2023年02月28日

【ドラマ】 #ÀTable!〜歴史のレシピを作ってたべる〜 2023年 ( 書きかけ )



BS松竹東急で放送されているのを観ている。 ( wiki )

とても不思議な感触のドラマ

全部ではないが、かなりの部分をアドリブで演じているように感じる。




・悪魔の糞 ( アサフェティダ

・キッチンとリビングにはテレビがない。夫婦の会話以外の音がない。




切り返しはアドリブとは対極の撮影方法で、
ここに唐突にそういうものを入れてきた感じ。

その構図は小津とはちょっと違うものだった。












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2023年01月01日

【ドラマ】 霊媒探偵 城塚翡翠 / invert 城塚翡翠 倒叙集 2022年 (書きかけ)



トリックのためならとにかく殺す
が、人はトリックのために生きているわけではない




( 上手い俳優たちがもったいないとも思う。

  メインキャストたちの行間のない台詞の応酬。

  本作で千和崎真・小芝風花の評価が高いのは、

  トリックの描写・説明以外の

  行間の感情描写を担当することが多いから。 )


( ドラマとしての、コロンボ、古畑、福家の何を愉しんできたか、

  ということを今一度考えさせられる)






( 原作未読です )

( 20221212時点の感想 )

( Wikipedia )


愉しんでいますが、

あまり自分がはまらない理由を考えていて、

このドラマは、

俳優さんたちが、今まで持っていた「柄」とは、

かけ離れた役柄で配役されているところが、

特徴だと思いました。


今のところ、

( 主役から、及川氏までほとんど全ての俳優さんたちが )

定評のある役柄とも、
新しい挑戦と思われる役柄とも、
両方から離れている役柄になっているように、
感じています。

たとえば、
何々氏が何々を演じるなら、
もっと面白い設定があるのではないか、
とか。


( 倒叙集第3話、重ね重ね、題名がトリックでした。ミステリーとしてアンフェアという意見もありうるけど。 20221211 )

( 岩戸さん )





清原氏の悩み事にはハマリました・笑

それなら、瀬戸氏や小芝氏の悩みもなにかひねりが欲しいと欲張り・笑







・瀬戸康史の無駄遣い



最初、いけすかない男で登場して、好感度をあげて、
それからやっぱり、が合う俳優さんのほうがよいような。

真っ直ぐな役が似合う俳優さんを
トリックが明らかになったときのインパクトを重視して
配役してしまった結果だと思う。






・原作者の呟き





・最終回終了後、タグなしで延々呟かれているのが印象的でした。





















テレビ局、マスコミ、出版社



「気持ち良く終わらせてほしい」






・だいぶ落ち着いてこられたようで、よかったです。






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2021年08月31日

【ドラマ】 ウルトラマン 「故郷は地球」 イデ隊員から教わったこと



ウルトラマン」というお話が好きな理由の半分以上は、
イデ隊員でできていることをいつか文字にしようと思いながらものぐさしていたら、
二瓶正也(にへいまさなり)氏がお亡くなりになりました(悔)。

ご冥福をお祈りいたします。(2021年8月21日逝去)

イデ隊員は、

一言で言えば、コミックリリーフ要員だけど、

面白いだけでなく、
スマートでクレバーで、繊細な面も併せ持っていて、

絵空事で構わないSF子供向け物語のなかで、
( 半分宇宙人のハヤタや
  管理職であるムラマツ隊長が
  固い人柄であるのに対し、 )
ひと際、人間性豊かな人物として描かれている。

加えて、
「故郷は地球」(脚本・佐々木守、監督・実相寺昭雄、特技監督・高野宏一)などのお話で、

イデ隊員から、

「正義や真実は一面的なものではない」

ことを教わりました。



(ジャミラの生没年が1960-1993なので、)

1966年放送開始の「ウルトラマン」の舞台設定が1990年代前半だとしたら、

イデ隊員は、2021年に60歳くらいになっていて、

コロナ禍を報じるテレビを観ながら、

「犠牲者はいつもこうだ。

 絆だ、復興だと、文句だけは美しいけれど」

などと呟いていたのか、どうか。


つまり、1960年代にウルトラマンを観ていた子供たちは、

1990年代に科特隊に所属していたイデ隊員とは同世代であり、

大人になった1990年代にはウルトラマンの世界のような
科学が進歩した未来があると思っていた?

