2008年12月06日

20081206 イビチャ・オシムのリハビリテーション


 
エコノミスト臨時増刊、
マイドクターvol.2 
脳梗塞
ならないために
倒れても復帰するために

という雑誌にオシム監督のインタビューがあり、
その中身にちょっと感動しました。

病気に倒れる前と同じに
ちょっとかっこつけて
発言しているのですけど、
事は命に関わることですので、
それがはまっていました。


わたしの命は病院で救われた。
日本で倒れたのはラッキーだったと思っている。
ドクターたちは、
特別なことはしていないと言ってくれたが、
本当に感謝している。
意識が回復したとき、看護婦さんたちが
「おはようございます」や
「おやすみなさい」を、
ボスニアの言葉で言ってくれた。
あらかじめ、
わたしが回復する準備をしていてくれた。
それは大きなことだった。



リハビリの話は、
順天堂浦安病院にいたときから聞いていた。
命を救ってもらった次は、
自分の機能を回復する番だ。
ドクターやスタッフはプロフェッショナルだ。
わたしの命のために戦っているのに、
がっかりさせるわけにはいかないだろう。



わたしは日本代表監督という仕事を
成し遂げていない。
まだ終わっていないという思いが、
つらいトレーニングを続けさせたと
思っている。
いつかは続きを再開したいと思いが、
モチベーションだった。



倒れる前よりも、家族を大切に思っている。
そばにいてくれることに感謝している。
サッカーは、人生の縮図だと言ってもいい。
人生のさまざまな要素が凝縮されている。
だが、サッカーは一部であって、すべてではない。
サッカーも素晴らしいが、
サッカーより大事なものがある。



普通の生活がしたいと思っている。
もっと良くなりたいと思っている。
日本代表がワールドカップの予選を
突破してほしいとも思っている。



リハビリはこれからも続ける。
だって、ベンチで倒れるわけにはいかないだろう。
それは、
エレガントではないからね。


プロフェッショナルは、
何がプロフェッショナルな所以なのか、
よく知っている。

そして、
仕事や目標に対する執念、
サッカーへの情熱、
日本代表への愛情、
病気により深まる家族への感謝の念。

たった2ページながら、
素晴らしいインタビューでした。





20220501追記



お悔やみ申し上げます。



posted by inatt at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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