2009年06月09日
6/8 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 八百
古来、日本では、
弥栄(いやさか)、ますます栄えること、から、
八は、無限、多数を表す極限の数として、
縁起がよいものとされていた。
百も数の多いことを表すため、
八百(やおろず)は、数の非常に多いこと。
なるほど
2009年06月02日
6/1 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 逆さ言葉
ネタは、たねの江戸時代に流行した逆さことば
だらしない、は、
しだらないが元。
しだらは、好ましくない状態、ないは強調。
ダフ屋や札屋、
ガサ入れは、捜す
チクるは、口の
逆さ言葉
兜を脱ぐが、帽子を脱ぐになって、
帽子をフランス語のシャッポに代えて、
シャッポを逆さにして、
ポシャるになる。
なるほど。
2009年05月19日
5/18 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 痛み分け
痛み分けは本来は、相撲用語。
相撲で取り組み中に一方が負傷したために勝負を引き分けとすること。
だから、本来の意味では、両者が痛んでいるわけではない。
相撲の星取表では、
引き分けはバツ印(×)、痛み分けは、白三角(△)で
昭和39年11月場所、宮柱が清乃森と痛み分けという星取表が残っている。
取り直しになったが片方が怪我で取り組みできなくなったときに、
相手が取れるといえば不戦勝だが、
遠慮で取り組みを止めれば、痛み分けとする。
なるほど。
2009年02月17日
2/16 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 和風月名(わふうげつめい)
睦月・むつき
新年で皆が集まる・睦ぶ(むつぶ)月
如月・きさらぎ
衣更着・衣を更に重ね着する月
気更来・陽気が春らしくなる月
草木張月・草木の芽吹く月
( きさらぎという呼び名に如月の漢字をあてるのは、
室町時代より。
紀元前2世紀の中国最古の字書「爾雅(じが)」に、
「二月為如」(二月を如と為す)とある。 )
弥生・やよい
草木がいよいよ生い茂る、弥や生い(いやおい)月
卯月
卯の花が咲く月
皐月・さつき
早苗を植える月
水無月・みなづき
文月・ふみづき
葉月・はづき
長月・ながつき
神無月・かんなづき
霜月・しもつき
師走・しわす
奈良時代からこういう月の呼び方は存在した。
なるほど。
2009年02月11日
2/10 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 継続は力なり
継続は力なり、という格言は、
実は、出典の不明な、辞書に載っていない言葉。
国会図書館の調査では、
大正13年(1924年)に、
大分夜間中学の校訓に現れていることが確認されている。
ーーー
転がる石には苔が生えぬ
A rolling stone gathers no moss.
イギリスでは、
度々転職や転居を繰り返す者は何も身につかない
という意味だが、
アメリカでは、
活発に活動する者は常に新鮮さが保てる
と解釈されている。
なるほど。
2008年10月21日
10/21 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば ひとしお
「喜びもひとしお」の、
ひとしお、
ほかの場合より程度が一段と増すこと、
副詞的に用いて、ひときわ、いっそう
は、漢字で書くと、「一入」
元は、染物の世界で、
色の調整をするとき使う言葉。
微妙な色加減、ちょっとした色の変わりを表現するのに、
「ひとしお」入れてくれ、とか使った。
入(しお)は、
染色のときに染料に布を浸す度数を数える助数詞。
染む(しむ)→一染(ひとしむ)→一入(ひとしお)
となったらしい。
( ふたつ分いれると、再入(ふたしお)、
沢山入れると、八入(やしお) )
ひとしおは、一度浸すごとに程度が増すということから、
いっそう、ひときわ、という意味に使われるようになった。
なるほど。
2008年10月14日
10/14 【TV】 ことばおじさんのナットク日本語塾 逆鱗に触れる
逆鱗は、龍の顎の下の逆向きに生えている鱗。
(韓非子に由来)
また、龍は、帝王、天子の象徴であるため、
本来は、この言葉は、
目上の人に対して使うもの。
なるほど。
2008年07月14日
7/14 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 塩梅
塩梅の梅は梅酢のことで、昔の調味料。
塩とあわせて、
味を整えること。
昔は「えんばい」と呼んでいた。
按配と交じり合って、
塩梅もあんばいと読むようになった。
なるほど
2008年06月03日
6/3 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 伊達
伊達男、伊達眼鏡の伊達は、伊達政宗から来ていると言われるが、
隠し立て、かばい立ての立て(だて)から来ているらしい。
なるほど
2008年06月02日
6/2 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 衣がえ
衣がえの風習は平安時代の宮中にあった。
更衣(こうい)といって、旧暦四月一日と十月一日。
江戸時代に幕府により年4回に決められた。
旧暦四月一日から袷(あわせ・裏地のあるもの)を着る、
五月五日から、帷子(かたびら)・単(ひとえ)を着る
九月一日から袷に戻り、九月九日から綿入れを着る。
四月朔日と書いて(わたぬき)と読む名字がある。
綿入れから袷になって、綿を抜くことから。
明治6年の太政官布告に、
制服の決めに、冬服は、十月一日から、夏服は、六月一日より、とあり、
これが今の衣替えの風習につながっている。
なるほど。