2021年の今、何を感じ、何を考える?



(「故郷は地球」のラストシーンのロケ地は国立代々木競技場?)



■ジャミラの墓碑銘
















https://youtu.be/5mhXl11tjTk?si=CEu4UTRTk1YnamDr&t=638

「ハヤタ、君は何も感じないか
「我々科学特捜隊が、どんなにがんばっても
 結局敵を倒すのはいつもウルトラマンだ
( 相談する相手を間違えたイデ隊員 )


イデ隊員は物語初期から複数回、
ハヤタがウルトラマンではないか、
という疑念を表明していますが、
それは、
作り手自身が
視聴者の子供だって、そう思うだろ、
と考えていたことの反映だと思います。


イデ隊員は、
これらの大事な意見を物語のなかで発する
重要な役割を担っていたと思います。






ウルトラマン 第34話 空の贈り物 の感想

 http://inatt.tokyo/article/398821761.html





私の「ウルトラマン」が好きなところ ( 書きかけ )

モダン(モダニズム)な近未来表現

・大人になる未来が楽しみになる、健全に進歩していく技術、社会

・装飾的でなく、シンプル。雑然としたものを排除

・直線的でコンクリートな建築物

 ( 中銀(なかぎん)カプセルタワービル )
 ( 住吉の長屋 )

・一方、ビートルなど飛行体やベーターカプセルは流線形

・カタカナの隊員名(ハヤタ、イデ、ムラマツ)

・ブルーのジャケット





20220325記

ふたりのウルトラマン」というドラマを観た。

・ちゃぶ台をはさみ、胡坐で向かい合うふたりの男
・何かの鳴き声のような進軍ラッパの音

かつて観たシーンがすぐに呼び起こされるのが印象的でした。

ウルトラマンとは、ニライカナイ(楽園・理想郷)からのマレビト(客人)




ラベル:#これで育った
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2021年06月26日

【ドラマ】 生きるとか死ぬとか父親とか 2021年



今の自分はこういうドラマを求めているなと感じた。





第5話


第7話



原作を読んでいませんが、7話はオリジナルだそうで、
とても印象深いところがありました。

「それは明らかに父が撮った写真ではなかったわけで」
とは全然思わなかったので、
私はまだまだ修行が足りないらしい。

誰にも話さない秘密はある
言わないことがあるからといって友達ではないということではない

お互いの考えを「ぶつけあった」のでも、
「受容」したのとも違う、
対話が印象的でした。

北野もトキコもとても強い人ですね。
親友が不倫が嫌いなことをよく知っている。でも、とか。
父の今のことは、やはり友には語らない、とか。
吉田羊と中村優子だからなあ・笑、
ただの会話劇でも、人間的な強さが醸し出されてる。

あと、
國村隼の、
ひょうきんさとか自由奔放は表面で、
本当はよく分かっているけど、
知らん顔で、気にしてない風を
あえてしてるような、怖さ・笑。


第11話



第12話

今の自分はこういうドラマを一番求めているなと思えた。

そんなドラマを作ってくれるのが、
テレビ東京のドラマ24とは、
失礼ながら、不思議な感じもするけど、
NHKでなく、
民放のゴールデンタイムでもないから、
それができるのなら、
自分にとって貴重なドラマ枠だ。





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2021年06月22日

【ドラマ】 ウルトラQ / ウルトラセブン



2020年4月から、BSプレミアムで、
ウルトラQ4Kリマスター版とウルトラセブン4Kリマスター版とが
HD画質に変換して放送され、それを観ての覚書。


【ウルトラQ】

私は、「怪奇大作戦」が好きなのですが、
すごく久しぶりにウルトラQを観て、
怪奇大作戦は、ウルトラQの正統的な発展形なのだなと再確認しました。



・「2020年の挑戦」を2020年に観る。

 怪奇大作戦「光る通り魔」などにも出てくる、液体状の意思を持っているかのような物質の嚆矢なのかどうか。

・あけてくれ!

