2012年05月23日

20120520 【ドラマ】 平清盛 「前夜の決断」

 
すごい回でした。

見どころの連続でした。
この回だけで、まるで歌舞伎の名作場面集を観ているかのような。

義朝の心の葛藤を表すのに、
本人には何も語らせず、
正室と側室に真逆の台詞を吐かせ、

一方、
「こんなときゆえこそ欠かせぬのです。恋する心というものが、ね」
とは、その対比の単なるコメディリリーフではないことには、
戦いの中で「浪の下にも都の候ぞ」と人生を終えた人に、
それを言わせているのです。
だから、
息子に、(あえて言うと血の繋がっていない息子に、)
「ゆめゆめ、命を粗末にするでない。決して無駄に捨てるではないぞ」
というのもよくある平凡な言い回しに見えてそうでもない。

最後には、

「清盛、お前と儂の間には、絆など、はなっからないわ」

この台詞を話す人も聞く人も、
言葉の表で意味することとは異なることを
発し、かつ、受け取り、
そして、観ている人にそうと分からせる名演技。

( 作者は大震災を経ずとも、
  この台詞を思いついたのか、どうか。 )

この回だけで、いつまでも繰り返し観るに値するものになっていると思いました。

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大河ドラマ平清盛全体の感想

 http://inatt.seesaa.net/article/398822466.html
  
 
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