロケット 砂の王宮 (集英社文芸単行本)



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2015年04月13日

20150411 将棋電王戦FINAL 第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKE

 
いろいろ考えさせられるものをたくさん提供してくれるイベントでした。

(2015年4月14日の日経夕刊最終面の
 「将棋電王戦、人間初の勝ち越し 勝負の価値観揺さぶる」(柏崎海一郎)
 という記事は、誰にでもよくわかるようにうまくまとまっていたと思いました。)

阿久津氏がどのような葛藤を持って今回の作戦を採用したかは、
終局直後に森内九段が説明していましたので、
すぐに理解できました。

一方、
今回の出場者が全員登壇した記者会見での、
開発者たちの様々な考え方が興味深いものでした。


元日本将棋連盟奨励会員である巨瀬亮一氏にとって、

コンピュータ将棋ソフトAWAKEは自分の代わりにプロ棋士と対戦している、
という感覚が他の開発者より強いのではないでしょうか。

だから、人と人との対戦ではありえない展開が許せなかったと。

でも、AWAKEは、勝ち負けに関係なく、
最後まで指したかったのではないかと、
感情のないソフトに対して妄想しました。


私はなぜだか、「鉄腕アトム」の「地上最大のロボット」を思い出しました。


鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)
手塚 治虫

鉄腕アトム(13) (手塚治虫漫画全集)
PLUTO 8 (ビッグコミックス) PLUTO 6 (ビッグコミックス) 鉄腕アトム(14) (手塚治虫漫画全集) PLUTO 7 (ビッグコミックス) 鉄腕アトム(15) (手塚治虫漫画全集)
by G-Tools
 

その他の論点

・勝たなければ始まらない、プロ棋士という職業
・コンピュータソフトがどれくらい強いか、本当に分かるのはプロ棋士。
 だから、プロ棋士とコンピュータソフトとの対戦は必要
・基本的に個人として、ひとりひとりで、プロ棋士や将棋連盟や主催者と対峙しなければならないコンピュータソフト開発者
 
ーーーーーーーーーーーーーーー

今、升田幸三が生きていたら、なんて言うだろうか。
 20080405 【TV】 あの人に会いたい 棋士 升田幸三 (1918〜1991) NHK映像ファイル#170
http://inatt.seesaa.net/article/398822201.html


   
  

 

 

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2015年03月21日

20150321 将棋電王戦FINAL 第2局 永瀬拓矢 六段 vs Selene

 
大きく世間の関心を引く終わり方をしましたが、

そのことよりも、

勝負が決着した後の記者会見を見て、印象に残りましたのは、

棋士とは、事前の練習で1割程度しか勝ててなくとも、

本番では、勝ちを奪い取る勝負師であるということ。


そんな強いソフトにも、あっと驚く弱点があり、

人間がそこを突くからこそ、ソフトも改良されていくし、

人間も、また強くなったソフトに人間らしく立ち向かう。


人間対コンピュータみたいな単純な対立構造にならないところが、

とても興味深い。


20141025 【TV】 ETV特集 棋士VS将棋ソフト 激闘5番勝負

http://inatt.seesaa.net/article/407918725.html
 
 

 
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2013年10月25日

20131017 【雑誌】 Number 839 ドーハの悲劇 20年目の真実。



とても読みごたえがありました。

ただ、20年目の真実という少し陳腐な題名には違和感がありました。

当事者にとっては、何年たとうが、
何か当時のことを新しく知ることがあったとしても、
変えたくても変えられない大きな現実、
だから、悲劇と呼ばれるのだと思いました。

どんなに本気でそれを望み、
踵を精一杯上げて、
背伸びをし、
指を天に拡げ、
一度は触れたかに思えたものに、
それでも、
結局は一生届くことがなかった、
そういうことが確かに起こりうる。





20051120
【雑誌・サッカー】月間[バーサス]VS. 「ドーハの悲劇」はドイツに通ず
  http://inatt.seesaa.net/article/398821326.html

20060819
【サッカー】日本代表 イラク戦・17秒の伝説 FIFAワールドカップUSA94 アジア地区最終予選第5戦
  http://inatt.seesaa.net/article/398821634.html



日本サッカーの坂の上の雲

  http://inatt.tokyo/article/463339262.html 

  




・ドーハの歓喜、ドーハの奇跡





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2013年07月07日

20130705 【演劇】 ミュージカル レ・ミゼラブル



新演出を帝国劇場へ観に行きました。

変わらず楽しむことができました。

特にアンサンブルが素晴らしいと思いました。

これは、アンサンブルの人数が増えていることも大きいのでは、
と感じました。

一方、もう少し緩急があってもいいのではと思いました。

前は、I Dreamed A Dreamのところで、
それまでの早い展開に急ブレーキがかかるような感じがありましたが、
今回は、走り続けていくような雰囲気でした。

でも、
今回の演出も時を経て、成熟されていくのかもしれません。


7/5夜の部

ジャン・バルジャン キム・ジュンヒョン
ジャベール 福井晶一
エポニーヌ 昆 夏美
ファンテーヌ 和音美桜
コゼット 青山郁代
マリウス 山崎育三郎
テナルディエ 駒田 一
マダム・テナルディエ 森公美子
アンジョルラス 野島直人
  
今までのレ・ミゼラブルの記事は、
左上の検索ボックスで、ミゼラブルで検索してください。


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2012年08月07日

高田純次のお金の話。

 
「おカネ、ためてたから魔が差したのかな  高田純次さん」

日経マネー2011年4月号の記事を再構成したという、
日経の電子版で読んだ記事で、


 アメリカの大金持ちは、何してると思います?
寄付ですよ。税制のせいもあるし、
自分だけいい思いしてると撃たれちゃうからだけど。
 それに比べて日本のお金持ちってすごくプア。
チャリティーに参加するとひどいなと思うよ。
例えば5万円のゴルフクラブをチャリティーに出すと、
参加者が2万円で競り落として喜んだりするの。
アメリカなら10万円で買いますよ、チャリティーなんだから。


とか言っていて、

とても賢い人なんだなあと感じました。
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