2005年12月24日

【DVD】女王の教室 特典ディスク

 
・エンディングダンスフルバージョン

 この類のものを見るといつも思いますが、
 素材そのものも大事ですが、
 カット割りって大事だなあということがよくわかります。

・未公開カット映像

 1回目の未公開シーンに和美が中学の制服を着るシーンがあり、
 これも最終回と対応していますが、
 物語のテーマのひとつに子供の成長を意識していることが、
 ここでもわかります。

・「ザ!情報ツウ」取材VTR

 これも一度見たかったので、面白かったです。

(クランクアップして、今何がしたいですか?)
 天海祐希「スタッフの皆さんにひとりひとりありがとうを言いたい」
 志田未来「(泣いてしまう)もう一回やりたいですぅ」
 天海祐希「あっ、もう一回は、いいや...」

2005年09月19日

【ドラマ】 女王の教室 2005年 全体の感想


 
重い主張を笑いとかで逃げないで直球でまとめきった脚本と
眉毛の1本1本まで意のままにしているような天海さんの演技と
達者な子役たちの演技がからみあって、
記憶に残るドラマになったと思います。

このドラマは、
まず、言いたいことがある、ところが明確です。
途中でリタイアした人以外は、程度の差こそあれ、
わかりやすく伝わったと思います。
あとは、
その表現方法に納得するかどうかということです。

(ドラマの展開はほぼ当初の予定どおり、
 反響により途中で話を修正した部分は
 極めて少ないのではないか、
 と私は思っています。)

人により、
1.真矢先生はやっぱり良い先生だったんだ、よかった
2.阿久津先生は良い先生かもしれないが、
  人を脅迫するなど、やっていることは間違っているから、
  これで良しとはできない。
3.阿久津真矢のような先生は許せない

など、いろんな感想があろうかと思います。

阿久津真矢は、
「言いたいことがあります」を優先した脚本のなかで、
物語の主張したいことに都合よく動かされている部分があるため、
辻褄の合わない部分が生まれ、非常に分かりにくい登場人物です。
阿久津先生の発言は、
和美たちに対して二重の意味があるだけでなく、
視聴者に対するメッセージを和美たちに直接語るため、
表面的には矛盾だらけになります。
加えて、物語の展開の上でも、
物語上の問題の発生も解決もひとりで行う役割になってしまっていて、
行動の統一感が失われる場合がありました。

私は、そのこととは別に、
阿久津真矢というキャラクターに共感した部分があり、
それにより、この物語に納得できました。

教育者のあるべき姿についての、作り手の主張のひとつとして、
生徒には個人的な本音や弱みは絶対に見せない教師像、
ということがあったのではないかと私は考えています。

教師は生徒を教育することが唯一無二の使命であり、
それ以外の余分なことは生徒には見せないということです。
従って、どんなに生徒に感動しても、
阿久津先生は生徒に涙は見せない。

最終回では、
生徒のデータを全部消したときの、安堵したかのようなため息、
最後の、和美の背中に向けられた微笑み、
今までになかった阿久津真矢の姿が見られました。

そして、
(生徒に見えないところで、)
阿久津先生の本音がいくつか語られました。
「どんな教師を素晴らしいというのかさえまだ分かりません」
真矢自身、教師としてどうあるべきか模索し続けている、
ということです。
でもそれを生徒に見せたり気取らせたりする気はない。
それは、生徒の成長とは関係ないことだから。
真矢の苦しみを和美は知る由もない、知る必要もない。

これからも阿久津真矢は教師を続けてゆく。

あの最後の微笑みの後、
向きを変えた真矢の唇はもう固く閉じていたはず。
彼女は馬鹿馬鹿しいほど不器用な人間だ。
自分の主義を貫くせいで、再教育センターにばかり行っている。
でも言い訳はしない。
「自分のやっていることが
 間違っていると思ったことなんて一度もありません」
そういうある意味愚直な人間としての阿久津真矢に私は共感し、
そんな真矢が誰にも見えないところでふともらした、
最後の微笑みに感動しました。
  
  


(各回の感想)

女王の教室 5 友達も消えた…もう学校なんて行かない!先生どうして私をイジメるの
 http://inatt.seesaa.net/article/398821213.html

