2007年07月09日

7/9 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば ほぞをかむ

 
「ほぞをかむ」の「ほぞ」は、
漢字で書くと「臍」で、つまり、「へそ」のこと。

昔はほそともいった。

「ほぞと、ほぞ穴」、というわけで、
ほぞとは出っ張っているほうのはず。

だが、どちらも、ほぞということがある。

2007年07月05日

20070705 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 七夕

 
なぜ、七夕と書いて、「たなばた」とよむのか。

本来は、七夕(しちせき)と読む。(五節句のひとつ)
旧暦の7月7日の夕に行うので、七夕。

織姫の星、職女星(しょくじょせい)は、
裁縫や習字などをつかさどる星

一方、
日本には古来、棚機(たなばた)という行事があった。
水の神を祭り、織物をささげる

これらが混じりあった結果、
七夕が「たなばた」となった



たなばたのうたにでてくる、五色の短冊。
五色は、青、赤、黄、白、黒、

これは
五行と(木、火、土、金、水)対応している


なるほど。
教えてくれてありがとう。
ことばおじさん

2007年07月04日

7/4 【TV】 ことばおじさんのナットク日本語塾 なるほど

 
「なるほど」という相槌は、
目上の人に使うべきではないという考えがあります。

一部の辞書には、
目上の人には使わない、とか、
相手の論理を対等の立場から認めるような感覚がある、
などど記載されているそうです。

代替の言葉としては、

「確かに」
「ええ」
「おっしゃる通り」
「気がつきませんでした」

などが考えられます。

なるほど。(笑)

2007年06月21日

6/21 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 勉強

 
商売人が値引きすることを「勉強する」という。

勉強は、勉めて強いるということで、古代中国語では、
励むこと、無理強いすること

日本では、
困難に立ち向かうこと、しかたなしにやること、の意味にもなった

江戸後期の甲子夜話に、
「勉強して櫓を揺しゐたれば、(しかたなしに櫓をゆらしていたら)」
というところがある。

明治時代になってから、
勉強=学問という意味が定着した。

したがって、値引きは、
売る側として、
お客さんと合意に勉める、しかたなしに値段の希望をあわせる、
というところから、勉強するということばを使っている


ーーー

値下げのことを、まける、おまけする、(御負)は、

売るほうとして、お客さんに、
「負ける」というところからきている。

2007年06月20日

6/20 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 中食(ちゅうじき・なかしょく)

 
辞書には、

中食(ちゅうじき)
1日2食であった時代、
朝食と夕食の間にとる、軽い食事・昼めし、とある。

今は、

中食(なかしょく)という言葉がある。

調理済みの食品を購入し家庭に持ち帰り食べる食事という意味。

これは、外で食べる外食に対して、
家庭で食べることを内食と呼ぶようになり、
家庭で食べるが調理はしないことを
中食と言うようになった。

80年代半ば以降の言葉。(飲食業界用語)

私は、「なかしょく」を知っていましたが、
「ちゅうじき」は勉強不足で知りませんでした。

ーーー

今、新たに、「食育」という言葉が生まれていますが、
「体育」という言葉も、かつて造語されたものだそうです。
いつか、
中食も食育も辞書に載ることになるのでしょう。

2007年06月12日

6/12 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 梅雨 「つゆ」と「ばいう」

 
梅雨は、中国からの言葉で、もとは「ばいう」

梅雨・・・梅の実が熟するころの雨
黴雨・・・黴が生えやすいから

「つゆ」という言葉は、
露のように湿っぽい長雨の季節を「つゆ」というようになり、
また、
潰ゆ(ついゆ)という言葉が、
梅が熟すこと、黴によって崩れることをさすことから、

これらにより、「ばいう」の文字を「つゆ」と呼ぶようになった。

ーーー

「入梅」(にゅうばい)は、
節分や土用など季節を示す暦のことばである「雑節」のひとつ

今年で言えば、2007年6月11日が「入梅」。

だから、気象情報では、暦上の入梅と分けて、
梅雨入りという言葉を使っている。


ーーーー

梅雨のことを「にゅーばい」と呼ぶ地域が東日本を中心に存在する。

なるほど。

2007年06月04日

6/4 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば がんもどきとひりょうず

 
がんもどきのことを、
西日本でひりょうずと呼ぶ地域がある

(飛龍頭、飛龍子)


江戸時代の書物に、
京阪にてひりょうす、
江戸にてがんもどきと言っているという記載がある。

filhos(フィリョース)というポルトガル語がある。
油で揚げたお菓子のこと。
この言葉からきているらしい。

2007年05月14日

「とんでもございません」を用いて問題ない場合 20070514 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば とんでもありません、とんでもございません