 「交通地獄のない所」
 「無札乗車ですね」
 上司の机の引き出しにストックされたアンプルにはいったビタミン剤





作った人は「傑作」という認識があったが放送されなかった経緯があったと。
多くの当事者がこの世を去られ、
もはや桜井さんしか知らないことがたくさんあるのかもしれません。

( 人間の失踪を人間蒸発と表現するようになったのはいつからなのか )



【ウルトラセブン】

(wiki)


久々に観て、

第1話から、SFヒーロー宇宙活劇として、
基本フォーマットが明確に設定されているのだと感じました。


■SFヒーロー宇宙活劇の枠組

ヒーローが宇宙人であるとか、
宇宙人であることを周りには秘密にしているとか、
ウルトラマンで確立させた設定は、
詳しく説明せずとも自明の前提となっている一方、

敵が味方隊員等へなりすます、乗り移るとか、
ダンが自らの切り札ウルトラアイを盗まれる等で一時的に手放すとか、
SF活劇の頻出パターンが複数回使われており、
そのためにこそ、
ウルトラアイやミクラスなどカプセル怪獣などの
設定を準備しているのだとよくわかります。
(子供心にヒーローが怪獣を使うなんて凄い!と思った記憶・笑
 でも、ヒーローが使い魔を所有しているというのは空想活劇によくある設定)

他の星に観測などちょっかいをして、怒らせるパターンが複数あるのは、
物語のパターンが貧しいのか、意図があるのか。
( ペダン星、アンノン星、ギエロン星 )

宇宙人も自分から攻めてくるか、
攻められたと思って反撃してくるか、

でないと、そんなに暇じゃない・笑


■特撮のかっこよさ


潜水艦出動でも4th gateをopenしてた・笑



■第8話「狙われた街」(監督実相寺昭雄)

SF活劇の枠組みを踏まえたうえで、

・導入となる奇怪な出来事
・ヒーローと敵の差し向かいの対話
・夕陽の決闘

をスタイリッシュな映像づくりで描いており、

ちゃぶ台が大事なのではなく、
活劇をかっこよく作ってあることが重要であり、
さすが、ひと味違う上物に仕上がっていると再認識しました。



■第13話「V3から来た男」

「クラタさん、何にしても我慢するのは体に悪いそうですよ」

子供番組で、大人の友情話を作る、かっこよさ・笑

初めて観たときに、
隊長に横の人間関係があることについて、
新鮮さを感じたことを覚えています。

劇伴が好い。( クラタとキリヤマで動画検索

(黄金の日日とあわせ、
 日曜朝のBSプレミアムが脚本・市川森一特集になった件・笑・20210627)

(次は、第24話「北へ還れ!」のときです。20210905放送)


■第47話「あなたはだあれ?」

小林昭二さんの演技が好きです。



■子供の頃、ウルトラセブンから影響を受けたと思われる(と思い出した)事。



女性が急にショートカットに変わるとどきどきする・笑(中盤以降、許可を取らずに髪を切った?・笑)





ウルトラマン 「故郷は地球」 イデ隊員から教わったこと
  http://inatt.tokyo/article/483086938.html?seesaa_related=category


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2021年05月25日

【ドラマ】 MIU404 2020年



20210525記






「てかさ、これからどうなんだろうなあ
「毎日が選択の連続
「また間違えるかもなあ
「まあ間違えてもここからか


悪い方へ転がるピタゴラスイッチは、自分でなんとか止めて、方向転換させるしかない。


( ルーブ・ゴールドバーグ・マシン Rube Goldberg machine )




