イチローの記事がありました。
なかなか読み応えありました。
まず、
イチローは、何よりも自分と闘い続けているんだな、
と思いました。
彼ほど、インタビューでの発言内容が
どんどん変わっている人もいないかもしれません。
生意気なイチロー、
寡黙なイチロー、
傲慢なイチロー、
WBCのときの変に陽気なイチロー、
最近の少し円くなったイチロー、
技術者としてはある究極に到達したのかもしれない彼も、
人間としては、未だに変化し続けていることを感じます。
それは、これからも続いていくのでしょう。
いつか、
選手としての黄昏のとき、
現役を引退したのち、
彼がどのようなことを語るのか、楽しみにしたいです。
それから、記録じゃなくて記憶だな、と思いました。
イチローのレーザービーム。
それが起こったのは、
メジャーデビューしてまだ10日目の、
イチローがどんな選手だか誰も知らないときだったのですね。
(2001年4月11日オークランドでのアスレチックス戦8回裏1死一塁)
あれを「レーザービーム」と表現した、
マリナーズ球団専属アナウンサーのリック・リッツ(Rick Rizzs)氏は、
そのフレーズをその後は一度も使っていないとのこと。
でも、マリナーズの直営グッズ販売店には、
彼の叫びを収録した子供用ソフトボールが売られていて、
「リッツの1歳7ヶ月の孫をはじめ何百、何千もの子供たちが
ボールを投げるたびに彼の叫びが街のどこかで響いている。」
Holy smoke! A laser beam strike from Ichiro!
| Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2007年 3/29号 [雑誌] | |
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20121230追記
2012年12月のプロフェッショナル仕事の流儀 イチロースペシャル2012
ここでは、現役選手としての黄昏に真摯に向き合うイチローの様子が描かれていました。
( 34歳のときの発言と今回の発言は微妙に異なってきていると思いました。
プロフェッショナル 仕事の流儀 file:073 メジャーリーガー イチロー (34) )
天才選手にも、かならず、そういうときは来るのですね。
自分で選び、かつ人からは神から選ばれたと言われるような、
天職でも、
いつか、それを辞めなければならない時が来る。
その引き際を意識し始めたとき、
どのように向かい合い、けじめをつけていくのか。
「人としての成熟期はもう少し先にあって、
その時に選手でいたい、
というのが目標というか夢ですよね。」
( 若くて自信満々なイチローなら「夢ですよね」とは言わなかったかも )
誰しも他人事ではありません。
職業のことだけでなく、
人生そのものがそういうことなのかもしれません。
人生では、「選手」であるうちに、成熟期が来るとは限らない
それでも、ヤンキースのユニフォームで打席に向かう彼を
スタンディングで迎えるマリナーズファンを見たとき、
目の前のひとつひとつに、
真摯に立ち向かうことの積み重ねの大事さを感じました。
だから、
単なるひとりのプロフェッショナルの仕事の話だけでない、
重みをこの回から感じました。
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