女王の教室 10 真矢、最後の授業
 http://inatt.seesaa.net/article/398821248.html

女王の教室DVD特典ディスク
 http://inatt.seesaa.net/article/398821372.html

女王の教室 エピソード1 〜堕天使〜
 http://inatt.seesaa.net/article/398821771.html

女王の教室 エピソード2 〜悪魔降臨〜
 http://inatt.seesaa.net/article/398821470.html





20200409追記

15年後に志田未来が演じたもの。



第十話で、志田未来演じる和美は、
6%の人しか幸せになれないという先生の話を
「そうじゃないと思います」と明確に否定しました。

あの教室の生徒たちは、今、どのように生きているのか。

「ずっと、その気持ちを持ち続けられればいいわね」





20200922追記

20200918の「A-Studio+」での
女王の教室のとき、伊藤沙莉が天海祐希から言われたこと。

15年前、先生に言われたことをずっと覚えている生徒の一人。









2005年09月18日

20050917 【TV】女王の教室 最終話 真矢のいない卒業式

 
生徒のデータを全部消したときの、安堵したかのようなため息、
最後の、和美の背中に向けられた微笑み、
今までになかった阿久津真矢の姿が見られました。

賛否あるでしょうけど、
最終回に至り、
作り手の言いたいことは、わかりやすく示されたと思います。
そういう意味で大団円な最終回でした。

ーーーー

女王の教室 全体の感想
 http://inatt.seesaa.net/article/398821253.html
  
  

2005年09月10日

20050910 【TV】女王の教室 10 真矢、最後の授業

 
最後の授業は生徒たちが質問をする形になりました。
「どうして勉強するんですか」
「なぜ私たちに厳しいのですか」

そして、
生徒(和美)は、
6%の人しか幸せになれないという先生の話を
「そうじゃないと思います」と明確に否定しました。

このときだけ、阿久津先生のほうが、
「どうして?」と質問しました。

その質問に、生徒(和美)自身が答えを出しました。

先生は、その答えを肯定も否定もせず、
「ずっと、その気持ちを持ち続けられればいいわね」
と、返しました。

この対話こそが最後の授業であったわけです。

古典における、師匠と弟子の会話のような、
真矢先生の微妙な表情の移り変わりに、
目が離せない、
名シーンだったと思います。


ーーーーーーーーーー

最後の、
「本当はいい先生ですか」
という問いを真矢先生は、はっきりと否定しました。

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病気ネタは、阿久津先生をいったん物語からリタイアさせる方便のように見えました

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だいぶ物語の全体が見えてくると、
面白いことに、
エンディングロールが浮いて見えます。

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女王の教室全体の感想
 http://inatt.seesaa.net/article/398821253.html

20200409追記




2005年09月04日

【TV】女王の教室 最終回予測

 
まあ、お気楽に。

?真矢のことを教育委員会に密告したのは、教頭だった。

?最終回の最後もエンドロールにつなぎたい

苦しくもかけがえのない6年生の思い出を胸に、
公立中学に進学した、和美、由介、ひかる、馬場ちゃん。
奇しくも同じクラスになった彼ら。
「担任の先生、どんな人だろ」
「真矢先生みたいに怖い先生はもう沢山だよう」
しかし、彼らの前に現れた黒ずくめの女教師は...
「中学生になったからといって、
 うかれていては、すぐに落ちこぼれるわよ。
 いい加減、目覚めなさい...」
顔から落ちんばかりに目を開く和美。
悪魔のように冷たい微笑の阿久津先生。
彼らの戦いは、まだ続くのであった...


(050918 追記)

全然、違いましたね。(笑)
教頭先生も、最後にいいとこ見せちゃうし、
和美は私立に行っちゃうし、
エンディングロールはありましたが、
明るい部分に直接つながっていました。
全体として、変化球を使わないストレートな展開でした。
ごまかしがほとんどなくて、よかったと思います。

2005年09月03日

9/3 【TV】女王の教室 9 女教師への刺客

 
まず、今回は、題名が短い。
でも、長かろうが短かろうが内容とは合ってない(笑)
この題名は、衆院解散に関係あるなら、かなり安易。
でも、今回何故短いのか、というよりも、
なら、何故今まで長かったのか、と言いたい。

提供クレジットに明治製菓が登場して、
和美がカールを食べていました。

和美の三者面談、わかりやすかったですね。
「できないでしょ、今のあなたには。」
とは、(いつか、やれ)と言っているわけですね。

本日の阿久津先生の長台詞。
「いいかげん目覚めなさい。〜(以下、略、笑)」
あれはやはり子供たちには言ってません

お母さんたちの会話を盗み聞く和美。
(そういえば、この子は盗み聞きが多い)
おもろい姿勢とカットでした。
和美(志田未来)は、そういうのが合いますね。
パソコンデータを削除したあと阿久津先生が登場したときの、
リアクションもよく頑張っていました。

教育委員会の人(根岸季依)が出てきましたが、
やっぱり、先週の予告で見せないほうがいいですよね。
根岸季依のような有名な女優が画面に出れば、
教室内に居るのにすぐ気づいてしまいましたし、
あの完璧な阿久津先生が、
教室内に生徒関係者以外が居たことに
気づかないところが変だと思います。
だから、教室内に居る必要性はなかったかも。
校庭で、親たちとすれ違わせればそれでよかったのでは。