ドラマ「アンナチュラル」では、
当事者には非のない、不条理に降ってくる死があり、
それを周りの人がどう受け止めるか、という話が多かったが、

本作では、何かのスイッチで進む道を間違える人がいて、

その時が来るまで誰にもわからないスイッチを
周りの人がそれを止めることはできなかったのか、
に焦点があたっている。

そして、
「人を救う、人に救われる」という他者への働きかけだけでなく、

分岐点に立ったとき、
自らが正しいほうのスイッチを入れる、
ということが描かれているのかなと思っています。

・違法ドラッグに手を出さない
・闇カジノに出入りしない
・闇カジノ主催者の誘いに乗らない
・人の携帯は覗き見しない
・逮捕より人命救助を優先する

また、
父の子供へのモラハラが、子供の衝動的な犯罪の引き金になったり、
ほんの遊び心であっても、
虚偽通報が妊婦搬送を遅らせ胎児死亡を招くこともある、
という想像力の大事さ。




【女性の機動捜査隊隊長】

チームのリーダーが、
大昔の石原裕次郎、渡哲也のような男性でなく、
また、5年前なら生瀬勝久だったかもしれませんが、
そういう一癖あるタイプでもなく、
15年前は妄想癖のある交通課婦警だった女性(時効警察)が、
とは冗談ですが、
違和感なく普通に、
女性隊長が、男性捜査官に指示を出しています。

あと5年、10年したら、それの何が気になるの?
ということになるかもしれませんが、
なおのこと覚書しておきます。

女性の隊長というのは、なんとなくではない設定なのかなと思います。
女性だからといって、特別なことがあるわけではない、
という表明なのではないでしょうか。


【反社の扱い】

昔のドラマでは、
やくざや暴力団を、
不遇な、世の中に居場所のない人の
やむを得ずたどりつくところとして、
消極的に認めていることがありました。

タイガー&ドラゴン ( 2005年 )とか。

しかし、本作では、
久住の立ち位置は、
金で暴力団を利用することで成立しており、
また、
青池透子の不幸は、
正規のルートで暴力団の協力企業に
そうとは知らず勤めてしまったこと。

反社会的勢力は、
(当たり前ですが)
絶対的に否定される存在として描かれていると思います。



【各回の感想】

■第1話「分岐点」

404エラーの説明


■第3話「分岐点」

逃げるか、来るか、今決めろ


■第4話「ミリオンダラー・ガール」

「賭けてみます。今まで勝ったことないけど」


美村里江の名演。
根拠はありませんが、
美村さんは、撮影中止前に台本を受け取っていて、
自粛期間中ずっとこの役と向き合っていたのかもしれません。

「透子」という珍しい名前にも意味が与えられているかも。

事件の発生は、2019年5月17日金曜日。

「多い方をとって助けたはずの青池透子が再び道をはずれたんだとしたら、どうしてそうなったのか、知る義務がある
「土壇場で分かるよな、そいつがどんな奴か。
「兎ってさあ、追いつめられると、狼も真っ青な強烈なキック繰り出すんだって

(アイコンが兎の呟き)
最後にひとつだけ
わたしが助ける
自由になれる
そんなの嘘だ
逃げられない何もできない
弱くてちっぽけな小さな女の子
誰が決めたの
つまらない人生
もう死ぬみたい




私の頭が勝手に思い出したことですが、
レベッカのボトムラインという曲。

「Keep the Bottom Line
 くいしばるひざを ゆるめりゃ
 自由になれちゃう この街はdanger
 Keep the Bottom Line
 いつだって ギリギリのすまし顔だけど
 本当の愛も知ってる」

街はいつの時代も危険だけど、
いきつくところに対する楽観度の残り具合が、
1980年代と2020年の違いかもしれない。


■第5話「夢の島」

技能実習生監理団体の喜多は、坂東彌十郎

やったばい


■第6話「リフレイン」

一個、一個、一個がスイッチで。

あれから、何度も、何度も、何度も、

天使のラッパ


■第7話「現在地」

俺はラッキーだったな

家出少女ふたりは、
アンナチュラル第2話の花とミケが救われた形、
という意見を見て、
なるほどそうだなとほっとした気持ちになりました。


■第8話「君の笑顔」

「君の笑顔」とは蒲郡が思い出せない妻の笑顔?