とんでもある、という言葉がない以上、
とんでもありません、とんでもございませんは、誤用。

と、いう意見が、42通も集まったそうです。

とんでもないことです。
とんでもないことでございます。

と、いうのが正しいと。


ところが、

とんでもないの語源は、

途でもない、途方もない、
が、とんでもない、になったという話が。

途方、途は、手段、方法を表す。

なら、とんでもございません、
もあながち間違いでないということになる。

そしてついに、
文化庁「敬語の指針」で、
「褒められたことに対し、謙遜して否定する場合、問題ない」
と、示されたそうです。

なるほど、教えてくれてありがとう、ことばおじさん。





平成19年2月2日 文化審議会答申 敬語の指針

引用(p47)

【解説1】
  「とんでもございません ( とんでもありません )は,相手からの褒めや賞賛などを軽く打ち消すときの表現であり,現在では,こうした状況で使うことは問題がないと考えられる。

【解説2】
 謙遜して,相手の褒めや賞賛などを打ち消すときの「とんでもございません」( とんでもありません )という言い方自体はかなり広まっている。この表現は使わない方が良い,と言われる大きな理由は 「とんでもない」全体で一つの形容詞なのでその「ない」の部分だけを「ございません」に変えようとする発想に問題があるということである。したがって,その立場に立てば 「とんでもない」を丁寧にする,ためには 「とんでもないです 「とんでもないことでございます」あるいは「とんで,」ものうございます」にすれば良い,ということになる。
 ただし 「とんでもございません」は 「とんでもないことでございます」とは表そうとする意味が若干異なるという点に留意する必要がある。問いの例は,褒められたことに対し,謙遜して否定する場合の言い方である。したがって 「とんでもございません」を用いることができるが,この場面で 「とんでもないことでございます」,と言ったのでは 「あなたの褒めたことはとんでもないことだ」という意味にも受け取られるおそれがあるので,注意する必要がある。
 また,例えば,あの人のしていることはとんでもないことだ,と表現したい場合には 「あの方のなさっていることはとんでもございませんね 」などとは言えないが,「とんでもないことでございますね 」などは普通に用いることができる。





20220227追記

2007年2月に答申されたものを、3か月後に、NHKでとりあげているわけですが、

15年たって、答申の意見が世に広まっているかというと

そうでもないことも多い。

信頼できる方が、

「xxは誤用という考えは間違い」ということを

言って下さることもよくあるが、

誤用と思っている人が一定数いると知っている用法である以上、

その言い回しは使わないようにと心がけているものはいくつもある。

言葉の移り変わりのなかには、興味深いものがたくさんある。


2007年05月09日

5/9 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば おかあさんの語源

 
「おかあさん」という言葉の語源は?

北の方という言葉がありました。
それが御方様に変化しました。

平安時代、奥方が住むのは寝殿造りの北側。
身分の高い人の妻のことを
北の方から変じて御方様

おかたさまが変じて、
江戸時代に、

武士は、おかかさま、
町人は、おっかあ、おっかさん

江戸後期の商家の一部におかあさんという呼び名が生まれていた。

明治時代後期の尋常小学校の教科書に、
おかあさんという言葉がでていて、
日本中に広まった。


おふくろの語源

鎌倉時代からある言葉。

武士や貴族の主人の奥方を御袋様と呼んでいた。
財物の袋をとりしきる女性という意味。


なるほど
おしえてくれて、ありがとう、ことばおじさん。

2007年05月02日

5/2 【TV】 お元気ですか日本列島 ことばおじさんの気になることば 鯉のぼり

 
鯉のぼり

江戸時代に武家社会で端午の節句に、
家紋を入れた旗や幟、吹流しを飾ったのが始まり。

江戸の中ごろに町民に広がり、
武士と同じにするのを憚り、鯉幟が生まれた。

何故、鯉なのか。

( うなぎのぼりでもいいではないか。 )

中国の故事
黄河の中流の流れの激しいところ、
鯉が急流を遡り、(鯉の滝登りという言葉もあるが)
やがて天に行って竜になる。
鯉は急流を登り竜になる、出世する、立身出世の魚。
竜になるための関門を登る、ここを登竜門という。
登竜門を通るのは鯉なのである。

だから、鯉を選んだ。

鯉のぼりの数え方。
幟や旗は、一本、一流、一旒と数えるが、
鯉のぼりは、筒で立体的だから、一匹と数える

形が変われば数え方が変わる、他の例は、
魚が一匹なのに、干物になると一枚になる。