いろいろ書きましたが、
今回のエピソードは、確かに、しっかりと、
これまでのエピソードの積み重ねを土台にして出来上がっていて、
連ドラらしい醍醐味を感じました。
とても面白かったです。

この調子で最後までうまくまとまっていって欲しいものです。
今までは、物語展開の配分がとても綺麗にいっていると思いますので、
あと2回、どのような展開なのでしょうか。
次回は、物語最大のピンチが発生して、
解決しないまま最終回へつながるという感じかな?
(病気ネタが出てくるなら、ちょっと嫌。(笑)
 真矢先生不在の時間帯を作るやりかたもあるけど...)

2005年08月20日

8/20 【TV】女王の教室 8 卒業行事はやりません!悪魔か天使か?生徒が知る鬼教師の哀しい過去

  
しかし、毎回、題名と内容が違う(笑)
本当は、誇大広告みたいなもので、問題なのだと思いますが、
問題が他にもたくさんあって顕在化しない(笑)

またしても、先生は、主張を長台詞で語っていました。
シナリオ的には、
あえて、語らせるために、視聴者に聞かせるために、
わざわざ、子供たちにストライキをさせている。
小学生に言っても、たぶん分からないと思う。(笑)

毎回の題名をはじめとして、
善良な阿久津先生を夢オチで使って、それを予告に流すなど、
話題づくりのためのあざとさを隠さず示す一方、
このような主張をぬけぬけとするのも少し説得力がない。
視聴者たちは、視聴率を稼ぐためには、
いろんな手を使っていい、というメッセージを毎回受け取っている。

( あのように善良な真矢先生を夢オチに使ったということは、
  過去においても、将来においても、
  真矢先生は、ああはならないということでしょう。
  だからこそ、作り手として、どこかであれをやっておきたい(笑)
  予告編に使わなければ問題ないのですけど。
  予告なしにいきなり冒頭で使うほうが、観る人が楽しめたはず。
  それよりも目先の話題づくりを大事にしているようなところが
  あざといということです )

それでも、子供たちの成長が、きちんと語られているので、
あざといながらも、物語として魅力を保っていると思います。
由介君と西川君の話は男の子の友情って感じでよかったですね。

物語の展開面では、
阿久津先生が、クラスが仲違いする方向にわざと仕組んでいって、
最後は、結果論的にまとまる、いつもの、
「雨降らせて地固まる」真矢先生方式でした。

和美が「卒業制作をしたい」と阿久津先生に訴えたとき、
私は、阿久津先生がすぐに、「勝手にしたら」と
突き放す(ようにして黙認する)と予測したのですが、
実際は、
他の生徒に「それでいいの?」と確認してから、
他の生徒に阿久津先生が視線を向けるカットを示してから、
「勝手にしたら」と言いました。
従って、明確に意図して作りこんだ筋であり演出だと思います。

保護者が集団で登場した最後は、そう来たかー、と思いました。
クラス全体がまとまったから、今度は親子関係に向かうわけですね。
来週、「目覚める」のは、お母さんなのか?

−−−−−−  

・西川君は成績優秀なので、個人専用のロッカーを持っている。(笑)

2005年08月13日

8/13 【TV】女王の教室 7 学校が燃える夜、鬼教師が流した血の涙…先生お願い友だちを助けて!

 
真矢先生、主張を口でしゃべりすぎ。

それにやっぱり「訳あり」なんですね。

−−−−

●予告のやさしげな真矢先生、あれは、絶対、夢オチ。

●新藤さん、もとい、ひかるのランドセルが黒なのは、
 最近は、世の中で、女の子が黒のランドセルも使うことがあるのか、
 または、このドラマ内に限った、ひかるに対する演出のひとつ?

●映像では、冷酷な教師、酷いいじめ、衝撃的な怪我など、
 扇情的なものを取り扱う一方、
 本当の真意はこっちだよ、というところは、
 ほとんど、真矢、和美、由介の台詞説明になっているところが、
 今までのところのこのドラマの不満ですね。

2005年08月06日

20050806 【TV】女王の教室 6 夏休みはありません!追いつめられた子供が引き起こした悲劇と奇跡!!