事故の事を覚えてないよね、と伊吹に問われたときの、
蒲郡(小日向文世)の笑みにはぞくっとしました。

志摩は、
「お前にできることは何もなかった、何もだ」
と言われた男を相棒にした。

主人公がお互いをバディと認めるまでに8話もつかって物語を構築しています。



■第9話「或る一人の死」

・誘惑にかられながらも、人の携帯を覗き見しない、というところが印象的でした。


■第10話

・「死んだやつには勝てないって言ってたけど、
  それ、違うよ、
  生きていりゃあ、
  何回でも勝つチャンスがある」

・大層な手順で盗聴器をしかけた暴力団。
 メールひとつでパソコンを乗っ取った久住。

・虚偽通報とフェイク動画で、
 実際に警察を混乱させることができるのか、
 何人協力者が必要なのか、
 興味深い。
 本物の警察はそこまで脆弱じゃないと思いたいですが。


■第11話「 ゼロ」

ネットにも自浄作用がある?

 また会おう@shinnzirukimochi
 人生やり直し中@katsubsrk28mata
 スウ@love_babymetal06
 ジュリ@juricospre
 飛田@demae_tobita105

2019年10月15日 13:30 50
2019年10月16日 00:00 00
2019年10月16日 00:00 00
2019年10月16日 00:00 00

2020年7月24日

2019年10月15日 15:00

久住のバックドア

( 山辺唯継、堂島静軒くらい物語上オールマイティかも )




「お前達の物語にはならない」
 敵役の捨て台詞ではない、重要な主張のように響きました。

題名のゼロとは、

オリンピックはなくなり、
コロナでいろんなものが変わり、
あなたはどちらへ向かいますか?
と問いたいのかどうか。

スイッチは自分で選ぶ。
人に選ばせてはならない。

でも、志摩は揺れ動いている。
「なあ志摩ちゃん、刑事やめたりしないよな」

(バディものでありながら、
 主人公が相棒に判断を委ねたことを
 心の奥で悔やんでいるという描写に
 冷やりとします)

(虚偽通報で生まれなかった命もあったが、
  起訴可能な法律上の罪では、久住は、割とすぐに刑務所から出てくるのでは?)

(お前達の物語にはならない、とは蒲郡も考えていることなのかも。
 また、「宮崎」「酒鬼薔薇」も連想する。
 久住や彼らをワイドショー的に消費しても意味のあることにはならない)

ゼロという題名は、
ゼロから小さな正義を積み重ねる、
という意味だったのでしょうか。

小さな正義から小さな救いが生まれ、
伊吹と志摩のこれまでの行動が、
SNSを通じて、
メロンパン号のデマを消すのに役立った。

「てかさ、これからどうなんだろうなあ
「毎日が選択の連続
「また間違えるかもなあ
「まあ間違えてもここからか

虐げられているマイノリティの存在など、
世の中の暗い部分から目をそらさないが、
あくまでも
エンターテイメントとして
前向きに終わらせる
作り手の意識を感じました。




・機捜うどんからはじまる奇跡のピタゴラ装置

・「俺たちと、ここで苦しめ」とは、
 ルールを守り、他者を尊重するという同じ土俵で、ということかしらん。

・2019年10月15日とか何してたかな、と自分のスケジュールを再確認してしまった。
 
 メケメケフェレットが俺と組まへん?と囁いてくるのは、2019年10月16日0時

 九重がメールを発信したのは、2019年10月15日15時5分

・撮影が中断され、放映期間・回数も変わることにより、ストーリーがどのように追加・変更されたのか興味深い。




(ドラマ「フェイクニュース」)

なかったことのようになっているのが残念なNHKのドラマ、
フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話」を思い出しました。

2018年放送のドラマですが、
MIU404では、
さらに進んで、
確かにどこか遠くの戦争の話ではないことが描かれていたと思いました。





これはまた別の話ですが、
野木さんは、
ドラマの筋書き上不幸な巡り合わせに終わらせた登場人物に対して、
〇〇に幸あれ」と呟くことがあります。
重版出来の梨音、
コタキ兄弟の手鞠、
など。




ツイートの記録





↓これが当たっていたら凄い。確かにこの脚本では登場人物は物語上無意味な動きはしない。





【国立競技場】

最終回放送は、2020年9月4日(金)でしたが、
たまたま、9月3日の朝、
国立競技場の周りを歩きました。
(という、個人的な覚書)

20200905・国立競技場・90


20220830追記

メロンパン号を観に、国立競技場へ行きました。
思ったより沢山の人がいて驚きました。

miu404・20220830・メロンパン号・国立競技場・切り取り.jpg






【銀座の裏通り】

青池透子が逃げ回った銀座の裏道、
弱くてちっぽけな小さな女の子を見つけた路地。

(と、私が思っている場所)の写真

miu404・銀座の通り・縮小11.jpg

miu404・銀座の通り・縮小21.jpg
( 新橋跡の親柱 20230401ブラタモリ・汐留で登場 )
(ロケ地)




【主人公の名前の話・一未、藍、ゼロ】

私は、数学が得意ではありませんが、
(話題になったのは、「虚数のiは1未満」という言い方)
「実数の軸と虚数の軸はゼロ/0で交差する」という説明を見て、腹に落ちました。

1未満とか、虚数と同じく、脚本家は最初から「ゼロ」を意識していたのかどうか。

タイムラインが沸いてしまったのは、
まさしく、このドラマで描いたことが現実に起きるという証明になった・笑。













アンナチュラルの感想
 http://inatt.tokyo/article/458024514.html


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2021年05月07日

【ドラマ】 コントが始まる 2021年



■キャスティング

もっと無名の俳優たちだったら、

これからどうなるんだろうと

とてもどきどきしそうなお話なんですが、


今のところ、

これだけの俳優さんたちを集めてながらも、

それぞれ以前に見たことのあるようなキャラの

こういうお話は、

なんだかもったいないような気持ちもしています。


中の人たちは、

描かれている人物像より、

もっと大人な人たちだろう、という感覚があります。



■脚本

#02

すでに解散を宣言したトリオの残り数少ない舞台を

あんなに熱心な中浜さんは何故観にいってないのか、

それは今回のお話のキメを最後にもっていくため。

( 「いつもと台詞が変わってましたね」と
  中浜さんに言わせる筋が好みです )

#03

ほぼすべて、台詞とナレーションで説明してる気がする。


■#03

真壁先生(鈴木浩介)が好い。

間髪を入れず「明日の夜とか、どうだ」と言える人になりたい。


■#06

登場人物が多いので、

一人当たりの場面が少ないのに、

1回のなかで、それぞれ輝くシーンがあったのは、

素晴らしいなと思いました。


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2021年03月27日

【ドラマ】バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜



この物語はフィクションです。
実在の人物・放送局等とはあまり関係ありません。





バイプレーヤーと言っても、
経験を積み重ねた名のある俳優さんたちの物語と思っていましたが、

( 題名に堂々と「「名」脇役」と名乗って、
  茶化しているのでも、ふざけているのでもないと、
  観る人が自然と受け止める )

この終わり方は素晴らしいと思いました。





内容におふざけがはいっているので、

かえって、

田口トモロヲ(プロジェクトX)、
松重豊(英雄たちの選択)
の、
中身に関係なく、独特の雰囲気が出せる、
ナレーションの凄さに気づかされた・笑。

( 田口トモロヲが英雄たちの選択を、
  松重豊がプロジェクトXを
  語っても雰囲気が変わってしまうことに気づいた・笑 )

語りとしてだけでも、
橋本さとし、貫地谷しほり(プロフェッショナル 仕事の流儀)を
キャスティングしてほしいと思った・笑

「バイプレイヤーとしての、流儀がある」





第1話



第2話



第5話



第7話

「イイてれ」という表記で大爆笑してしまった。

確かに、宇梶剛士さんは、Eテレで観たことない気がする。(失礼)


( 100分de名著でナレーションを担当されてました。「知里幸恵"アイヌ神謡集"」20220914 )