 
この物語の前提というか、ペースが自分なりに納得できたのか、
1時間楽しんで観てました。

例えば、和美が窓から飛び出すシーンは衝撃的ですが、
そのこと自体に意味はありません。
ちょっと押されて、窓ガラスに手をうっかり突っ込んでしまって、
怪我をするというようなところを、
ただ表面的に過剰な演出にしているだけだと思います。

今回は、
新藤さんの心境の事情をすべて台詞で説明していて、
言葉が多すぎると思いました。
一方、馬場さんの心変わりは、
和美と新藤さんの状況を盗み見る彼女の表情だけで語る構造になっており、
シナリオとして、少し無理が多いように思いました。

また、前回から、真矢先生の表情が見もので面白いです。
酷いことを言うときの表情もいいですが、
生徒が逆らってきたときも微妙に微笑んでいるように見えるのですね。
由介が卒業証書を返却したときと、
今回、皆が先生に逆らおうとしたときと、
同じように微笑んでいるのか、どうなのか、とか、
観るほうがいろいろ考えたくなる味のある微笑だと思います。

馬場さんのいたいけな様々な表情も、
ときどき、笑っちゃったりしながら、(失礼)
楽しんで見ていました。
( 今回の裏の主役は彼女でしたね )

●真矢先生の登場するシーンが今回も面白かったですね。

●馬場さんのシールが剥がされるとき、音が気持ち悪かったですね。
 音にこだわっているように思います。

●真矢先生だけでなく、由介君まで、「目覚めろ」と言ってました。
 この物語でのキーワードのようですが、
 どのように目覚めればいいのか、まだよくわかりません。

●次回の予告で、真矢先生の過去にふれる気配がありましたが、
 先生のパーソナリティは謎のままにしておくことを希望してます。
 「実は真矢先生は、...」というのは興ざめになることがあるので。
 先生の真意や、パーソナリティは、
 最後まで、ドラマのなかでは、明らかにならなくてもいいのではないかと
 思っています。
 
 「実は、」なんてのがなくても、
 最終的に和美たちが立派に成長することによって、
 阿久津先生のやったことが100%悪なのではない、
 と示すほうがドラマとしては良い展開だと思います。

 どこにでも登場し、
 登場するときは、周りが暗くなったり、
 電気が点滅したりする真矢先生。
 登場人物のプライベートを全て知っているかのように、
 なんでも知っている真矢先生。
 護身術も怪我の治療もなんでも万能の真矢先生。
 悪魔のような微笑で生徒に降伏を迫るかと思えば、
 屈服を強いるかに見せて、
 わざと反発させるように仕向けているとも見えるときもある、
 思わせぶりな真矢先生。

 こんな先生は、コメディで処理しないと全然現実感がありませんが、
 作り手にはそんなそぶりは全くありません。
 更に、真矢先生の、過去は、真意は、とやってしまうと、
 余計に納得感がなくなってしまうと思います。

 一方、真矢先生が普通に現実感ある場合、
 子供側の演技がいくら達者でもバランスしないのではないかな、
 とも思います。
 この場合は、和美や馬場さんの演技が、
 コメディに見えてしまうと思います。
 そういうドラマはかつて多くあったような気もします。
 今度は、あんな子供いねーよ、という感想が出てくる。
 そして、こんなには、私もハマらなかったと思います。




2005年07月30日

20050730 【TV】女王の教室 5 友達も消えた…もう学校なんて行かない!先生どうして私をイジメるの

 
「本当につらいときは
 頭の中でカウントエイト数えてから立ち上がれ」

神田和美は一度倒れ、そして立ち上がりました。
あーよかった。第5話にして、物語は折り返したようです。


今回もまた最初は、阿久津先生によって、
姉は、簡単に撃退され、
真鍋由介(松川尚瑠輝)は、学校から遠ざかりました。

「どうして、そんないじめるのよ
あんたのせいで友達いなくなったじゃない
学校来るのも嫌になったじゃない
 ひとりぼっちになったじゃない」

どん底に落ちた和美でしたが、
最後には、由介君が和美の味方になりました。
由介君は、不思議に表情まで変わって見えましたね。
(翌朝は和美も髪を切って髪型が変わりました)

和美が阿久津先生と向かい合うところ、
和美が由介にクラスについて語るところ、
その中身や展開は、
驚愕、感心するものでもなく、
陳腐とも言えてしまうようなものではありましたが、
もう、これ以上話が暗くなるのに耐えられないので、
素直に受け入れてしまいました。(苦笑)
物語展開の勝利(?)でしょうか?

(今日までに総集編などがあったそうですが、
 作り手たちは、
 「今日まで引っぱれれば、」という気持ちだったのかも。)

前回は、雨が降っていて、6月、
今回が7月、
次回が8月ということで、
最終回までに1年間分やるような感じですね。

やはり物語にはカタルシスが必要で、
今までのいろんな苦情は、
カタルシスのない展開に、内容以上に不満が増幅していたのでは。

これからの物語が、
谷深ければ山高しで、良い方向に増幅して盛り上がればいいですね。

「夏休みはありません」って言うと思ったよ、と
突っ込みも、何故か明るく(苦笑)、
来週を楽しみに待ちます


( 再放送のときの感想 )


20200409追記