第9話



語弊のある言い方になりますが、
トモロヲさんのナレーションが、
民放ドラマでなく、NHK大河ドラマで、
若手俳優が演技に悩むという雰囲気を高めています。


最終話






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2021年03月22日

【ドラマ】 天国と地獄〜サイコな2人〜 2021年



2021年のTBSのドラマ。



現実みの強い設定で、
本質的にファンタジーである入れ替わりの物語を作るのは
非常に難しいと思いました。

入れ替わった事実が当人たちだけしかわからない、
短い、限定された期間だけ発生して、
物語を観る人にとって、
それが真実か思い込みか虚構かどれでも成り立っているような
お話である必要があるように思いました。

また、
主役のふたりはともに警察側に立たず、
自分がやむを得ず犯した罪の落とし前を最終的にきちんとつけるほうが、
個人的にはより納得できたように思います。

相対的に警察内部の描写が減り、
東や日高の周りの人たちとのやりとりが増えて、
観る人がより感情移入できます。

表向きには入れ替わりなどなかったとしても
辻褄のあう形で決着せざるを得ないので。


真実を知る、八巻のボケたポンコツぶりが、
ぎりぎり物語のリアリティを保つことに機能している面白さ。

( 一方、陸は物語から姿を消すしかない )

でも
物語の真実を知らされない、
日高の父やコ・アース社員たちがとても好い人たちに思えたので、
そちら側からは、残念な結末でした。





呟きの記録



このあたりは、個人的には相当苦手な物語展開でした。





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2021年02月13日

【ドラマ】 西遊記 1978年



1978年に放送された、堺正章が孫悟空を演じるドラマ

三蔵法師を女性が演じる形を浸透、定着させた。

当初、坂東玉三郎に三蔵法師をオファーして実現しなかったと聞いたことがあります。


今でも、
ゴダイゴのTHANK YOU, BABYを聴くと、せつない、懐かしい気持ちになるのは、

このドラマをとても楽しんで観た記憶の仕業だと思います。


サンキュー・ベイビー - ゴダイゴ
[iTunes]サンキュー・ベイビー - ゴダイゴ









20061107記
 
堺正章の西遊記(78年10月〜)がDVDになりました。

香取慎吾の西遊記(2006年)のときに、
昔の西遊記のほうが豪華で面白かったとよく言われていました。

私も両方とも観ていますが、
昔のほうは記憶も不確かですので、
実際どういうものか興味がありました。

何度も再放送をしていましたが、
DVDになったのは初めてなので、
実際に両方を並べて観た人は少ないのでは?

と、いうことで、3話まで観てみましたが、

香取慎吾の西遊記について、
wikipediaで、

初回の視聴率は大変高かったが、1978年の『西遊記(堺正章主演)』を観た世代からは毎回のストーリー展開が非常にテンポが悪く、アクションドラマであることを売りにしながらアクションシーンを大幅に省いたため、爽快感にも欠けると不評で視聴率は回を追うごとに下がっていき、セットが「まるでドリフのコントのように子供騙しだ」と製作予算の低さを揶揄したような意見は多く、映画化に疑問を持つものも多い。


と記載しているときがありました。

香取慎吾の西遊記は、スマスマのコントみたいだ、
と思ったことはありますが、
それが悪いこととは思いませんし、

1978年版がものすごく素晴らしいというものではないと思います。
子供の頃観たものを美化して記憶している故の感想でしょう。

2006年版よりセットが豪華ということもありませんし、

一行が全員揃うまで3話使っていますから、
お話のテンポも今のドラマよりゆっくりだと思います。

その中では、
三蔵法師(夏目雅子)の表情、特に微笑みは今観ても相当に魅力的でした。

3話で、見えなくなった悟空の目を
三蔵が口づけをして治すというのがありました。
女優が三蔵を演じるということを
最大限活用した演出でした。

特典映像もなかなか楽しいものでした。








posted by inatt at 08:13| Comment(1) | TrackBack(1) | 感想など・TVドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする